初雪は静かに確かに
恋愛デス。初デス。
稚拙、拙劣。劣悪、悪徳?
とにかく、酷い。
もし、見てくださった方が居れば辛口で感想下さい。
「あ、初雪だ。」
クラスの誰かが言う。
ふと、窓際の席から外を見遣る。すると、確かにフワフワとした雪が外に舞っている。
今はもう十二月。
初雪位、降っていてもおかしくない季節ではあるし今更、雪だのなんだの騒ぐような歳でも無い。
だが、周りの対応は俺の頭と正反対の様で雪だ。と次々と騒ぎ始め、終いには教室の窓際まで乗り出す奴まで出て来始めた。
「皆、席に着け。ホームルーム中だぞ」
その中でも今年二十八才になる担任女教師だけは雪に感情を動かされる事なく機能している。
まあ、一緒になってはしゃがれてもどうしていいのか解らないが。
「今日はもうすぐ帰れるんだ。少し落ち着いたらどうだ?もう高校生なんだし」
担任は、プリントを配りながら愚痴り気味に口を尖らせた。
「ごもっとも。」
俺はそれに答えるように呟く。勿論、誰にも聞こえないように、だ。
それにしても雪など、毎年見てる筈なのに、毎年お祭りの様に騒ぐ。
雪にどれだけの魅力が詰まっているのだろう。俺には到底理解出来ない。
雪が来れば冬が来る。冬が来るなら寒さが来る。寒さが来るなら暖房が要る。暖房を使うなら金が掛かる。
つまり、俺にとっての雪なんかその程度の認識なのだ。もっとも、光熱費を払ってないと無視されがちな意識ではある。そのため、周りの学生は些細な問題だと素通りしクリスマスに正月。そしてヴァレンタイン。
普通、学生がそんなイベントにしか目が行かないのは仕方の無いことである。
彼等には光熱費は関係無いからだ。
「じゃあ、今学期は終わり。また来年な。メリークリスマス。」
担任が宗教をガン無視した声を掛けると皆、席を立ち散り散りになりながら冬休みの計画を立て始め嬉々とした表情で教室から出ていき始める。
そこで、初めて俺は腰を持ち上げ帰る準備をする。
「笹原。急いでる?・・・訳ないね。ちょっといいかな?」
先生に声を掛けられたのは、今日が終業式だったせいかやたら軽い鞄を持ち上げた瞬間だった。
「まあ、少しだけなら。」
「じゃあ、手短に話そうか。」
そう言ってヒーターの効き過ぎた無駄に暑いこの教室で髪を邪魔そうに振り払いながら用件を言う。
それはもう簡潔な物だ。簡潔過ぎてびっくりした。
「正月、クリスマス。家に来ない??勿論、予定が無ければ。だけど」
「先生。・・・それ。学校的にどうなんですか?いろいろマズイと思いますけど」
「って言っても、笹原は一人暮らししてるんでしょ?まさか、甲斐しく世話してくれるような幼なじみなんていないだろうし?馬鹿騒ぎするような質でもないだろうし、そういう行事位良い物食べたいだろうし。」
嫌味ったらしく微笑む顔は何故か憎めない。
現実としてこの先生は性格の良さから、はたまたスタイルの良さか。とにかく中々人気のある先生で男子生徒に至っては恋愛対象にしてる奴もいるとかいないとか。
まあ、そんな事はどうでも良くて生徒の私生活位ほって置いてくれないだろうか。俺の家庭事情を知っての気遣いだろうが下手に首を突っ込むとお互いの為にならないのは常識だろう。
例えば、生徒と教師の禁断の愛なんぞ噂にでもされたら笑い話にならない。
「・・・誘ってくれるは嬉しいですし、気を遣ってもらうのも悪い気はしないですけどやめときます。」
と、まあ、善意であるのは確かだし冷たくする事も出来ない。そのため、やんわり断るに落ち着く。
「振られた・・・。ま、まさか、本当に幼なじみがっ」
なんとも支離滅裂な解釈。しかも、着目点がずれている。
このキャラ位置も人気の理由の一つなんだとか。
いまひとつ、迷惑にしか感じないのが珠に傷。
「そんな、軽く幻想みたいな事ある訳無いじゃないですか」
そう幼なじみだからって常日頃、身の回りを世話してくれるなんてのはまさに幻想で有り得ない事だ。
有るとすればゲームか、アニメ。或は小説か。いずれにせよ架空の物にしか存在しない。
「女教師にクリスマスにお呼ばれすることは幻想じゃないの?」
ふざけてモデルのようなポージングをとりながら言っている辺りは冗談だという示唆なのだろうか。
「世間から見れば幻想です。だからヤバイんですって」
わかっていながらわざと色っぽい仕種をする先生は、正直どうかしてるとそろそろ思いはじめた。
