そうそう
「そうそう簡単に行くものではない」と言った時に使われる「そうそう」。作品中で「早々」が使われていたのですが、やっぱりこれは違和感があります。と言う訳で調べてみました。
結論として、この場合の「そうそう」に漢字をあてるなら「然う然う」になるようです。この用法は一般的とは言えないようで、タブレットのGboardの変換にも、IMEにも出てきませんでした。
この「然う然う」、使い方として「そうそう―ない」のかたちで使う事、および感嘆詞として思い出した時に使う「そうそう、この間……」とか、相槌を打つときの「そうそう、その通り」なんかがあり、それらみんな「然う然う」なのだそうです。
この「然う然う」は、形から明らかなように「然う」を重ねたもの、ということになります。この「然う」も色々な使い方があり、「わてもそう思う」や「そう高くはない」と副詞として「そのように」「それほど」の意味や、「そう、その通り」(重ねなくても使う)、「ええ、そうなの?」という感嘆詞としての使い方もあります。これらは、全部漢字で書くと「然う」になるわけです。
ここまで考えると、「そう」「そうそう」に「然う」「然う然う」という漢字をあてるのはやはりどうも座りが悪いので、ここは普通に開いてひらがなで「そうそう」と書く方がいいのではと思います。
さて、この「そうそう」を調べているときに検索で使ったgoo辞書、明後日水曜日の13時にサービスを終了してしまうそうです。長い歴史を誇ったサービスだと思うのですが、仕方がない理由があるのでしょうが、それでも残念なことです。
お疲れさまでした。