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季節の恩恵を授かりし者たち  作者: 夜桜冷夜
グラーシア聖王国編
9/38

七つの大罪就任セレモニー

誤字脱字がある、設定がぐちゃぐちゃ、読みにくいなどは本当に申し訳ない

 翌朝


 城の5階層の部屋の1つに僕は手を魔法が使えなくなる鎖で拘束されてベッドで寝ていた。


「さて、どうしたものか」

 

 僕はこの国の貴族だったが、昔他の貴族に裏切られ国を追放された。そして三年前にエスタシオンで冒険者活動の成果として貴族になったという過去があるため早くこの国から出たい。どうにかして脱走しようにも魔法が使えない僕は無能でしかない。


 どうやって逃げようか考えていたら皇帝自らドアをノックして入ってきた。


「話の前に少し帝都を見てきてくれないか?」


 そう言って皇帝は僕の拘束を解いて少しのお金を渡した。


「何のつもりだ?僕は逃げるかもしれないんだぞ?」

「そんなことはわかっている、でも観光するのに拘束は邪魔だしお金は必要だろ?」


 仕方なく僕はこの帝都を観光することにした。あの皇帝意外に全く譲る気が無いので仕方なくだが。


「へぇー意外に活気があるんだな」


 外には子供が走り回り、商人は笑顔で商品を売っているが、魔族だからか基本的に建物は暗い色をしている。


 監視役がいるのかと思い索敵魔法を使ってもわかりそうにないし、とりあえず適当に観光しつつ脱出ルートを探していたが途中から本気で観光していた。


 夕方頃、僕はもう充分だと思い城に戻り皇帝の話を聞く事にした。


「どうだ?帝都は?」

「悪くない、それどころか気にいっているとすら思えるくらいだ」


 全く本当はこの国が好きだったからなのか、我ながらちょろいな


「それで?僕を何の為に誘拐した?」

「マジックマスターフェスは知っているな?」

「勿論、魔法学校の全国大会的なものだろ?本戦には毎年豪華な優勝商品が開催国から出るらしいな、それがどうかしたのか?」

「今回の優勝商品はとある商人が持ってきた物で国はそれを優勝商品にしたらしい、そしてその優勝商品は忘却のオーブ」

「忘却のオーブ?」

「そうだ、それは俺や天使の国の女王みたいにとある能力を適正のある奴に与える物だ」

「なるほどね、それを手に入れる為に僕が欲しいと、でも何でオーブの存在を知っている?」

「国の情報網をなめるな、そのくらいならギリギリわかる」


 ギリギリってことはとある商人が誰かは知らないってことだろう。正直七つの大罪が出てきたら冬乃でも勝てるかどうかだからここは協力しておくかな。


「はぁ……わかった協力する……でも僕は学園があるのに何に協力出来る?」

「自分の能力くらい覚えておけ」

「……まさか手に入れるまで繰り返せと?」

「連絡はこのマジックアイテムを使うといい」


 そう言って皇帝は僕に時計を渡した。


「これは持ち主が魔力を通すことで通信が出来る、繋がるのは登録した奴だけ、今は俺と七つの大罪くらいか、通信したい人物の名前と顔を思い浮かべて魔力を通すことで声だけなら双方向で通信出来る」

「すごいな、有り難く貰うよ」

「30日に七つの大罪の就任セレモニーをするからな」

「七つの大罪はもう全員いるんじゃないの?」

「それは今回初めて第八の大罪を創る事になったからな」

「勝手にそんなことしていいの?」

「七つの大罪レベルが8人いたからしょうがない」

「適当だなー」


 確かに七つの大罪が欠けてる事なんてほとんど毎年だからな、数なんて無いに等しいのかもしれない。というか竜の色とか何の罪とか問題が多いと思うけど大丈夫かな?


 考えていてもしょうがないので僕はセレモニーまで帝都を観光したり城を見て回るなどして過ごした。



 セレモニー当日


 このセレモニーは夜に行うらしい、国民が城付近に集まりセレモニーの開催を待っている。


 僕は城の3階のバルコニーの国民に見えないくらいの所にいた。


「皆のものよくぞ集まってくれた!今宵新たに七つの大罪の就任セレモニーを行う!」


 お偉いさんの挨拶やら、やたらと長い前置きがあり、ようやく僕が姿を見せる時が来た。その時、突如深い霧が帝都全体を包む。


 こんな大規模な魔法、一体誰が?


 突如僕の視界に青い稲妻が見えた途端意識を失った。



 冬乃視点


 このセレモニーでお兄様が出てきた瞬間に秋人のフィールド魔法をこのフィールド内で最初に発動した人の魔法の威力を上げ、その人は魔法を発動するたび威力が下がるという効果にしてもらい、私が霧を発生させて、ラキが電流双剣、特式一の形エレクトロクロスを纏いお兄様を連れ出す、そしてユニスに麻痺の効果のある花の花粉を城付近にばらまく。そうして蜘蛛の子を散らすように逃げる。


 逃げる先は天使の国、グラーシア聖王国


「はいそこまで、魔力的に時夜の仲間かな?困るんだよね、主役を持ってかれると」


 目的地まであと1㌔㍍くらいのところでフレンが私の前に現れる、他の仲間も七つの大罪に出会ってしまったようだ。


「くっ……フレン貴方はまた……」

「心配しなくてもこのセレモニーが終わったら返す予定ですよ?」

「それを信じるとでも?」

「信じる信じないも貴方の勝手ですが、もう他の仲間は捕まってますよ?」


 フレンが言った途端、他の七つの大罪が秋人たちを持って集まった。


 もうここまでか……


 冬乃が諦めかけた瞬間空から七人の天使がやって来た。


「大きな魔力が近づいていたから何事かと思ったら、七つの大罪の方ではありませんか?」

「貴方は?」

「これはこれは申し遅れました。私は七大天使のソルーン・ミカエルと申します」

 

 ソルーンは、というか七大天使は髪が金又は銀で白い修道士のような服装をしている。


「ここはお互いに手を出さず帰るとしましょうか?」

「勝手に他国に侵入して何を言っている?」


 そして今七大天使と七つの大罪の戦闘が繰り広げられた。


 結局私がお兄様を連れて天使の国に逃げたので七つの大罪と七大天使は互角だがお兄様が寝ているとそうは行かないので仕方なく双方痛み分けで(いやどちらかと言うと天使の勝ちかな?)事なきを終えた、と思ったが七つの大罪が帰ると七大天使は時夜を保護するという名目で連れて行ったのだった。


 私はまた見ている事しか出来なかった……。



 時夜視点


 天使に連れ去られてすぐに僕は目を覚ます


 ここは何処だ?なんか最近連れ去られてばっかりな気がする。


「おや?もう目が覚めたのですか?仕方ありません、予定を早めますか……例の魔法を………」


 そう言って誰が魔法を使った。


 うっ……頭が痛い……意識が……飛ぶ


 何かの魔法でもかけられたのか声が出ないまま気を失った、そして大切な何かも失った気がした。



 一週間後私は王城のベッドで目を覚ます。


「あれ?僕は今まで何をしてたっけ?」

色々書いていくと矛盾するところがあったので書き溜めしていたところは修正したのですが、まだおかしいところがあると思います。投稿を19:30にするこだわりがあるので後書き、前書きがないときは時間がなかったと思って大丈夫です。

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