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咲---SAKI---

作者: 桜藍

駄文ですが、どうぞ。


  其れは其れは 卯月の夜の事


  貴方は 月と共に 現れた


  私を 視て 貴方は 云う



  「僕は、そなたに恋をした」



  貴方の 其の 眼差しで 


  私も 恋に 落ちたと 知る


  でも 此の恋は 結ばれない



  ----人と妖の恋----



  其れから 何年か 経った ()る日


  国は 荒れ狂い 始めた


  胸を 刺しながら 人間(てき)は 云う



  「お前が生きれば、恋人(あいつ)は死す」



  貴方が 幸せになる為 私は 死のうと 覚悟した


  死ぬ間際に 想い出すは 



  ----貴方が下さった、愛----



  嗚呼 消えて行きましょう 月が満ち欠け終わる刻


  命 尽きる前に ()()()よ 咲き誇りなさい


  嗚呼 咲き消え行きましょう 月が満ち欠け終わる刻


  貴方よ 願いが在ります ()()()を 


  視つけて欲しい...。




  最後に 云いたかった...。 



  「今まで、有り難.......」




少しでも良かった所があったら、感想等と一緒に送ってください!!



桜藍おうらん

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