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自称現実主義者の異世界トリップ  作者: GUOREN
自称現実主義者、従騎士になる
186/228

186.

へこんでばかりではいられない。

時間があまりないのだ、やるべき事をせねば。

厨房へ行って今晩のメニュー聞いてこなきゃ。

「もういい。行け。ここへは今後来るな」

シンヴァーク様から訓練場への出禁くらいました。

1日目で出禁。

笑えん。

「承知いたしました。急用がない限りこちらへは参りません。それでは私はこれで失礼いたします」

敬礼をし、回れ右をして厨房へと向かう。

厨房付近に知っている人物がいないか探すが、残念ながらいなかった。

「何か用か?」

通りすがりの料理人に声をかけられる。

「あ、はい。実は今晩の夕食の内容を知りたくて。主騎士にお出しするお酒を選ぶ参考になればと思いまして。ご迷惑かと思いますが、お教え願いませんでしょうか?」

「ああ、そういう事だったら。今日は、エウェジークのそうだなぁ……26年だな。まだ若いが今日みたいな肉料理には合うんじゃね?」

「ありがとうございます!あの、毎日聞きに来るかもしれません。ここに直接来ればいいのでしょうか?」

「おう、熱心だな。なんか、噂とは違うみたいじゃねーか。役立たずの従騎士さん」

うわ、シェフの人にまでそんな噂が流れているのか。

というか、よく私がその噂の奴だってわかったな。

「なぜ判ったか不思議そうだな」

頷く。

「少し毛色の違う奴がそうだと聞いていたからな。1目見てすぐに判った」

「そ、そんなに目立ちますか?」

そうか、見た目って意外と重要だからな。

髪色でも変えたら目立たなくなるだろうか?

「そうだな。まぁ、気にすんな。初めのうちしか失敗はできんからな。今のうちにとことん失敗しておいて、後は間違いないよう進めばいいと俺は思うぜ。少なくとも俺はそうして這い上がってきたからな」

慰められた。

だが、言っている事はまともだ。

経験というやつか。

「ありがとうございます。頑張ります」

「おう」

「では、又明日も伺いに参ります」

「他の奴にも伝えておいてやるよ。がんばんな」

これは嬉しい。

今日はついているんだかついていないんだか。

「はい。それでは」

思わず笑顔で別れの挨拶をする。

さて、26年ものか。

担当教官のところにあまってないだろうか?

行ってみるか。

「で?俺のところに来たと?」

「いやあ、いつも余分に所有している印象がありまして」

「どういう印象だよ。まぁ、エウェジークの26年ものなら確かにあるけどよ。お前、毎日俺の所へたかりに来るつもりか?」

う、痛いとこついている。

毎日は無理だからねぇ、さすがに。

さて、どうしようか。

酒の買い付けはまず諦めよう。

資金がない。

「あのなぁ、酒蔵にいってそこの管理人に言えばいいじゃねぇか。隊士に配られる酒の枠があるからよ。まぁ、今日は俺のを持っていけばいいけど」

そんなのがあるの!?

道理で、担当教官のところにはいつ来ても酒が充実しているわけだ。

「俺のとこに来たから、知らねぇとは思ってたが」

あいまいに笑っておく。

「その顔、早速洗礼を受けてるな。まぁ、お前なら飄々とかわしていきそうな気がするが」

「何とかしますよ」

にやりと笑ってみせる。

「その意気だ。じゃあこれをやる」

26年ものを手に入れた。

「ありがとうございます。助かりました」

「まぁ、辛くなったら言え。酒の相手くらいしてやるよ」

「ええ、その時はお願いします。それでは。本当にありがとうございました」

担当教官から聞いた酒蔵へ早速行ってみると、そこは天国だった。

何ここの収蔵数。

管理人に説明を受け、11番隊専用のブースへといく。

なるほど、明日からここへ来ればいいのか。

説明によると、騎士は1日1瓶までなら大丈夫なようだ。

従騎士は3日に1瓶。

1瓶なんて1日で空けてしまう。

ちびちびいけるのを探さないと。

管理人に礼を言い、そこを出た。

どうしよう、厩舎と酒蔵は意味も無く入り浸るかもしれない。

場所も近いし。

少し気分がよくなり、酒蔵から部屋に戻る。

その途中、あのPCに映っていた従騎士がいた。

気分が一気に下降する。

逃すか!

下着ドロ!

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