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いやがおうにも

 今日出会ったもの。たしか「嫌が追うにも」とかそういう感じで変換されていたのですが。


「いやがおうにも」という言い回し。使いそうですけれど、これは誤用なんですね。「いやがうえにも」という言葉と「いやがおうでも」という言葉が混じってしまった感じでしょうか。


 正しい言葉とされる「いやがうえにも」は漢字にすれば「弥が上にも」となるそうです。この「弥」はいよいよ、ますますの意味。上を重ねて、さらにその上ということで、ますますがさらに強調された意味となります。

 例えば、「(いや)が上にも視線を集める」とかいうと、ただでさえ視線を集めがちなのに、何かの理由でさらに増して視線を集めてしまう、とかいう感じでしょうか。


 もう一つの「いやがおうでも」は漢字だと「否が応でも」となり、NOでもOKでも、こちらの意思にはかかわらず、無理やりにでも、という意味になります。(いや)はもちろん否定の意味、応は肯定の意味。戦場などで将軍の檄にこたえる「おう」という言葉は漢字にすると「応」になるようですね。小説の中で使われていると、ちょっと男臭い感じがしてよき。


 意味が違う、似た音の言葉。そして、それが混ざったような誤りの言葉。ちょっと気を付けたいところです。もっとも、「いやがおうにも」はかなり一般的に使われてしまっているようですが。果たしてどちらの意味で使っているかは人によって違うかもなので、できれば正しい方を使った方が(今日見た例では、否が応でも、のほうの意味で使われていました)いいですね。

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― 新着の感想 ―
 やるなあ。(笑)
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