そんな嫌悪感が身体から滲み出ていたのだろう。
「んー・・・しつこいのは嫌われるし。ま、気が向いたら連絡してね。待ってるから。じゃあね」
そう一方的に挨拶の言葉を並べ、いつの間にか取られていた俺の携帯を投げ渡される。
「って、あっ・・・え?えぇ!?」
慌てて受け止めた後で先生を捜すように見渡すがそこには既に誰もいない教室だった。
「はぁ。」
思わずため息を零す。
開けっ放しのディスプレイには仙石 凜と言う新しく登録された連絡先が、表示されている。
−−−あの人の下の名前、凜って言うんだ。−−
確かにクラスの女子が凜ちゃんがどったらこったらだと話していたのをたまに聞いた事がある。それなのに知らないとは、俺は相当回りの世間話というか噂というかそういった類に鈍いらしい。
二つ折りの携帯を畳みながら思案に耽る。が、いつまでもそうしている訳にもいかないので無駄に長い防寒対策のマフラーを首に何回か巻き付けてから教室を出る。
そこに意外な人物が待っていた。
「遅かったね。笹原 義仁君?」
「告白、断って来た帰りか?木更津 珠里さん。」
「まあね。三人位切って来た。」
得意気に可愛いらしく笑顔を振り撒いて何人もの男子生徒を骨抜きにしてきたであろうコイツは、俺の幼なじみだ。
かといって、甲斐しく世話をしてくれる訳ではないし、一途に俺を思って来たとかは断じて無いだろう。
それはあくまで推測にすぎないが、もしそうだったとしてもコイツの本質を知っている俺としてもそれは願い下げだ。
「それよりさ、凜ちゃんの誘い。なんで断ったのさ」
行けばよかったじゃん。と一階に続く階段を一緒に降りながら珠里は喋る。
「聞いてたのかよ」
「まあ、ね。たまたまだよ。で、どうして断ったの?」
盗み聞きをしていたようなやつに言わなきゃいけない高尚な理由なんてこれといって無いのだがそれを正直に言って、そっかぁ。で終わるようなすっきりとした性格をこの木更津珠里は、していない。
「別に、理由はないよ、強いて言うなら変な噂とか流れてほしくないから」
なんて尤もらしい理由を繕える必要があるのだが。
「へー。・・・」
やる気の無い気の抜けた返事が帰ってきた。
階段を下り終え玄関までたどり着き、下駄箱からお互いに靴を取り出す。
それを履き終わった頃に珠里は、再び口を開く。
「義仁。昔はよく一緒に遊んだよね」
「まあ、な。だから幼なじみって言うんだろ?」
俺は扉を開けて外に出ながら遠慮も気配りも無しに答える。その後ろをちょこちょこと珠里が付いてくる。
なんの因果かは解らないが、家は割と近所で帰り道はほぼ同じ。お互いに一階に帰るなんて言う意志確認は既に何年か前から行っていない。
それだけ当たり前の行為なのだ。もちろん、毎日こういう風に生活している訳ではない。顔を合わせると暗黙の了解が生まれる。
それだけ。
ただ、今回はいつもと違う珠里を見て調子が狂うが、なんて事は無い。その程度でいつもと違う態度をとるような俺でも無い。
「それもそっかぁ。でも、雪だるま作ったり、雪合戦したりしてさ。楽しかったなぁ」
楽しかった日々を二人で懐かしむ。
今では珠里はなんだか横暴な時がたまにあったりするが(主にそれが俺の好感度を下げている。)昔はそんな事も無かったし、一時期は好きだと思っていた事もあった。
今更それを言う事はないし、既に割り切った事だが。
「義仁ってさ、淋しくなったりしないの?家で一人なんでしょ?それでさ・・・」
何かを思い出したかのような顔で隣から言い淀む。
何と無く言わんとする事はわからんでも無い。
「そういや、何年か前にもお前ん家のクリスマスに誘われたっけな」
一昔前なら喜んで行ったんだろうが今は、心境も状況もいろいろ変わってしまった。
だから、この言葉に魅力を感じる事は、もう無い。
「うん、なんだったら今年、来てもいいんだよ?」
「いや、俺はいいや。」
俺の間髪入れずに断ったのを見て諦めたかのような顔で珠里は呟く。
「ううん。・・・・ゴメン。来たい訳・・・無いよね」
「・・・謝んなよ。」
白い雪が降り、馴れ親しんだ通学路で二人、悲痛な顔をする。
ーーーーそんな事無い。遠慮無く行かせてもらうーーーー
たったそれだけの事が俺には言えなかった。
※
寒空の下から帰宅すると広すぎる一軒家に到着する。
なんの変哲も無い住宅地に存在するここが我が家である笹原家だ。
