二話 登場人物
お話ではございません。
ご注意ください。
二話 登場人物
ヒロ 笑顔の人ですが今回は単なる復讐鬼で良いと思います。
はじめ、和国と言う異世界の国で生まれたので、現代日本人とはかけ離れた価値観を持っている主人公。今回復讐される側とする側の両方に立った場合の彼の考え方の違いを書く事で彼の事を理解してもらえれば良かったと思っております。
加えてこの物語の中で最も重要な『研究』『勘違い』のストックも増えたのでこれから大変ですね。(主人公と書いている人間が)精霊さん達の事も気づいたら悶え死んだりするかもしれません。
今回英雄と呼ばれていた頃の技を二つほど披露していますが剣と鎧が当時の物ならあんな程度ではすみません。加えて頭のネジが飛んでいるので技としての成功率は半分ほどではないでしょうか?
エニス 生まれたて。
獣神のエニスですがまだまだ経験不足であり、変わる(成長と言う意味でも)余地がたくさんあります。
獣として持った力を主に使っていましたが、家族であるヒロと同じように自分にできる選択肢を広げて行こうとします。ヒロが使っていなければ『魔法』と言う手段も使っていなかったでしょうし。
おそらく神様の中でもかなりの上位に当たる存在なので、これから先戦闘がますます消化作業になって行く事でしょう。
ホーグ 間に合わず。
本当はヒロとの連携を披露する回のつもりだったのですが、彼の実力が発揮されるとこの先少し困るので後回しにしました。ハクマイの為に奔走する彼が報われるのはこの先の三話になる予定です。その事が非常に悔しいですが、この先彼の出番はもっと増えていくはずです。
レナリ どっちつかず。
二話の間に彼女にやらせたい事があったのですが、登場人物の多さに読まれている方々が辟易とされている様がありありと想像できたので後回し。
ニリとの事など色々やりたい要素がたくさんあるので、彼女(達)の願いであるヒロの場所に辿り着けるのはまだまだ先になります。
バフォル 元魔王で父。
五百年前の魔王であり、ヒロに初めて剣技を仕込んだ人物です。
魔法の始祖の家系でありながら魔法がダメ。周囲の面々を納得させるために地上を旅していた。納得させようとしていたのは二人目の子供が欲しかったから。ご先祖が魔王になった事があったので一人以上の子供を作ろうとするのは非常に難しい事だった。魔法を使えないのはきっと血筋と周囲の問題です。
ラロース どっちつかず二号。
魔法の研究者としてはこの世界でも有数の魔族。この先再登場の予定がありますがその時までに『区切る』巧さを身に着けていてほしいと思います。でも背景を考えればどっちつかずなのは仕方ないかことかと思っています(書いている人間が)。
リョトニテル 糞野郎。
『魔竜』(魔物化した竜)。
書いている人間が姑息の本来の意味を知った時に生まれたキャラクター。もっと適当な扱いをする予定でした。雑巾絞りにしても頭を真っ二つにしても生き残るタフネスは見習うべきだと思います。『魔物化』出来るようになった事から非常に優秀な能力を持っているのですが、色々な事情で主人公はこいつを許しません。
「この世界は生者には優しい」
ドフニテル 父二号。
『狂竜』と呼ばれているが情の深い竜。二つ名の意味は言動や行動がおかしいからですが、それは目で見る光景が本来の物よりも未来であるためにそう見える事からついたもの。竜の長でありながら魔王に協力した事も相まって人の印象は悪い奴、と言う風に残ってしまっています。衰退をはじめている翼鱗長命族。竜の長命族であるけれど、見分け方は難しいので大半の人は竜を見ると長命族だと思っている。
ディーケン 勘違いの元。
五百年前、主人公に技を仕込んだ一人。吸血族と雪肌族の乗人でかなりの実力者。見た目は素朴な印象を与えるのに怖いという表現の難しいラインを突き進む人。五百年前の主人公に最も大きな影響を与えたのはバフォルとこの人ではないでしょうか
魔族だったので英雄に数えられることはありませんが、実力的には数えられて当然の強さを持っていた。単純な戦いならば主人公よりも強かった人。
ベツ 人鼠。
主人公が人鼠に悪いイメージを持っているのはほとんどこの人のせいです。五百年前の英雄の一人。故人。でもこの人は主人公を気に入っている様子。英雄の中でも非常に大事な役割を持っていたようです。
話を作っている当初、英雄の子孫として仲間になる筈でした。小柄で非力ですが、『英雄』と呼ばれていたのは戦闘能力や血筋だけでは楽しくないと思って考えたキャラクター。………ですが、悪党っぷりは逸話として書く方が良いのではと思って故人になってしまいました。ホーグとの会話がたくさん思い浮かんだのでもしかしたら現界する話も出てくるかもしれません。
(竜人、は乗人。人鼠は獣人。人の字が上か下かで乗人か獣人かが解ります。)
トグオ 神に成った大亀。
五百年前の英雄。大きさは山ほどの物で、世界を支える神様になる一族の長。
魔王討滅後一度は神様になった後引退し、放浪していた。前の二人と同じように英霊となり、主人公の【自世界】にいる様子。巨甲長命族。おじい様で主人公を坊ちゃんと呼ぶ。
本当はこの先主人公に生きて出会う話を最初は考えていたのですが、考えている内に出番を増やしたくなって今の場所に。(結果的に減ってしまいそうな気がしますが)
生きて仲間になる予定でした。巨甲長命族は大亀の一族で、享年二千歳超。死因は三話で触れる予定です。
精霊達 数が多い
ディーケンが姿を見せたくないと言って無理矢理分割した三人の英霊たちの姿。ばれないように分割数を増やしているので本来の記憶や能力などは全く受け継いでいない。でもナイだけは特別なようでディーケンの表情をよく浮かべる。
