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BLUE TONIC 【1巻】  作者: じゃがマヨ
ブルーアーカイブス
13/28

第12話


 少女は笑ってた。


 冗談冗談と、白い歯を見せて。



 「さ、早く立って」



 手を引っ張られ、わけもわからず立ち上がる。


 そうして自己紹介をされた。


 胸ポケットから出した、学生証入りのパスケースを手に持ち。



 「アタシはサツキ。猪本サツキ。翠星学園の2年。キミは水崎君——、よね?」



 …僕のことを知ってる?


 翠星学園っていうと隣の市だっけ?


 そんな制服だったんだ。


 名前は知ってるけど、全然馴染みがなかった。


 確か、最近共学になったって聞いたような



 「…ぼ、僕は」



 名前を名乗られたらこっちも返さないといけない。


 咄嗟にそう思ったけど、でも…



 「水崎潤平…です」


 「ビクビクしすぎ。怖いものじゃないよ?私は」



 どの口で言ってるんだろう。


 どっからどう見ても危険人物じゃないか。


 っていうかなんで刀を?


 さっきから気になってしょうがないんだけど



 「ああ、これ?護身用の武器だよ」


 「護身用!?」



 護身用って…


 痴漢用のスプレーとかじゃあるまいし、どう見てもオーバーすぎない?!


 スタンガンとかだったらわかるよ??


 このご時世、何があるかわからないからね?

 

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