始まりの始まり
この小説は普段絵を描いている私が初の創作小説にチャレンジしたものです...!!!未熟&自己満なのでどうか温かい目で見てください。
この世の終わりだ
周りの建物は炎で燃え盛り崩れ落ちていった。人々は逃げるのに必死でこっちに見向きもしない。母も父も兄者達も燃え盛る炎に飲まれていった。
人間の数倍もある黒々としたドラゴンがこの国を壊している。ドラゴンは私に気づいた。と同時に家臣が近づいてくる。大きい塊が迫って来た。
『嗚呼、死ぬんだ』
心の中でそう思い目をゆっくりと閉じた...。
数年後
「起きろ、朝だ」
目元が髪で隠れている少年が寝室に向かって言った。(髪は黒と青でグラデーションがかかっていて手足の先は黒ずんている。しかも足枷付きだ。)重たい瞼を擦りながら少年を呼び、彼の頬を撫でた。
「おはよぉ霄漢」
そう言うと彼は ふん、っと鼻を鳴らしどこかへ行ってしまった。
あの少年は霄漢。数年前国中を焼き尽くしたあのドラゴンだ。なぜこの場にいるかと言うと私が捕まえた(ドヤ)しかし解放(野放し)しているので、仕えているという感じなんだろうか…?とにかく私のお気に入りだ。
そうこうしているうちに着替え終わった。
ドダドタと数人が走っている足音が聞こえる。
「早くして下さい!霄漢が起こした意味がないでしょう!!!」
ドアをバンッと開ける音と同時に怒りの声を浴びた。
「もう...分かってるってぇ…」
しぶしぶ立ち上がり朝食が用意されてる部屋へと向かった。そこには霄漢も待っていた。遅い、と一言だけ言って椅子を引いてくれた。見かけに寄らず優しいのだ。
王であるからには王の仕事をしなければならない。黙々とこなしている...と思いきや、霄漢にすがっていた。
「も〜疲れたよ〜しょーかんんー」
「知るか。早くやれ」
いつもみたいに素っ気なく返された。そこに朝怒鳴ってきた補佐の晧月がまた来て言った。
「何サボっているんですか…しっかりしてください、お兄様達の代わりなんですから。」
「......分かってるって…そんなこと言わなくても...」
一瞬暗い顔をした高衢だがすぐに笑顔に戻った。よーし、やるぞ〜とやる気がみなぎってきたかのように今度はしっかり黙々とやり始めた。
ここまでお読み頂きありがとうございます!
どうでしたでしょうか?お楽しみいただけたでしょうか…。そうであれば幸いです。
また続きを出すつもりでおりますので読んでくれれば嬉しいです^^