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BLUE TONIC 【1巻】  作者: じゃがマヨ
刀!?
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第2話


 街中のある路地。


 そのど真ん中。


 半径2メートル圏内で対峙している人間2人。


 …いや、片方は、「人間」と呼ぶにしては遥かに巨大な体躯を持っていた。


 ゆうに3メートルは超えるだろう。


 周囲の人間にはその姿が見えていない。


 対峙しているもう片方の人間、——1人の女子高生を除いては。



 「アタシに何か用か?」



 長い黒髪に透き通った肌。


 瞳は限りなく透明に近いブルー。


 腰に刀を携えていた。


 “刀”を。


 思わず、目を擦ったんだ。


 女子高生が、そんなものを腰につけているとは思えなかったから。

 

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