エルフの少女
お暇なら読んでやってくださいませ。
本編の五百年前の話です。
『悪食』。
これが私に長く付きまとった仇名である。
私は長耳長命族としては非常に珍しく、肉や乳を摂る事に抵抗がないためにそう呼ばれるようになった。その後調べると、長耳長命族の血筋の中には微かに他種族の血が混じっているため、その他種族の味覚が忘れた頃に表れる、と言う事だと言う事を知る。
長耳長命族、いちいち長く言う必要もないのでエルフ、と言い換えよう。私は『エルフのシュウ』―――、五百年ほど前に世界を救った七人のうちの一人に数えられる。
エルフは本来、名乗り出せば一日では終わらない名前を持っていて他種族に名前を明かすような事はまずない。名前にまつわる文化の違いと言うのは他種族との関わりを非常に難しくする、と言うのはこの大陸では非常に知られる話として有名だろう。その最たる例が私達エルフだ。
私の名乗っている名はエルフとしては通じない物である。特別に私の兄がくれた名で、これは兄の名とのつながりを示す言葉から来ている。私は『悪食』と呼び続けられ郷に居心地の悪さを感じていた。そんな私に、兄はこの世界全てで生きていける言葉を、私を示す名前を与えてくれた。だから私はシュウ、そう名乗り続けている。『悪食』とは比べ物にならない素敵な音であると自負している。
エルフは弓や銛を使うのに、肉や魚を食べないと言う話をするとエルフ以外の人達は驚くことが多い。
エルフは狩りや漁をすることはある。植物の栽培も多少の心得はある。しかしそれは生き物から素材を得るためにする物だ。鏃となる牙や爪、身を包む衣服のための革、後は脂を獲るためである。エルフは悪食と呼ばれる私を除き、本来肉や魚、乳や酒を臭いと感じるらしい(中には私と同じような味覚を持つ者もいるが、おそらく隠しているだろう)。私は物心着いた頃よりそう言うエルフが苦手としていた物を美味しいと感じていたので食べていたのだけれど、それが私が悪食と呼ばれる理由であり、私が生まれ育った郷に居心地の悪さを感じる理由だったと思う。
エルフはエルフの文化を持っているけれど、私はどうにもその文化と馴染めない性質だったらしい。五十になる頃、私は郷を出る事にした。
五十、と言っても伝わらない人もいるだろう。エルフは千年以上の寿命を持つ種族で、その中でも長命な者なら三千年近く生きる事もあるらしい。五十と言ってもまだ子供も子供、声も変わっていなければ胸も大きくなっていない頃だった。兄に言わせれば初めて出会った頃の私は十歳くらいの子供だと思っていた、というのでこれを伝えれば多少はわかりやすくなるかもしれない。
父母ですら私が魚を食べている所を苦い物を噛んだような顔で見ていたのだから、私の理解者が郷にいないと言う説明には充分だと思う。
何かを求め、里を出る者の中でも最も早い齢だっただろう。私はそれくらい、里が居心地悪かった。最古の神樹、『ウリマリの樹』を中心に持つ太古の森『ウリマリ神の森』を出るのは確かに怖いと感じていたけれど、出てみれば一日と経たず私は森の外の空気に慣れ親しんでいた物だ。
上を見上げれば緑の枝葉があり、空を一面に臨む事のなかった私にとって、青い空と遮る物のない太陽の姿はそれだけで心を軽くしてくれた。上からのしかかっていたような重みが、その光景を一度見ただけで嘘のように軽やかになっていた。
こんな爽快な気持ちになれるのなら、もっと早く出れば良かったとすら思う程だった。
