VS冥王学園
誤字脱字が多い、文章がおかしいなど不備があるけど目をつぶってください
2回戦、3回戦共に冥王学園の勝利に終わる。
残念だがそもそも相手は2年生、加えて潜在能力解放をしている、いくらユニスや秋人でもそうそう勝てるものじゃない。たぶん秋人が負けたのは僕と冬乃の力が見たいからなのかわざと負けたように見えた。というかアイツなめてるな
当然冬乃は勝ったけどそもそも出来が違う、入学試験は威力重視だったから2位という結果になってしまったが戦闘となると学園でもトップ10には入ると思う。
そして最後の5回戦目
「それでは最終戦……開始!」
「行きますよ、火聖剣ゲイボルグ」
秋人が合図した直後に相手、フォゴース・インクリアは剣を鞘から抜いた。
「へぇー三聖剣の1つを持ってるんだ、本当にBクラス?」
「残念ながらこれは借り物でしてね」
確かにアイツ魔法で取り出さなかったけどそういうことか
「一体誰に借りたのかな?氷雪刀天雲」
僕は汎用性の高い天雲を呼び出した。
「質問をしたら何でも教えるとでも?」
「ならいいさ……そろそろ行くよ」
僕は天雲からより密度の高い霧を発生させながらフォゴースに斬りかかる。
フォゴースはそれを受け流すとゲイボルグを僕の腹目掛けて振るうが、もうそこには誰もいない
「どこを見ている」
フォゴースの後ろから袈裟斬りを繰り出す。フォゴースはゲイボルグから炎を出し強引に後ろを向き天雲を迎え撃つが天雲に押しきられる。
「くっ……!」
「やはりゲイボルグをもて余してるな」
三聖剣はこんな雑魚が扱える代物じゃないから当たり前だが本来の一割も力を発揮していない
「もう終わりにしようか」
僕はフォゴースの周りに漂わせた霧を頭以外の体を凍らせると顎を殴りフォゴースを気絶させた。
「さて、通らせてもらうよ」
秋人を先頭にしっかりとした足取りで遺跡へと足を進める。さっきの戦闘の疲労はどこへやら。
「おい秋人余裕そうじゃないか、どういうことだよ」
「いやぁこれでも頑張ったんだが?」
「ふざけろ、ドラゴンを殺るときお前囮な」
「いやマジでごめんなさい内省します、それは洒落にならないから」
「どうせ本気出したら余裕だろう?」
「そんなことないよー(棒)」
「はぁ……とりあえず遺跡に行くか」
「で、結局囮の件は冗談だよな?」
「ノーコメントで」
「あっ……これガチのやつだ」
これは余談だが始めは時夜1人で惹き付けて4人が援護する形で相手にしようとしていたが運悪く秋人がフィールドを張ったタイミングで気づかれてしまい結果、秋人は囮になったのだった。
次の日の朝
課題が早めに終わったから残りは休みでいいと言われたので四連休だ。
因みにあの課題は遺跡を見つけられたのは僕らだけだった。本当は見つかればラッキーレベルだった課題らしい
「そういえば、みんなどんな能力が解放されたの?」
「あのですねお兄様、あれは認められた者しか使えないんですよ」
「ん?俺はフィールド魔法の効果を自由に決める事が出来るようになったぞ」
「まあ、私も認められたので空間魔法を使えるようになりましたけど」
「えーずるい私も何か欲しかったー」
やっぱりあの遺跡はすごいな、ドラゴンをたった5人で(ほぼ僕一人だったけど)倒せるくらいの力が手に入った。まあ資格がないと使えないし、何よりあの遺跡はすごく稀に見つかると聞いている。それを知ったのは課題が終わった後だが、それにしても何故冥王学園も遺跡を見つけられたのだろうか?まあ幸運だったのかな?もしくは資格のある者には遺跡の場所に導かれる、とか?
「そういえばお兄様はやはり何も………」
「いやそういう訳ではないけど一応あれ魔法の熟練度とか人格とか色んな方法で資格有る無し決めてたらしいから……ってことでもらったのがこの未来限局」
「何かご不満で?」
「使い方わかんないんだよね……」
こういうのは普通説明が頭の中に流れ込むはずなのだが、一切説明は無かったのだ。
「……頑張りましょう」
これで初の課題は成功に終わった。