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新婚生活1

結婚してからは葵の上の住む三条邸が僕の家。

たまに実家の御所(弘徽殿の女御と東宮のいる場所)にも泊まるけどね。 


まあ、両親の処にも定期的にお伺いはしてる。

それというものパパ上が仕事場に来ないせいだ。


父の桐壺帝は桐壺の更衣が病回復した日から仕事をしなくなっていき、今では全くしていない。なら、さっさと兄上に譲位すればいいのに、それを嫌がる。

意味不明。

何度か話し合ったけど効果なし。

僕と父パパ上の話合いは途中で他の人が割り込んでくることも多くて困っちゃうんだよね。

「これ以上は帝が死んでしまいます」とか「もう気を失ってます、帝にお慈悲を」とか言って止めるんだよね。

これは息子から父に対する愛のムチなのに、変なの。





「仕事しろ」と言ってもムダ。

一度拳で語り合ったら余計に後宮から出てこなくなった。不思議。

兄上からは「おいたはいけないよ」と優しく諭された。

お兄ちゃんは媚びを売らなくても、とっても優しい。帝の仕事はぞのまま東宮の兄上がしないといけないくなってムッチャ忙しいのに一切不平を言わない。まさに天使。

一部始終見ていた左大臣はなぜか子猫のようにピルピル震えていたのには首を傾げたけど。

右大臣と弘徽殿女御は上機嫌だった。「よくやった!」と褒められたよ、てへっ。


ただ妻の葵の上は、父と語り合った拳に血がついていたから酷く心配させちゃいました(全部返り血なんだけどね)。



原作の光源氏は葵の上の何処が気に入らなかったんだろ?謎だ?

藤壺の女御に思い入れがあり過ぎたから?


確か原作でも、


「このような素晴らしい女性(藤壺の女御)と結婚したいものだ。藤壺女御ほどに女性はいないだろう。正室(葵の上)は、大切に育てられた女性ではあるが、心惹かれるものがない」


とか失礼な事を考えてたアホ男だ。


葵の上は中宮になっていてもおかしくない姫君だというのに……。

光源氏(浮気男)には勿体ないほどの奥さんである。


僕は本物の光源氏のような浮気三昧の男にな成り下がらないぞ!

奥さん一筋!



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