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Last Message  作者: びゅー
1日目
15/60

1日目-14 リーダー決定

レッズ「おまえら」

しばらくたって、レッズが話し出した。

レッズ「早速だがミーティングしようぜ」

レモラ「うん」

レッズ「まずはリーダーを決めないといけないらしい」

リアン「リーダーはふくろうにしようぜ」

リュックの中から顔だけ出してリアンが言った。

ローザ「ふくろう?」

リアン「そうだ、チームふくろうだ。かっこいいだろ」

レモラ「かっこよくねえよ」

レッズ「…俺たち五人の中から選ぶんだよ」

リアン「マジで?じゃあ、チームうなぎで」

レッズ「…人の話聞いてるのか」

リアン「聞いてるわけないじゃないか!」

レッズ「………」

そんな堂々と言われても困る。

レモラ「もうこいつほっといて勝手に話そうよ」

レッズ「リーダーになりたいやつ、いるか?」

リアン「リコーダーになりたい」

レモラ「うるせえ」

ローザ「リコーダーになんかなってどうするの?」

レモラ「そんな話広げなくていいから!」

リアン「誰かに吹かれまくるだけの一生も…やっぱやだな、取り消し」

レッズ「で、リーダーなわけだが」

ローザ「私、やだ」

ピッティ「僕もリーダーは興味ないです」

レモラ「私もあんまりリーダーはね…」

リアン「俺もあんまりリコーダーは嫌だな。

どちらかというとフルートだ」

レッズ「…」

リアン「ということで見事リーダー決定だな。ぱんぱかぱーん。おめでとう!!」

ローザ「でめおとー!!」

リアン「…すげえな…。

1分も経ってないぞ!きっと世界新記録だ!」

ローザ「ギネスにのるんじゃない?」

リアン「よし、申請してこい」

ローザ「めんどい」

リアン「うむ。まったくもって正論だ」

レッズ「…おまえら…早過ぎ…他人まかせなやつらだな…」

リアン「いやいや、

お前の体からすばらしきリーダーシップのオーラがあふれているからな」

ローザ「私にも見えます。ああなんとすばらしいリーダーシップ」

レモラ「すばらしいほどに棒読みね」

レッズ「…まあ、仕方ない…確かにお前らがリーダーになるのはいやだ…」

こうしてリーダーは、一瞬で決まった。

レッズ「じゃあ…ちゃんと俺の言うことを聞けよ」

リアン「常軌を逸したことを言わない限りは聞くと誓おう」

レッズ「俺はそんなことは言わん」

リアン「どうだか」

ローザ「そうだか」

レッズ「何をそんなに突っかかってくるんだ。

どちらかというといつもそういうことを言ってるのはお前らだろうが」

ピンポンパンポーン。

放送のようだ。

{班のリーダーを直ちに決めてください}

{リーダーになった人は直ちに集まってください}

レッズ「…行ってくるぞ」

リアン「土産をよろしく。

…そうだな、こけしがいい。任せた」

バタン。

無視して出て行った。

…。

リアン「…そうだな、帰ってきたら誰もいないと言うオチはどうだ?」

ピッティ「…だめですよ」

リアン「…まったく謙虚な奴だ。そんなことではケン・キョーと呼ばれるぞ」

レモラ「わけわからん」

呆れるぜ。

リアン「…でも、どうしてお前のような謙虚な奴が軍隊に?」

ローザがこっち見た気がした。

ピッティ「…昔からの憧れだったんです」

ローザ「あこがれ」

ピッティ「国を守るために戦うかっこいい人たちが…」

リアン「理想と現実のギャップに驚いたか。ふっはっは。ふーっはっはっは!!」

レモラ「…それあんたが言うセリフじゃない…しかも偉そうに…」

リアン「…そういうそっちはなんで?」

レモラ「…なんであんたに言わないといけないの」

リアン「じゃあこっちから話してやろう」

レモラ「いらん!」

リアン「俺は…そうだな…あえて言うならば…

…うーんと…

そうだな……」

レモラ「わざわざ搾り出してまで言うなぁ!」

リアン「……ないな」

レモラ「ないんか!搾り出した挙句にないんかい!」

リアン「理屈だけで全てを説明できると思ったら大きな間違いだ!!」

レモラ「……せめて自分の行動の意味ぐらい説明できるようにしたら」

リアン「大きなお世話だ!英語で言うとビッグケアだ!」

レモラ「英語で言わんでいい。しかもそれたぶん間違ってるし」

リアン「たぶんってなんだ!!100%間違ってるわ!!」

…はぁ。

彼女の口からため息がもれた。

リアン「さあ、次はお前だ」

ローザを指差す。

ローザ「はあ」

リアン「何で軍隊にはいったんですかあ?」

ローザ「いうなれば……それは……

神のお導きでしょう」

…はぁ。

またレモラがため息。

レモラ「なんで神があんたに殺し合いをさせるのよ」

ローザ「神にも何かお考えがあるのでしょう。それは私の知るところではありません」

はぁ…。

リアン「さっきからため息ばっかりついてるな」

返事は返ってこない。

リアン「なあ、お前シスターなの?」

ローザ「妹じゃないよ」

リアン「…聞き方が悪かった。聖女なの?」

ローザ「んなわけないじゃん」

まあ、当然か。

こんな聖女がいたら嫌だ。

リアン「なんでおまえごときに神がお告げなんかするの?」

ローザ「うるさい!おまえごときとか言うなっ!

