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季節の恩恵を授かりし者たち  作者: 夜桜冷夜
グラーシア聖王国編
7/38

桜花のエース、そして……

誤字脱字が多い、読みにくい、設定がぐちゃぐちゃなど不備があると思います

 目が覚めると右腕が重たい事に違和感を覚える、右腕を見ると冬乃が僕の右腕に抱きついている。なんと幸せなことだ。僕は右腕の感触を意識しないようにしつつ冬乃の髪を撫でる。髪はさらさらで、なんと言うか気持ちいい


「何してるんですか?お兄様」

「ああ、悪いつい撫でたくなっただけだ。嫌だった?」

「いえ、むしろもっとしてほしいです」

「そうか、ところで何故抱きついているんだ?」

「兄に甘えるのは妹の特権なんですよ?」

「そんな事してるからシスコン、ブラコンって言われるんだけどね」 

「ちゃんとTPOは弁えています、だからもう少しだけ……」

「……あと5分な」



 リビングにて


 全員揃ったのを確認して僕は話を切り出した。


「さて早速朝食を食べつつ少し話してくれないか?、フレン」

「何をでしょう?」

「例えばフレン、他の仲間はいないのか?」

「宿に泊まっていますけど……」

「嘘だな」

「え?」


 驚いた顔のフレンだが、僕にはそれが言い当てられたことへの驚きに見えた。


「仲間なら同じ宿屋で泊まるはず少なくとも宿屋の名前くらい共有するはずだ。けどお前はこの家に泊まった、連絡手段がないのにも関わらず、だから仲間と連絡してないイコールお前は1人でここに来たそうだろ?」

「あはは。そんなことありませんよ?」

「おかしい事はまだある、そもそも桜花学園は魔族の国の学園だ、なのに何故人間に虐められる?魔族は人間より強いのにも拘わらず、だ。それに、何よりもおかしいのは僕らに顔がわからないという事だ。どうせなんかの魔法を使っているんだろうが、それでフレン、お前一体何者なんだ?」


 僕の問いに顔を歪ませて笑うフレンの雰囲気はこれまでとはまるで違い、強者のそれだ。


「流石ですね、学園の名前を出したのは失敗でした。そもそも本当なら私の顔がわからない事すら気づかないはずなんですよ?でもばれてしまったので白状しまいます。私は桜花学園のエース、そしてプラノーヴァ魔帝国、魔皇帝直属の組織、七つの大罪の1人、強欲を授かった者です」


 まさか皇帝直属の組織の1人かよ、道理で1人で来る訳だ。


「目的は?」

「あなたですよ時夜さん、あなたを誘拐しに来ました。」

「理由を聞く前に、悪いが秋人とユニス、ラキは席を外してくれないか?」

「わかった」

「ちょっと秋人。なんでよ?」

「なんとなくだ。行くぞラキ」


 そう言って秋人たちは各自部屋に戻った。  

 更に冬乃は空間を切断して防音空間を作る。


「随分気にしてるんですね……ではお話します。理由はあなたが魔族で、かなり強いから仲間にしようかと」

「悪いがお断りだ」

「理由を聞いても?」

「僕らはエスタシオンの貴族だ。君たちの国に貢献しようだなんて微塵も思わない」

「もう滅びましたよ?しかもあなたたちはそもそも……」

「黙れ。とにかく君たちの仲間になるつもりはない」

「困りましたね。仕方ありません。そんなこともあろうかと思い私が来たんですよ?」


 フレンは冬乃に向かって何処からか取り出した剣で薙ぐように斬るが、冬乃は咄嗟に取り出した杖で防御するが衝撃で壁に背中をぶつけ倒れる。僕には死角から誰かが襲い掛かるが既に未来視を使っていたため難なく回避するが、フレンが冬乃を人質としていた為降参する。


「ちっ、本当に1人じゃないのか。冬乃を人質にされたんなら降参だよ」

「そうですか、理解が早くて助かります」


 そう言ってフレンは魔法が使えなくなる鎖を僕で僕を拘束する。


「流石にこうでもいないと無理ですよ、あなたを捕まえるなんて……」


 フレンと誰かは僕を抱えて窓から何処かに行ってしまった。



 冬乃視点


 フレンが時夜を連れ去るのを冬乃はただ見ているしか出来なかった。挙げ句の果てに人質にされるなんて……


『何も出来なかった……フレンとの差がここまであるなんて……』


 冬乃は兄を連れ去られた事に心を折られてしまったがどうにか、冬乃は空間魔法を解いて秋人たちに事情を話した。


「とりあえずプラノーヴァに行くわよ!」

「今すぐだと行ったところでじゃないか?」

「そうですね、私たちではどうすることも出来ませんし……」


 ラキは協力的だけど秋人とユニスは反対みたい、それもそうだ私でも歯が立たないのに行ってもどうすることも出来ない


「まあでも新人戦代表を決めてからなら行ってもいいんじゃないか?」

「え?」

「あなたそれ面白そうだからですよね」


 ユニスが呆れた感じで秋人に言う


「もしかしたらやれることがあるかも知れませんし、行ってもいいと思います。もちろん色々準備しますけど」

「あら?結局行くんじゃない」

「では3日後夜に出発しましょうか」


 そう言ってユニスが締めくくり学園に通う事にした。



 無事に冬乃と秋人、ラキが新人戦代表に選ばれた。そして今月は授業を休む事を先生に伝えてると今月だけ許してくれた、つまり出発した日を除くと10日以内に学園に戻らないといけない、学園が終わってからすぐに冬乃たちはプラノーヴァ魔帝国に向かったのだった。

マジックマスターフェスなのに全然やってないのは申し訳ない

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