名前は
ナイ(赤)、
シュイロ(朱色)、
ブルー(青)、
シロ(白)、
クロ(黒)、
ウリ(群青)、
ラブ(水)、
キミドリ(黄緑)、
イエロ(黄)、
グレイ(灰)、
オレンジ(橙)、
アム(赤紫)、
パーブル(紫)、
グリーン(緑)、
クリーム(象牙)、
ブラウン(茶)。
ナイだけ覚えていればこの先困らないようにします。精霊はたくさんいる、と言う事だけ解っていただければ。精霊になる際に英霊たちは一度一体化した後に分離していますので(精霊神としての力でないとできない荒業です)どの子が誰の一部、と言うのはありませんがナイだけは特別です。
七一七小隊の面々
主人公が第一世界にやって来る前、生まれ育った場所で体験していた戦争の時に一緒だった面々です。
羊茂は隊長で女性、偏食家、
鳥羽は朴訥な男性。
午毫は強い女性。
猿渡は漢で男女どちらでも良いらしい。
尾雛は女性(語られず)、
鱗川は男性(語られず)。
その内また語られる事もあるかもしれません。この名前はその内出てくるのがいると思われます。
トルシー 実は悪戯好き。
それなりに高位な精霊だった。今では聖霊だが、以前は精霊神だった。
また出て来ます。
風体などからお気づきの人もいるかもしれませんが、そう言う事です。髪の毛で服を象っているのですが、解けばどれ程の量になるのでしょうね? 髪を洗うのが一日がかりになりそうです。
『植物の神』 扱いが悪い。
広大な森一つを持って『神様』の一柱。
好戦的ですが、植物とは静かに見えるのは人の勘違いで、本来はもっと荒々しい存在だと考えた結果こうなっています。
また出てくる予定はありますが、このお話が何処まで許されるか、と言う点でおそらく出番はなくなってしまうかもしれませんね。
神様の中でも高位の存在です。でもきっと主人公を一方的に敵視しているはずです。
『食材の神』 童女。
食材と言う物は調理すればさまざまな形に姿を変える事からこういった様子になっております。高位な神様ではないでしょうか?
ホーグとの会話を色々やりたいのですが、まず問題はハクマイです。
『魔族の神』 魔法の始祖。
作中以前の英雄『ホーグ』によって倒された魔王当人。
仲間になる筈でした。チート主人公なんだから神様位仲間にしてやろうと考えていたのですが、エニスもいるから解りづらいか、と考えてゲストキャラになりました。
神様としての位は低いそうです。
メモには『魔神』となっていましたが、話を組み立てている内に『魔王の神』と勘違いされてしまうと大変と言う事で今の名前となっています。『魔神』、わくわくする言葉ですね。きっとこの先出て来ますね、この単語。
餓鬼さんたち
日本のイメージの物とは違い、精霊の一種。(鬼と言うのはこの世界では日本の物と違う形であるとイメージしていただきづらいかと思いますが、話が続けばその辺りしっかり説明させていただきます。)
背中側に口に繋がる大きな穴があり、食べた物はそこから零れてしまいます。
死神の僕です。本来の役目は死した後苦しみ続ける霊魂を終わらせてあげる役目を持っていて、細かく砕かれた霊魂や肉体は自然に循環するようになっています。
この世界の死神は日本ほど嫌われている物ではなく、『救い、癒し』を司る神様で、信奉者は多いと思われます。
死神は命を司る神様の知り合いで、立場的には農夫の様な神様です。熟した作物をかりとる神様なので、まだ熟していないと感じた霊魂を度々見逃してしまう神様だったりするんです。
ですのでまだ死ねないと強く思う人達や、その人を大切に思う人がたくさんいる場合、頻繁に刈り取りを諦める事があります。
「まだかりとるべきではない命ですね~」とか言って死に繋がる怪我や病気を治している所を他の神様に頻繁に目撃されています。八百万の神様の中では非常に高い地位を持ってらっしゃるので誰も文句は言えません。
そんな神様の僕ですので餓鬼さん達はとても優しく、紳士な方々です。見た目かなり怖いし大きいですが、『農夫』のようなイメージを持っていただければ幸いです。
本編では語れない辺りと考え、ここで語る事に致しました。
主人公の『技』について
二つほど剣技が出て来ましたが、どちらも読みは「せんこうじん」です。
文字だからこそできる、声だけでは伝わらない恰好良さ、みたいな物を考えている最中で書いている人が出した結論の一つです。
ここにちょっとでも良いな、とか思ってくだされば書いている人は喜びます。
闘奴候補の名前について
勘違いされたままでも良いかもしれませんが一応。
一話の時、主人公は闘奴候補(レナリ以外)の名前を一度も言っていませんし、文章の方でも同じですが、全ての子供の名前を覚えています。
人熊の子、とか人虎の子、年長者の子とか言っていましたが、そこには名前を呼びだしたら際限なく気に入ってしまうのが嫌だったと言う理由もあります。
一度も出ていない人熊の子の名前『ショイト』が出てきたのは寝惚けていたからでしょう。
人の名前を覚えるのが苦手な書いている人間と違い、二十人以上の名前を数日で覚える主人公は尊敬できます。
余談ですがワーナ(レナリが初登場時抱いていた女の子)は心身ともに健康になったのでおっぱいを欲しがって泣く事はなくなっています。ですがレナリの匂いがしないので悲しくて泣く事はある様です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
非常にいろいろな物をつぎ込んだお話でお疲れかと思いますが、宜しければまた続きを読んでくだされば幸いです。
これにて二話終了です。
続きは作成中ですが、お時間を頂きます。
完成(三話として)してから投稿するつもりですので一月以上かかると思います。