私が森を出る事に唯一人賛成してくれて、弓の技と外で生きる知識、精霊との契約の仲介をしてくれた叔母だけに感謝の念を贈り、私はユニゲン大陸を目指した。旅装を調え、供も連れずに行く一人の道、後ろ髪引かれる事はただ一度もなく私は旅を始める事が出来た。
獣の特徴を持つ人、乗人。人の特徴を持つ獣、獣人。そのどちらでもない純粋な人間族が最もいると言うユニゲン大陸。
特に私達エルフと最も似通っていると言われる彼等と関わり、交われば、私は目に見えない「道」を見つける事が出来るのかも知れない、そう期待していた。
旅の過酷さ、孤独と言う感情。
そう言った物と私は相性が良かった。叔母に言われた孤独の辛さ、一人の寂しさ、それを感じる事は全くなかった。
旅を続けながら思う。
元より里では唯一人で生きていたような物で、理解者であった叔母ですら、食生活と言う点で私とは違っていた。だからだろう、だから一人で眠る寂しさも、旅の最中頼る相手のいない不安も、感じる事も無く大陸を跨いだ。
旅の最中偶然出会う冒険者や、村や町の雑多な種族の人々。初めて知る異文化との触れあいや、それぞれが生きるために活動している姿を眺めるのは衝撃的だった。私はこの頃、視野の広がる思いを何度も体験していたと思う。
旅と言う中でしか味わえない一期一会と言う物は、本当に素晴らしい物だと感動していた。生まれてから最も幸せだと感じるこの時が、さらなる幸せな日々に変わるのは大陸を跨いでから五年ほど経ってからだった。
その頃私は増長していた。
いや、難しい言い方をしてその頃の自分を他人の扱いをする言葉になるから正しく言おう。
その頃の私は調子に乗っていた。
弓を取ればどんな大きな轟獣や魔獣にも引けを取らず、どんなに知識を蓄えて力を振る魔術師にも後れを取らない力を持っていた私は、この頃他人を見下すような考え方をよくしていた。
今思えば恥ずかしさに頭を抱えたくなるが、どうしようもない。
人は一度くらいそんな時があると兄が言っていたので誰しもこんな気持ちを味わっているのだろう。兄もそんな時があったのかと思えば、少しは気が重くなるのをおさえる事が出来る。
私は魔獣の群が多く出ると言う辺りに向かい、力を誇示したくて仕方がなかった。人に感謝されるのを経験してから、自分が優秀である事を周囲に知らしめたかった。
郷でも一人で生きていたせいか、私の生まれ持った物か。私はこの頃ずいぶん歪んでいたのである。
そんな私が正しく、『人』らしくなれたのは、魔獣の群が潜む場所だった。
四方を山で囲まれた盆地は、人が住むような場所ではなかった。食糧も水も豊富で、隠者の一人くらいだったら好んで過ごす事にしそうな環境は整っていたけれど、既に先客として多くの魔獣が棲んでいたのである。
その数、およそ二百。
十や二十ならば、私でもどうにか出来ただろう。
精霊に頼り、情報を大して集めもせずにやって来た私はそこではじめてその場所が人にとって危険な場所だとして話が広まる、と言う簡単な事に気付いたのである。
冷静でいられず、すぐに逃げようとする。
しかし冷静さを失えばたった一人の私が生きていくにはこの世界は余りにも冷たかった。魔獣に囲まれるまで私はそれに気付く事すらできなかった。
矢をつがえ、魔獣を殺しながら逃げ続ける。
矢が無くなれば精霊に願い、精霊が応えてくれなくなれば無様に逃げ続けた。山を駆け下り、小川を飛び越え、私は怖くて身が切れそうなほど怯えていた。
唯一人私に親切にしてくれた叔母の言葉が何度も繰り返し頭に響くけれど、もう手遅れ。
叔母は私を薄気味悪いと感じていたのも知っていたし、郷から出て行ってほしくて色々な知識や技を教えてくれたのも知っていた。でもそれでもかまわないと思っていた。郷の皆は、親ですら私を遠巻きに見る。
