第1章 〜ミーシャ〜
さて、ミーシャとやらを探しますか!
「サーチ・ミーシャ・タイラント」
ピン!
お、引っかかった…えーとここから100mくらいか?案外近くにいたな
「レイ姉ちゃん、ミーシャさんが近くに居るみたいだけど行く?」
「もちろん!会いに行きましょう」
そうして早足で向かう
ここは…宿屋か?
受付のとこにいる女性に聞いてみる
「すみません、ミーシャ・タイラントって方はいらっしゃいますか?」
「なんじゃ!お主、妾に用があるのか?」
うわっ、びっくりした
そこに居たのは俺と同じぐらいの歳の子供に見える女の子だった
赤い髪によく見るとツノの様なものが生えている
八重歯の可愛い女の子だ…
って、我に用がある?この子がミーシャ・タイラント!?
「もしかして貴方がミーシャさん?」
とレイ姉ちゃんが俺の考えている事を聴いてくれた
「いかにも!妾がミーシャ・タイラントじゃ!お主ら見ない顔じゃの…どれ…」
そう言ったミーシャの目が鋭くなると同時に目に魔力が宿る
「ほほう、勇者に…なんじゃいお主は…ほほう…ふむふむ…興味深いのぉ。よし!妾をお主の眷属にするのじゃ!」
「ちょ、ええ!?なになに、ステータス見たの!?てか眷属にされるんじゃなくてミーシャさんがなるの?」
「そうじゃ、妾は自分より弱い者のステータスが見れるスキルを持っておるのじゃ
そしてお主について行けば面白そうじゃ、なので眷属にするのじゃ!」
鑑定みたいなスキルって事か?
じゃー俺も目に魔力集中させれば出来るかな?
「ちょっと待ってくださいね、鑑定!」
ミーシャ・タイラント
LV 70
職業 なし
HP 15000 MP 5000
攻撃力 2000 守備力 2500 魔力 3000
敏捷 5000 運 50
ユニークスキル
ステータスオープン
限定鑑定(自分よりLVの低い者が対象)
限定人化(完全ではない)
スキル
強撃(打撃 LV20)
剣撃(剣術 LV5)
弱点特効
状態異常耐性 火 LV20
弱点露出
ふむ、スキルは少ないな…
だがステータスがすごく高い、LV差によるものなのか?
ステータスオープンと鑑定が別々にあるって事は
ステータスオープンはもしかしたら自分のものが見えるのかもしれないな、後で試してみよう
ドラゴンとゆう事だけあって火の耐性が抜群だな
弱点露出といえば…龍の逆鱗ってところか?
「LV70とは凄いですね…でも職業無しですか…」
「そうじゃ、職業には付けないからの、ドラゴンじゃし…」
それもそうか…しかしこのステータスで魔王よりも強くなるのなら俺ならLVあげればいけるんじゃないか?
「でじゃ、妾をお主の眷属にして貰えるかの?それとも下僕か?」
「え、どうやって眷属にするの?別にいいんだけども…」
「こうするのじゃ!」
と言われた瞬間、彼女の持っていた剣が俺の胸に突き刺さった
「ゴフッ、ガ…ア…」
「ノートっ!」
「もう少し我慢しておれ」
「ノート…ノートぉぉぉぉ!!」