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Last Message  作者: びゅー
3日目
43/60

3日目-10 戦闘実習⑨ 一方その頃

結局、そういうわけで私達は誰一人の犠牲も出さずに2つの班をやっつけた。

正直、驚いている。

最下位にならなきゃいいなあ…と思っていたのが、今やもしかしたら優勝を狙えるかもしれないぐらいなのだ。

だって、シャープとか言う奴にしたって、カールとか言う人にしたって、サラちゃんにしたって…すでに勝ったのだ。

優勝候補の大部分が消えた。

このリアンって人とローザちゃん、見かけに寄らず、かなりやる気だ。

しかも、他の人らはそんな事分からない。

だから、みんな油断してくる。

…だから、みんな簡単にやられてしまうんだ。

私は気付いていた。

…油断って、怖いなあ。

例えばもし私が他の人と組んでいたとして、彼らと対決したら間違いなくやられていただろう。

ローザ「ぴぴよぴよぴよぴぴよぴよ」

リアン「ぴよぴよぴよよんぴよよんよん」

…だって、こんな会話してる人たちが…ねえ。

ケイト「残る人で、ライバルになるのは誰だろう」

リアン「…そうだな、中嶋さんとかかな」

ケイ「…誰?」

リアン「足のにおいがきついんだ。そりゃもう、とぶハエが落ちるぐらい」

ケイ「…」

ローザ「真面目に答えると、あのディオンって人とか」

チェック「ディオンさんいい人ですよ」

ケイ「席女の子に囲まれてるんだけどねえ。あんまり気にしてないみたい」

ケイト「あの班には他に委員長も、あと、カズってひともいるからなぁ…」

ケイ「そういや、私、カズって人誰かと喋ってるの見たことない」

チェック「いつも一人で考え事してますからねえ。話し掛けにくい雰囲気ですし。

っていっても、まだ始まったばっかりですから、そのうちみんなとうちとけていくんじゃないですかね」

ローザ「なんとかなるなるー♪」

ケイ「うーん、大丈夫かな…」

でも、始まった頃よりは不安じゃなくなってきてる。そう思った。

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