悪食、気持ちが悪い、忌子だ、何度聞こえるように囁かれていたか。
だから嘘でも、本当の気持ちを隠していたのだとしても、
叔母は私に親切にしてくれていたのは変わらない。
叔母だって私に死んでほしくて郷から出るために協力してくれたわけではない。ただ近くにいてほしくなかったから、郷随一と言われる弓の技術や、一度は神樹の守り人として世界を旅した経験を仕込んでくれたのだ。
薄気味悪がっていようと、その技術や知識は、そして仲介してくれた精霊との繋がりに一切の嘘はなかった。
私は、
涙で、
前が見えなくなりながらも走る。
魔獣は何か原因があるのか組織立っていて、今まで経験したこともない様な方法で私を追い詰めていく。
行動を完全に読まれていて、私は逃げたい方向へと逃げる事が出来ない。武器もなく、精霊も力を使い果たしてしまい、私に残ったのは身体だけ。
帰りたい。
誰も私に興味を持たない場所でも、
誰も私を好きでいてくれない場所でも、
死ぬのはいやだ。
死にたくない。
何日もかけて山を逃げ回る間、身をひそめて息を殺す間。
暗い影の奥に見えるのは私を引きこみたい意識。
魔獣に襲われ、ただ殺されただけの命の影たちが私が仲間入りするのを待っていた。
くらい暗い昏い瞳は黄色に染まっていて、囁かれる言葉はぼそぼそとしているのにはっきりと耳に届く。
身体を抱えるように守りながら、私はそれを聞き続ける事しかできなかった。耳を塞いでも声は届くし、瞼を長く閉じるのが怖かった。動く事ができずに入る恐怖、それは心を簡単に壊してしまう。
身体を抱えていたのは瞼のすぐ向こうに、影がいる気がしたからだ。何の役に立たないと言っても、残ったのは身体だけ、言う事を聞いてくれるのは自分の身体しかないのだからそうせざるを得なかった。
いつもなら私を守ってくれるはずの精霊も今は力を使い果たしてしまって傍に感じる事も出来ない。
本当の意味で孤独になった私は、その時初めて寂しいと言う言葉を痛感した。
違う、麻痺していた感情がこんな時に丸裸になってしまったのだ。
オイデ
オイデ
オイデ
楽隊の音に乗せた言葉みたいに、
オイデ、
オイデ、
オイデ、、
繰り返される歌のような呪文。
コッチダ
オイデ、
コッチダヨ。
今魔獣に囲まれ、たった一人でいるよりも、そっちに行った方がずっと良い。
そう思った。
くらい暗い昏い瞳とひび割れて乾燥した声が何度も繰り返す。涙も枯れ、声を上げる事も出来ないまま、いつの間にか差し出された真っ白な手に、濁った白の肌の手に、私は手を伸ばしかけた、伸ばしかけてしまった。
イイゾ。
イイゾ。
イイゾ。
その手には、指が半分もなかった。
剥き出しの骨、土色に変色した肉、血が乾いた独特の臭い。
感情が死に掛けた私には、麻痺していた感情が丸裸になってしまった私には、その感情の裏の物が見えたとしてもかまわなかった。親切だと思ったからだ。
「子供泣かす奴はどこのどいつだ?」
その声に生者の活力が籠っていなければ、私は今も生きていないだろう。
「ぶっ■れ」
雷の雨。
まるで雨の滴の数と同じだけと思えるほどの雷の雨が、世界を音と光に包んだ。
「なんか肩が重いな、気のせいかな?」
「この辺りには無残な死に方をした死霊が徘徊しているノ。もしかしたら『■■■』の肩に乗っかっているのかも知れない」
「なんだ? 寂しがり?」
「そう言える貴方ってスゴイ」
「見えないけれど、寂しいってんなら勝手についてくるのは別に良いぞ?
