5月の課題と謎の少女
誤字脱字が多いと思います
5月の登校初日、学園の教室1-A
「今回は課題がない代わりにマジックマスターフェスの代表チームを決める、方法はやりたい奴を集めてのバトルロワイヤル、上位3人が代表。
これは1年生の新人戦と全学年の本戦がある。新人戦、本戦は中旬で連続してやる、参加したい奴は新人戦の明後日までに報告して、あと課題ではないけど部活動に参加出来るようになったから好きに見学するといい、以上」
新人戦は僕らのパーティーのメンバーから全員出るだろうな。なんせ潜在能力解放の遺跡に行って来たから圧倒的に強い。でも本戦は無理かな?いや頑張れば冬乃ならいけるか。
「冬乃は本戦出るの?」
「お兄様が出るならそれもいいですけど」
「僕は固有魔法に頼りきりだから出たくないんだけど」
「確かに固有魔法は余り大勢に見られるのはよくないですね。……でもお兄様なら大丈夫なのでは?」
「13位の僕の何が大丈夫なんだい?」
「それは手を抜いたからでしょう?」
「だとしても新人戦は秋人、ラキ、冬乃で、本戦は先輩がいるだろう?そこに僕はいらないんだよ……」
「そこまで出たくないなら……わかりました」
この代表チームを決めるのに5日間、しかも休日も使うなんてブラックな匂いがする。その代わりに参加しない生徒は半日で終わるから嬉しいところ、参加しなかったのはそれが理由の半分くらいある。
部活動も一覧表を見ても面白そうなやつがないし、帰宅部でいいや
新人戦の代表を決める初日の午後
さて久しぶりにぼっちだから少し街を散策するかな?この国学園以外の治安が悪すぎるから普段は行かないけどたまにはいいだろう。
僕は学園を出てからなんとなく歩いていたら日が暮れる頃に事件に出くわした。
裏路地で強面の大人が囲って誰かを襲おうとしている。あれはどこの制服だ?
「ちょっと!もうお金はありませんから!」
大人に囲われていたのは僕と同じくらいの年で彗星学園とは違った制服姿の少女だった。
「はい、皆さんそこまで大の大人が女の子虐めるなんてマナーがなってないよ」
「なんだテメー。おいお前ら!やっちまえ!」
「全く面倒だな。そこの君、目と耳を塞いでいてね」
相手は全部で5人魔力感知的に2-Bくらいの実力はあるな、一人だけ2-Aくらいの実力がある奴がいるな、アイツがリーダーか?
僕はモブが魔法を使う瞬間に魔眼を発動させ破壊すると同時に二人を魔法で気絶させる。そして今度は二人同時に殴りかかって来たため未来を見て回避して後ろに回って後頭部を殴り気絶させた。
「何やってんだお前ら!くそっ」
「全く情けないよ、おじさん覚悟してね」
おじさんは身体能力を上げて更に右腕に炎を纏わせ殴りかかって来た。
流石にそのくらいは出来るんだ?
僕はおじさんの炎を魔眼で弱めて水魔法で消すと右腕を掴み背負い投げをして気絶させる。
「ふぅ、君大丈夫?」
「はい、大丈夫です。助けてくれてありがとうございます。私は桜花学園のフレン・コラシエールです」
ん?桜花学園?なんか聞いたとこある学園だなぁ
「僕は彗星学園の朝凪時夜。フレンはどうしてこの国に?」
「それは……その……なんと言いますか、偵察に来たんですよね、彗星学園の」
「……へぇ。そうなんだ。六大学校の1つだもんね。まあいっか、とりあえずうちの学園に来る?」
「え?いいんですか?」
「別にいいけど、どうせ勝つのは彗星学園だから。もう練習してないと思うけど」
「ではお言葉に甘えさせてもらいます」
学園にて
「流石に誰もいないか。もう暗いけど、どうするんだ?」
「うちの学園は明日休みなので宿に泊まろうと思いますけど……」
「けど?」
「お金取られてしまって」
「あードンマイ。なら僕のパーティーの家に来る?」
「いいんですか?」
「仕方ないからね。もみんな許してくれないと思うけど」
「それってダメなやつじゃ……」
家に着いて……
めっちゃ冬乃が怒っている。
「それではお兄様は代表をやりたくないと言って女の子を拾って来たんですか?」
「言い方は悪いけど……まあ、そうだね」
「うっわー時夜15でお持ち帰りかよ」
「おい秋人如何わしいような風に言うな」
「でも時夜さん。やってる事がやってる事ですからね」
くっ……僕に味方はいないのか?
「でも困ってる人を助けるのは良いことでしょう?」
ラキが天使に見える
「そもそも寝床はどうするんですか?」
「僕のベッドを貸して僕はソファーで寝るけど?」
「はいギルティーです。そんなことしたらお兄様が風邪を引いてしまいます」
「そんなこと言われても……」
女性をソファーで寝かせ、僕がベッドではおかしいだろう。まさか一緒に寝る訳にもいかないし。
「と、言うわけで私と寝ましょう」
「「「「はい?」」」」
「これなら大丈夫ですよね?」
「それならフレンさんと寝れば良いのでは?」
「見ず知らず人と一緒に寝たくありません」
「それじゃ仕方ないね。一応言っておくけど僕も秋人と寝たくないし」
「おいテメー何冬乃と寝ようとしてんだよ、俺とでいいだろうが」
「いや無理、冬乃ならいいけどお前は何されるかわからないから無理」
「やばっ、こいつシスコンかよ」
「冬乃以外にセーフな奴がいないからしょうがないだろ」
「私は居候させてもらってるのでオッケーですよ?時夜さんなら」
「お兄様、後で覚悟しておいてくださいね」
「ほんとに勘弁してください……」
結局僕は冬乃に何故か怒られてから一緒に寝てたのだった。