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BLUE TONIC 【1巻】  作者: じゃがマヨ
ブルーアーカイブス
11/28

第10話


 ボタッ


 ボタボタッ




 刀から滴る血液。


 鋭い眼光。



 少なくとも、目の前にいる人間が「女子高生」であることを、僕は認識することができなかった。


 …いや、第一印象は間違いなく女子高生だった。


 風に揺れるスカートも、赤いリボンも。


 制服自体はここら辺の高校じゃなさそうだ。


 だけど、そんなことはどうでも良かった。


 彼女が何者であるにせよ、“普通じゃない”と思った。


 ただならぬ気配を感じていた。


 ただの人間じゃない。


 そんな、——“悪寒”を。



 「立ち上がれる?」



 …へ?


 呆然と見上げている傍ら、彼女は優しく囁いてくる。


 こういう時、どういうふうに返事をすればいいんだろう


 頭の中に掠めるのは感じたこともない緊張と、恐怖。


 

 へんな感じだった。



 いかにも強面でガタイのいいヤンキーが、突然笑顔で接してきた時のような…


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