車にひかれて残された遺児が困窮する?
読んでた小説が書籍化されると嬉しいですね。
書籍化にあたって削除でも最終章まで書ききってあれば、おまけ閑話と表紙辺りを楽しみに購入できます。
良いところで切って続きは書籍にてをされると
「ちょっと前にキリのいいところがあったからそこでWebでの発表はとめたらいいのに」
と思いますが。
そこにいくまでの時点で面白いのは当然ですが、前提に破綻がない、というのもあるんじゃないかと。
一つの例として両親がトラックにひかれて残された子供が困窮するというのがあります。
そこからいろいろ派生していくのですが、本当にトラックにひかれて残された子供が困窮するのか?ですが一時的にはするけど一般的な生活が送れるはずです。
まず、トラックの車検は一年ごとにあります。
自賠責保険が切れてる車が車検に通るのか?
乗った事はないので断言できませんが、任意保険はともかく自賠責保険は無しで車検が通るとは考えにくい。
もしかしたら空白の一日か何時間かつくれるかもしれないので断言できませんが。
そこで自賠責保険が切れてる車にひかれたらどうなるのか、ですが政府保障事業の一つで自賠責保険と同等の保障が受けられます。
死亡事故だと3000万円になりますが手続きに一定の時間がかかると思います。
関わった人が知らない場合もありうるのですぐに期限が来るようなものは時間切れになるかもしれませんが、生活ができないほど困窮する事は考えにくい。
18歳未満なら一時的に児童養護施設で保護になるかもしれません。
ただタイムラグはどうしても発生するので、保護にうごいている間に物語として動き出すかも知れません。
そういった事を前提にして小説がかかれてるとその世界に入りやすい。
代理人として入った親族が横領した、だから困窮してるでもいいし、事業の借金があった、相続放棄すればいいけどどうしても思い出の家を手放したくないでもよし。
長々とした説明でなくてもサラっと前提に入ると思います。
おそらく、小説を書いた人はトラックの車検が一年ごととか、ひき逃げでも自賠責保険と同等の保障が受けられる(要時間)などはご存知ないかも知れません。
それでも小説のおもしろさは無くなりませんが、前提が練れてないと物語には入りにくい。
そういった事を気にしすぎると物語が広がらないので気にしすぎるのも良くないのですが。
書き上げたあと、投稿する前に法律関係に齟齬がないか調べるか設定はゆるふわと前書きにかくかですね。
それなら感想で指摘はないか、ゆるふわを踏まえての指摘になると思います。
そういった但し書きがない場合、読み手は違和感を覚えたままです。
小説は創作物、細かい事はいい、という考え方もあれば設定も気になるという人もいるでしょう。
どっちがいい、ではなくどっちも考えての方が物語に厚みが出るんじゃないかな~と思います。