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自称現実主義者の異世界トリップ  作者: GUOREN
自称現実主義者、従騎士になる
180/228

180.

朝の仕事は、寝起きのお茶だし、着替え、朝食の準備、洗顔などの身支度の手伝い、訓練所までの付き添い、部屋の片付けと掃除、そして洗濯か。

昼食は食堂で食べるようなので準備はいらないとして、午後からは夕食の内容の確認とその準備、あとは風呂の用意だな。

それから、洗い終わった洗濯物の回収っと。

他は何をすればいいんだ?

スケジュール管理か。

夕方になるまでに隊長の所へ行って、シンヴァーク様の明日の行動予定を聞いておこう。

夕方になったら訓練所に迎え。

帰ってきたら風呂に入ってもらう。

湯浴みの手伝いがいらないようなら、その間に夕食をセッティング。

お茶の用意と。

夕食の後片付けが終わったら、酒を用意して、就寝まではフリーか。

衣装を片付けながら、今日の行動を考えてみた。

もっと色々やる事がありそうだが、それは後々追加していくしかない。

OJTの内容はおぼろげになら覚えているので、作業をこなす内に思い出す事を期待したい。

「おい、いつまでやっている」

どうやら、朝食は食べ終わっていたようだ。

しかも顔まで洗い終わっている節がある。

ひげがなくなっていた。

「はい、ただいま。訓練所へ向かわれますか?」

私が問うと頷いたので、そこら辺に倒れていた剣を拾い持つ。

奪うようにして剣を取られた。

「では、お供いたします」

「お前は来なくていい」

即座に拒否をされた。

「はい。ですが、まだ場所を把握いたしておりませんので、本日は同行させていただきます。明日以降はお供いたしませんので、ご安心ください」

相当嫌われたぞ、これは。

とりあえず笑顔で答える。

「念のためにお聞きいたします。迎えはいりますか?」

「いらない」

「かしこまりました」

礼をする。

存在自体が邪魔なような気がするので、気配を消してついていく事にした。

シンヴァーク様の後を2m半程離れて。

それぐらいの距離があれば十分だろう。

しばらく歩いていくと、シンヴァーク様が立ち止まり後ろを振り向いたので、つられて自分も振り向く。

誰もいない。

誰かいたんだろうか?

思わず首をかしげた。

全然気付かなかった。

前を向くとまだ見ているので、どうかしたのかと聞いてみたが返事はなかった。

無視ですか。

そうですか。

再び歩き始め訓練所までそのまま一気に進む。

訓練所までの道はこれであらかた覚えた。

単純なので、迷うことはないだろう。

「シンヴァーク様、私はこれで。訓練頑張ってください」

一応笑顔で暇の挨拶をする。

あいかわらず、無視されるが気にしない。

反応がないので、一礼をしてその場を後にした。

取り敢えず、早めにあの部屋を片付けよう。

帰る途中すれ違いざまに笑われた。

制服は従騎士だ。

恐らく先輩従騎士だろう。

なぜ笑われたのか、その原因は自室に帰ってよく判った。

荒らされていたのだ。

それは見事に。

調度品など高価なものは無事だったがテーブルクロスや私の服やらがひどい事になっている。

許せないのはシンヴァーク様の服まで荒らしていっている事だ。

隊服がずたずただ。

これは不味い。

明日の分までやられている。

私服は何とか難を逃れているようだ。

盗まれたものはないと思いたいが、こればかりはシンヴァーク様に確認してもらうほかないだろう。

朝食の後そのままにして出て行ったが、お皿などの割れはない。

音を鳴らすのを敬遠したためか、避けたようだ。

ともかく助かった。

床を拭くだけで済みそうだ。

高価そうなじゅうたんも、被害は少ないようだし、相手が小心者でよかった。

さて片付けるか。

修復不可能な服は雑巾にするため、裂く。

去らば私の服。

クムージォさん、ジーマごめんね。

少しぬらし、床を拭く。

真っ白のクロスは、洗っても落ちないだろう。

油とソースの前衛的な抽象画になってる。

後でナリアッテに相談にいこう。

クロスの落とし方と服の調達について。

問題はシンヴァーク様の隊服だ。

すぐに調達となると難しいかもしれない。

誰かに借りるか?

一番近い体型は、副団長だな。

言ったら貸してくれるかな?

食器類を戻したら先に副団長執務室へ行ってこよう。

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