でも自分と一緒にいると、結構面倒だぞ?」
真っ青。
雷の雨が消えた先に、夜が裂けるような蒼があった。
同じ位に輝く、白い刀身の剣。
一目でわかる。それが普通の物ではないと言う事を。
彼の言葉を聞くなり、消えていく死霊たち、ただ一人でいるのが寂しくてだれかに一緒にいてほしかった口惜しさと悲しさの塊たちはたったその言葉一つだけで満足していく。
剣と鎧が凄い力を持っているのに、その人はその力を使わず、ただの言葉だけで死霊たちを救ってあげていく。
「坊ちゃん、魔人がこの山の奥に潜んでいるようですな」
「あらあらあら~、幼女を追いかけ回して楽しんでたのかしら~? 腐れ外道ね~マジンって」
「お嬢ちゃん平気か?」
木の洞から軽々と私は抱え上げられた。
「坊ちゃん、長耳長命族の齢は見た目とは違いますぞ。おそらく坊ちゃんの二倍や三倍は生きているはずです」
「じゃあ、失礼なことしちゃったな」
暖かい。
言葉が、声が、体温が。
私はこの時初めて知った。
裏表のない感情がこんなにも真っ直ぐ届くと言う事に。
旅の中、一人でいたのは私がしていた事。
触れ合う暖かさすら、私は旅の中で学ぶことが無かったと言う事を。
「立てるか?」
「坊ちゃん、儂はこの先に行くには少々嵩張ってしまいます。このエルフの少女は儂が見ておりますので」
「ありがとう」
「隠者が独覚(どっかく)した挙句、マジンになったってきいたけれど、ただの変態になったのかしら?」
「女の敵、なノ」
「いやいや、女以前に人の敵だろ? ちょっくら行ってくっから待っててくれ」
「はい」
最後に鎧の籠手に包まれているのに暖かく感じる指が。
乾いた涙の跡を拭ってくれた。
「大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
「よし」
暖かい手が、私の髪を梳いてくれた、
夜を裂く様な蒼も、目映い白でもない、その人の笑顔。
そのたった一つの笑顔が、私を救ってくれた。
これが私の始まり。
ずいぶん長い時間まぶたを閉じていた私が初めて見開いた世界。
初めてまぶたを開いた私の前にいたのは、私の唯一人の兄。
この後、私に名前をくれた大事な兄。
いつも穏やかな巨甲長命族のおじいさん。
先祖返りと嘯く大魔道士。
魔族のディーケン。
後に英雄と呼ばれた人達との初めての出会い。
私の名はシュウ。
英雄の妹、神弓のシュウ。
悪食と呼ぶモノはもういない。
「こう、そしてこう」
「うん? こう、で?……こう」
「そうです」
あれからずいぶん経ちました。
勝手についてきている私に、みんなはとても良くしてくれます。
魔法のコツを教えてくれる大魔道士、知識に方向性を与え『知恵』としてくれる巨甲長命族、魔族のお姉さんは教えるのが苦手みたいであまり教わる事はありませんが、それでも彼女の様な料理を作りたいと思います。
私に名前をくれた兄は、剣を持てば誰にも負けないのにわざわざみんなから色々な事を学んでいます。
今日は私が弓を教える日なのですが、・・・兄は狩りが出来るのに弓が上手くありません。逆の人間ならいると思うのですが、兄は遠くの敵には瞬く間に駆け寄って戦う、と言う戦い方を得意としていせいか、投げる、射ると言う事がどうやっても上手くなりません。
「で………」
ぽす。
兄が番えた弓は力なく地面に矢を落としました。
「う~~ん。どうして上手くいかないのか・・・」
「弦を離す時に強張ってしまっているのです」
「無駄な力が入ってしまうのか………。そう言えば疲れた気がする」
半日も弓を構え続けた割には兄の反応は軽い物です。兄は体力があるので、滅多な事では疲れを周りに悟らせません。
「やっぱり不器用なんだな自分」
「でも弓を使う必要なんてないじゃないですか」
「頼りっぱなしってわけにもいかないだろう?」
