表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/119

お見舞い品

実の兄のとばっちりを食らった可愛そうな藤壺の女御のために、僕はお見舞いの品を用意した。


春画(エロ本)』。


男女、男男、女女、バリエーションが豊富できっと喜ぶだろう!

だって、藤壺の女御のために頑張って作ったんだから!



「大輔の命婦、これもっていって~」



乳姉妹の一人であり僕付の女房にお願いする。内裏での事は流石に、惟光には、お願いはできないからね。

結果、大輔の命婦が()()()になった。

あ、やっぱり?

そんな気がしたんだよね~。

彼女、華やかな美女で恋多き女性として有名だけど、茶目っ気たっぷりの姉御気質だからね~。隠してるようだけど女性からもモテるんだよ。美女と誉れ高い式部といい雰囲気なのも知ってるよ~。

だから春画と漫画を彼女に教えておいた。これで女性との恋愛もいけるでしょう。


僕っていい子! 


数百年先の芸術と文化を先取りするなんて!と喜んでいたら、大輔の命婦によって後宮は腐女子の巣窟となった。おっかし~~~~。


あれ?

惟光どうしたの?

顔色が土色になってるよ?


「ああ……あががががががが」


突然、奇声を発した後に惟光はぶっ倒れて運ばれていった。


どうしたんだろう???


兄上から「惟光を労わってあげなさい」と言われちゃった。

あれ?

こき使いすぎてたのかな?

気をつけないといけないな、と兄上に話したら、頭をなでなでしてくれた。

あぁ~兄上のなでなでは相変わらず気持ちいいな~。



藤壺女御にプレゼントした春画(エロ本)はとても気に入ってくれたようで、しばらく雲林院(うんりんいん)参篭(さんろう)することになったようだ。うんうん、こんな空気の悪い桐壺帝の後宮にいるよりずっといいよね。夫には相手にされないわ、皇女でござれと入内してきても『内裏の主』は弘徽殿女御だもん。

しかも兵部卿の馬鹿宮が「いずれ妹宮は中宮になり東宮を産み落とす」なんて言っちゃうもんだから、内裏中の女を全て敵にまわしちゃったよ。弘徽殿の女御と東宮の兄上がいる以上、僕がそんなこと許すわけないでしょう。



でも、騒動が起こった。

なんと藤壺女御が懐妊したのだ(何故!?)。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