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プロローグ
「・・・えっと。これはどういう状況なんですかね」
「わからん・・・まぁ少なくとも【日本】ではないな」
ある日僕と友人は、見たこともない世界にぶち込まれていた。
「これはあれだよね?最近流行りの異世界ってヤツですよね?」
「やろなぁ・・・アニメとかで見るだけならいいんだけど実際送られても困るんだが。」
友人から困惑の色が目に見えてとれる。
「誰だか知らないけど迷惑だよなぁ、何も俺たちじゃなくてもいいだろうに・・・」
「まったく残念なのじゃが、私も間違ってる気がしてきたなぁ・・・」
「うおっ!?」
「いきなりなんだ!?誰だお前は」
「やぁどうも。君たちをここに連れ込んだ張本人・・・といえば話は早いかな?」
「「戻せ(迫真)」」
始まりがこんな風だったから、不安だったなぁ・・・。
こんな風でも、今はちゃんと生きていけてるよ。
詳しくはこれから言っていこうかな?
これから始まる物語は、”テンプレ”に囲まれた世界の話。
一体・・・何で現実世界と似たような世界に送り込むんだ・・・。