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チート+チート もう一度英雄  作者: 加糖雪広
第一話 英雄+再臨
22/99

浅慮+気付き

短いです。

+ + +


 タオルを出して、子供達に身体を拭かせる。

 お風呂は男の子女の子別々に入る物で、今回のように一緒に入るには水着を着ていなければダメ、とか教える。


 自分はガキ大将とかの経験はないので、子供のお兄さん(おじちゃん?)役をするには実力が不足していたが、子供達が素直に聞いてくれたおかげで救われた。


 不衛生で汚れていても、水の掛け合いしかしていなかった子供達はみんな子供らしいキラキラとした姿になった気がする。


 それから、この辺りでは普通の、桶に張ったお湯で身体を布で拭く文化を口頭で教え、一応終了である。


 自分は子供の頃に身体がバッチくてだめだよ、とか親に言われた覚えがある。


 この子達はその経験がないので汚い物は良くないと言う考え方すら知らないのだ。檻の中にはトイレ用の壺があったが、トイレがまだわからない小さな子供達はおむつもないからそのまま垂れ流しだったりした。


 見違えるように綺麗になった子供たちに、一般人が着ているだろう服を出して着せる。


 泡が楽しかったのか、子供達はやたら液体石鹸に興味を持っていたので、ボトルを更に人数分出してあげた。この世界の石鹸は未だすべてが手作りで泡立ちも良くないので、これはシャボン玉を作るおもちゃになるかも知れないが、それも良いだろう。


 かさぶただらけの女の子は身体を洗うときに辛そうだったけれど、何があったんだろうか? 昨日のエニスと万能ナイフで健康で健全な状況になっていると思ったのだけれど………。


 聞くと、落ち着かないからしたと言う。今までもしていた、とも。


 自傷行為だったらしい。思わず抱きしめて撫でていた。


 二度としないと口だけだが約束してくれたので、とりあえずは良いだろう。


この後の話との兼ね合いを考えて短く済ませました。

ありがとうございました。

次回は明日の予定です。

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