兄はそう言いますが、鎧を着て剣を構えた兄の強さはここにいる旅の仲間たちが知っています。貴族のごたごたに巻き込まれてしまった時、城門を剣で叩き割るなんて事をするのですから、ムリに別の事をしなくても良いと思うのです。
それに、兄がこれ以上何かできる事が増えてしまったら私は悲しいと思います。
兄に何かをするのは、私の楽しみだから。
「坊ちゃん、そろそろ休憩にされてはどうでしょうか?」
巨甲長命族のトグオは姿を変え、人にそっくりな姿を採っています。赤みを帯びた銀髪としわの刻まれた穏やかな顔、大きくて鋭い身体を家令さんのような服装に包んでいます。
「お茶の準備をいたしますので」
「いやいやトグオはいつも働き通しなんだからこんな時くらい休んでくれって」
「ベツもそろそろ合流する頃でしょう。後二日ほどここでゆっくりできるのですから、坊ちゃんが休養されるのが一番です」
弓を番えるための革の手袋を外しながら、兄は馬車の方へと向かいます。
もちろんそのすぐ後ろに私が付いていくのはいつも通りの事です。
「汗を」
「ありがとう」
魔族の人はあまり口を開くのが好きではない様で、素っ気ない様子でタオルを兄に渡します。
「英雄ちゃん、そろそろ退屈で私暴れたいのだけれど~」
「姐御、その気持ちはもう少し溜め込んでくださいって、後二日でベツも来るんですから、三日後には大暴れできますよ?」
「ならお酒を頂戴。強くなくても良いからいっぱい頂戴」
「え?」
兄と一緒に馬車の中を覗き込むと、甕で買ったばかりのお酒が干乾びていました。
いえ、この大魔道士の人が私と兄が二人で入っても余裕のできそうな甕のお酒を二日ほどで飲み乾してしまったのです。
「姐御、一週間分って言ったじゃないですか?」
「でもお酒が無くなってしまうのって自然の摂理だと思うの~」
「仕方ない、町に入って来るか」
「坊ちゃん、それ位私がします」
「トグオは休養、姐御は暇つぶしに暴れたりしないでくださいね」
「私は?」
「ディーケンは…二人の監視」
「私は行っても良いですか?」
「シュウは、…酒買いに行くだけだぞ?」
「はい!」
「呑みたいのか?」
兄、と言ってもこの人は私の半分の時間も生きていないらしい。
でも、そんなこと関係なく、私はこの人を兄の様に思った。
名前で呼ぶのが郷の外では普通らしいけれど、私の名前は長くて呼びづらい。兄にせがんで名前を貰ってからずいぶん経った。
「馬車で行くから荷物下さなきゃな。姐御もちょっとは手伝ってくださいよ?」
「私が持つと壊れると思うの」
「どんな言い訳ですか、言う事を聞いてください」
「シュウちゃんはそんなに頑張ってるとすぐにおばあちゃんになっちゃうわよ?」
「エルフは二千年以上も生きますからおばあちゃんになるまで時間が掛かります」
「英雄ちゃん、若いおばあちゃんが私をいじめるの~」
「甕持ってるんだから乗りかからないで、割れたらお酒持って帰れませんから」
「『■■■』、何遊んでいるノ?」
「遊んでないよ? なんで剣抜きそうになってるかなこの人?!」
「二人とも離れてください!」
「若いおばあちゃんには関係ないわよね~ディーケン?」
「貴方にも関係ないノ」
「坊ちゃん、ベツからの伝書が届きました。明日には合流できると言う話です」
「じゃあ酒買いに行くの中止かな?
姐御、ここで魔法を使うのは止めておこう」
「お酒」
「冷静に成ろう」
「オサケ」
「そんな鳴き方をする動物はいないよここには」
「お酒が欲しいの」
個人的に目標としていた事を達成した際に投稿しようと考えていた物を公開させていただきます。
投稿しないで終わるやもとずっと思っていたのですが、お読みいただいたたくさんの方々のおかげで公開する事が出来ました。
ありがとうございます。
本編は何だかしっくりこないので難航しています。
既に二度書き直していますが、この分だと今年最後の投稿になるやもしれません。
お読みいただきありがとうございました。




