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私って悪役令嬢じゃなかったの!?   作者: 花咲千之汰(はなさきちゆた)
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ギノとラルクが私とフェリナの護衛になって二週間が過ぎた。


そして、今日は家を継ぐための勉強やらなんやらで忙しい為に最近あまり会えていなかったレイン、テペルギュウス兄妹、カイン王子がうちの屋敷に来る日。


私は自身の左隣で嬉しそうに「楽しみだね!」と言ってくるフェリナに「そうね」と返事をしながら、フェリナの隣からこちらに顔を覗かせて「フォリナちゃんとフェリナちゃんの友達が来てる間俺達はどうしたらいい?」と尋ねてきたラルクに私は「そうね……」と少し悩んだ後にこう言った。


「二人の紹介もしたいから一緒にお茶はどう?」


途端に眉を顰めながら「は?」と言うギノと、少し困惑した様子で「フォリナちゃんとフェリナちゃんだけならええかも知れんけど、王子やらお貴族様の坊ちゃんとお嬢ちゃんがおるんやろ?流石にそれは……」と言うラルク。


けれど、私が思うにレインもアイザックもノアナもカインも恐らく二人が同席した所で普通に仲良くしてくれると思うんだけどなぁ。


私は自身の隣で「どうする?」と聞いてきたフェリナに「フェリナは彼らがラルク達のことを気にすると思う?」と尋ねてみる。


すると、フェリナは迷うこと無く首を左右に振りながら笑顔でこう言った。


「多分気にしないと思うな~。どっちかっていうと仲良くしようとしそう」


「やっぱりそうよね。っていう訳だし貴方達には彼らとも仲良くなって欲しいしみんなでお茶をしましょ」


そこまで言い終え、ちららとギノとラルクを見ればギノはもはや『勝手にしろ』と言わんばかりの無関心、ラルクはラルクで心配そうに「俺ら死刑にならん?」なんて事を聞いてくるではないか。


私とフェリナはラルクの言葉に顔を見合わせて笑うと「そんな事しないしさせないわよ」というと、ほっと胸を撫で下ろした彼が可笑しくて可笑しくて更にクスクスと笑う。


そして、そんな会話をしながら幼馴染達を待ち始めてから数十分。


最初にこの屋敷にやって来たのはレインの家の馬車で、屋敷の前に馬車が止まるなり馬車の中から「二人共久しぶり!」と言いながらレインが出て来た。


私とフェリナは馬車から降りるなりハグをしてくるレイン受け止めつつ、ふと私達二人の背後にいるラルクとギノを見て首を傾げた彼に二人の紹介をする事にした。


「レイン、紹介するわね。ちょっと前から私とフェリナの護衛になったギノとラルクよ」


二人はそれぞれレインへ頭を下げ、レインはそんな二人に笑顔で自己紹介を始める。


「初めまして、フォリナとフェリナの幼馴染のレイン・キャメロットです。これから宜しくね!」


そっと二人に手を差し出しながらニコニコと笑うレイン。


私とフェリナはちらりとこちらに目を向けてきた二人に頷くと、そのままレインと二人が握手するのを微笑ましく眺める。


そして、レインが二人に楽しげに話し掛けているところ悪いと思いながらも私はレインに「今日その二人も一緒にお茶をしてもいいかしら?」と尋ねてみた。


すると、レインは元気よく首を縦に振りながら「いいよ!みんなで楽しもう!!」とラルクとギノの手をそれぞれ取って笑う。


「じゃあ、決まりね」


私とフェリナノは顔を見合わせて頷き合うと、三人には先に屋敷入って貰うことにしてテペルギュウス兄妹とカイン王子がやって来るのを待つ事にした。



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