神は誰にでも平等なんだいっ!」

リアン「誰にでも平等って、けっきょく誰も救わないって事じゃね?」

ローザ「ちがわいっ!わたしは救われるんだいっ!」

リアン「…まあいい。さあて次はお前だ」

とりあえず流す。

レモラ「…はい?」

リアン「他は全員終わったじゃないか。流れ的に言うとそうだろ」

レモラ「誰も聞かせろなんていってないわよ!」

リアン「卑怯な奴だ。自分だけ聞いておいて」

ローザ「まったくだよ」

レモラ「どっちがよ!かってに聞かせておいて」

ローザ「人間の屑だね。カスだね。最低だね」

レモラ「なんでそこまで言われないといけないの!?」

リアン「卑怯者。やーい卑怯者。やーい卑怯者。やーい卑怯者。やーい卑怯者」

ローザ「やいやいやい、やいやいやい、やいやいやいやいやいやいやい」

レモラ「…」

リアン「卑怯者卑怯者卑怯者卑怯者卑怯者」

ローザ「ひきょうもの ひきょうもの ひきょひきょひきょひきょひきょうもの」

レモラ「小学生か!あーうっとうしい!」

リアン「契約違反。契約違反。契約違反」

レモラ「契約なんてしてません」

リアン「こんな卑怯な奴だったとは…みんなに言いふらそう」

レモラ「あんたの話なんか誰が信じるか」

リアン「自分だけ聞いておいてこの態度!なにさ!あたいもう知らない!」

レモラ「私ももう知らない」

リアン「自分勝手で、一方的な取引に騙されました。詐欺だ!訴えてやる!出るとこ出てみっちり話し合うぞ!」

レモラ「むしろ騙されてるのは私なんだけど」

リアン「どーせそんなたいそうな事でもないくせに」

レモラ「は?」

リアン「ローザ、ピッティ、あんな冷たい奴はほっといて、こっちで遊ぼうぜ」

レモラ「おいっ」

ローザ「ほんと…ひどい人」

レモラ「あ、あのね…」

リアン「レッズにも言ってやろう。レモラはノリの悪い奴だと」

レモラ「……」

ほんと、小学生かこいつらは。

レモラ「……笑わない?」

リアン「ああ、くすぐられても笑わないと約束する」

こしょこしょ。

リアン「ぎゃはははははは!!」

ローザが俺の脇をくすぐった。

…って、おいっ!

レモラ「おもいっきりわらっとるやんけ!!!」

リアン「そりゃ笑うわ!おまえもおまえだ!人の脇を触るな!」

ローザ「それより、聞かせて」

リアン「…話をそらすな…」

レモラ「絶対、い、や!!」

ローザ「お、ね、が、い」

表情を変えずに声のテンポを変える。

俺にはとてもできない神業だ。

じーっ。

レモラ「う…」

じーっ。

レモラ「な、何よ…」

俺も、じーっ。

レモラ「な、何であんたまで…」

リアン「ほら、お前もだ」

ピッティ「へ?僕もですか?」

じーっ。

レモラ「何で素直にしたがぅっ!」

じーっ。

状況は3VS1。確実に勝負はこちらに傾きつつあった。

じーっ。

レモラ「…う…」

レモラ「…もうわかったわ。言えばいいんでしょ?いいますよ」

逆ギレか。

そうは思ったが突っ込まずにおいた。

レモラ「…えっと…誰かを助けたかった…かな…」

ローザ「…誰かを助けたかった…」

…確かにいいたくないのは分かる。

リアン「うわぁ……

俺なら恥ずかしくてとてもいえないわ……」

レモラ「む、か、つ、く――!!」

リアン「で、それが何故軍隊」

ローザ「他にも医者とかあるけど…」

レモラ「私には医者なんて大層なこと耐えられそうもなかったし…」

レモラ「それでいろいろ考えたらここに行き着いたの」

リアン「…他にもっと人を救う仕事とかはあるだろ」

レモラ「…うるさいな…

理由もなく軍隊来たヤツに言われたくない」

ガタン。

そこにレッズが入ってきた。

レッズ「ただいま」

リアン「ただいま」

レモラ「そこは、お帰り」

リアン「お帰れ」

レモラ「帰すな」

レッズ「今回はミーティングだけだった」

ローザ「おつかれさまー」

時間は7時になろうとしていた。

レッズ「そろそろ飯の時間だな。行くか」


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