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占いだけを信じて生きていく女。

作者: 七瀬




私の名前は、『沖田 ヒナタ』28歳、事務の仕事をしていた。

私は、何をやっても【運】がない女。



・・・気が付けば、、、?

若い女の子がいいのか、、、?

新しい事務の仕事を若い女の子に取られて、仕事はクビに...。

その後、、、突然来た車に撥ねられて、病院へ、、、。


怪我は大したことはなかったのだけど、、、?

1週間の通院になってしまった...。


それ以外にも、、、。

付き合ったばかりの彼氏がいたけど、、、? 

私の女友達に会わせたら? いつの間にか、二人がデキていて、、、。

私は、彼にフラれて! 同時に、仲が良かった女友達もなくしてしまった!




・・・どうして? 私だけ、、、?

こんなに! 悪いことが起きるの、、、!?



そのうち、自分に自信が持てなくなって、部屋に閉じこもる事が増えて

いったわ、、、!


それに、私の独り暮らしの部屋に誰一人来る事もなかったの、、、!


お父さんとお母さんは、熟年離婚とかで、、、。

いつの間にか、私が知らない間に、、、別れてて、、、。


どちらも、別々の人生を歩んでいるらしく。

お互い違う人と再婚して、幸せだと言っていたわ、、、!


私の気持ちなんか、、、?

完全に無視して、幸せなんて言われても、、、。




だんだんと、、、。

部屋から出る事がなくなった私は、、、。


今は、便利な世の中なのか、、、?

何でも、ネットで出前を頼めば、直ぐに持ってきてくれるし、、、!


外に出る必要がなくなったのよ!


・・・そして、私は・・・何時しか、、、。

【占いにハマるようになる!!!】



全ての事を、占いで決める、、、!

その日、一日の事は全部、占いで決めるの、、、!


もう、私の意思なんか、、、?

関係なくなってきたわ、、、!




占いにハマって、、、究極の占い師に私は辿り着いたの、、、!


その占い師の名前は、【ミゼランゼ】


私は、このミゼランゼの話だけを聞いて、生きる事に決めたのよ!

彼女が今日は、赤い傘を持ってAM5時に外に出なさい、、、! 


そうすると、、、? 今日の運気はアップしますと言われれば、、、?

天気がいい日でも、私は赤い傘を持って、朝5時に散歩に出かけるの。


私を見る、周りの人たちは、、、?

変な目で私を見ているけど、、、私は気にもしていなかったわ、、、!


だって! そうすることで、運気が上がるなら? 周りの人たちにどう

見られたってかわまないからよ!

・・・私は私なんだから!



そう、私は思うようになっていたの、、、!


今、考えると、、、?

既に、マインドコントロールされていたのかもしれないわ!





私は、どんどん占い師のミゼランゼの言う事だけを聞くようになっていったの!

だって! 彼女が言う事は、、、全て当たっているからよ!



・・・そのうち、多額のお金を私に請求してくるようになったわ、、、!


私に、そんなお金がないと知ると、、、?

私の両親から、お金をむしり取ろうとしたのよ、、、!


私は、占い師のミゼランゼの言う通りにしたわ、、、!

案の定、私のお父さんもお母さんも、お金を出してくれたの、、、!



そのお金は、全部ミゼランゼのところに水のように流れていったの...。

そこからと言うもの、、、。


私は、占い師のミゼランゼの言う通りに全てしたわ、、、!

水商売をしろと言われれば! そこで働いて、稼いだお金は全部彼女に渡したの!



彼女は、私からお金を受け取ると? こう言うの、、、!


『沖田 ヒナタさん! 貴女の【運気】はどんどん上がっています! でも

もっともっと頑張らないと? 運気は落ちていきますよ! いいですね!』

『はい! 先生!!!』



私は次第に、、、。

自分の家の家賃も食べる物も苦しくなってきて、占い師のミゼランゼに相談

すると、、、?


『大丈夫よ! 少しぐらい、辛いからと言って何? わたしも大変、苦しい

状況にいますよ! お互いに、頑張りましょう!』

『・・・ははい。』



私は、家賃を滞納し始めて、、、気が付けば夜逃げをしないといけないところ

まで、追い込まれていたのよ、、、!


食べる物も何もない、、、!

私の体重は、いつの間にか、、、?

元々、あった体重より20㎏も痩せてしまったわ、、、!



そんな私を、彼女が見ても、、、?

私に言う事は何も変わらなかったのよ、、、!


『今は、苦しい時なのです! わたしも頑張ります! だから貴女も頑張って

ください! いいですね!』

『・・・でも? もう、どうしょうもないところまで来てて、、、!』

『貴女のイイ訳など聞きたくありません! いいわね!』

『・・・・・・ははい、』



私は、もう限界だったの、、、!

だから! 私は、占い師のミゼランゼにこう言ったのよ、、、!


『貴女は、本当の占い師でもなんでもないわ! こんなに私が苦しくても

貴女は、見てみぬふりをする! そんな占い師なんか私は要らない! 今から

警察に行って! 全部、今までの事を話します!!!』

『えぇ!? ちょっと待ちなさい!』

『インチキ占い師めっ!』

【チッ!】



占い師のミゼランゼが私に、舌打ちをして私から離れて行ったのよ!



私は、こうして、、、!

あの占い師の呪縛から逃れたんだけど、、、。



・・・今では、借金が150万円ほど残っているの、、、!


それでも、、、。

細やかながらそれなりに、今は小さな幸せを感じているわ、、、!



仕事も見つかり、好きな男性ひともデキたの!



やっぱり、占いに頼り切る事は危険だと知ったの、、、!

心の隙につかれてしまった...。


弱い心につけこむ占い師。

私は、二度と占いを信じないわ、、、!!!



・・・これからは、私の人生を生きて行くんだから、、、!!!






最後までお読みいただきありがとうございます。

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