因みに高校からは二十分もあれば徒歩でも通学出来る距離にある優良物件だ。
「ただいま。」
茶の間に飾ってある物言わぬ写真に挨拶すると真っ直ぐ暖房に向かい電源を付ける。
出来るだけ節約したいのが本心ではあるがやはり自然の猛威には敵わない。
よって設定温度がついつい高めになっていく。
人間は怠けには逆らえ無いらしい。
「はぁ。」
ため息一つ。
誰に聞かれる訳でも無いので出来るだけ盛大に。
幸せが逃げるなんて言うが気になんてしない。
幸せなんて多分、ほとんどもってやしない。
段々、思考がネガティブになっていく。それを紛らわせる物を捜すがゲームなんて気の効いた科学の結晶は我が家には置いていない。
あるのは日常生活に必要な家具位な物だ。節約していくと真っ先に削る部分が娯楽。だから、滅多な物は置いてないのだ。
それから何か無いかと頭の中を探し回ったが結局、思いついたのは数時間前に貰った宿題だった。
筆入れからシャープペンを取り出し、数学のプリントにクラス、出席番号、名前まで書いた所で止まった。次の項目は日にちだった。何月何日にやったか。
ただ単にそういう事だ。
他意は無い。そのはずだ。
今日は十二月二十ニ日。
俺の両親の命日だ。
死因はトラック運転手の飲酒運転だった。
ちょうど俺のクリスマスプレゼントを買った時だったらしい。
それだけならまだ納得までいかずとも折り合い位はついたかもしれない。
ただ、犯人ははっきりと俺に言った。
誰かを殺したかった。誰でもよかった。と。
辛い記憶の追想から頭を切り離し広い部屋に意識が戻る。
ピンポーン。
それから程なくインターホンがなる。
時刻は四時半。
「はい。今出ます。」
プリントを投げ捨て玄関のドアを開ける。そこにいたのは鍋を持った珠里だ。
「あの・・・これ。お母さんが、義仁にって」
「ああ、・・・ありがとう」
両親が亡くなってから毎年この日には珠里の母親が料理を振る舞ってくれる。
実際、料理なんて作るような気分では無い為有り難く受け取っている。
中には芋や肉の塊らしき物がごろごろ入っているカレーだ。去年は確か、ハンバーグだった気がする。今回もまた、うまそうだ。
いつもはこれで終わる筈だが今回は違った。
「それと・・・こっちも」
小綺麗にラッピングされた立方体をついでに渡された。
「それじゃ。・・・」
「おう、じゃあな」
「うん、善いお年を」
無理矢理作った笑顔でそうそうに去っていく珠里を最期まで見送らずに奥に戻る。何か覚えが無い物を渡されたが、まあ、幼なじみの癖にクリスマスプレゼントは何年か前にくれなくなったのでそういう訳では無いだろう。
もしかしたらそれは、俺が先にプレゼントをあげなくなったせいかもしれないが、やはり前後関係は覚えてない。
珠里の方も特別に何か思うような事がある訳じゃない様でドアを閉め帰って行った。
忘れないように鍋をコンロに起きカレーを保存する。まだ温かいようだが夕食には早い。
渡された物が気になって包装を破るように開ける。
そこには手紙と箱があり一先ず箱を開けると何だか高そうな腕時計がでてきた。
なんだってこんなもの。
その理由は手紙にある気がしてルーズリーフを半分にして、シャープペンで書かれたただのメモにすら見える物に手をつけた。
《今までろくなプレゼントをあげられなくてゴメン。たまにはカッコつけたくて頑張ってバイトして貯めたんだ。義仁はクリスマスも私も両方嫌いだから多分、メリークリスマスなんて言わないと思う。でも私は−−》
そこから先は消しゴムで消されている。
意味が無い。
面白くない。
くだらない。
申し訳ない。
情けない。
不甲斐無い。
その先に何かある訳じゃない。
何を感じる訳じゃない。
ただ卑怯だと思った。
でも、そんな言葉を羅列してるだけの俺も心底、嫌だった。
制服を脱ぎ棄て私服に着替える。外は寒いだろうからしっかり厚着をする。
財布の中身を確認後、動揺しつつ慌てて通帳も持っていく。遺族年金もあるだろうし、それを使わなくても前にバイトしてた頃の預金も少しはあるだろう。
心配は無い。
出掛ける前に携帯をポケットに突っ込み、暖房は切っておく。
少し迷ったが、貰った真新しい腕時計もしていこう。
時計の針は正しく時を刻み動いている。電波時計だろか。いくらするのだろう。
俺もこの腕時計のそれ相応の金額を出さなければならないと考えたら頭痛がする気がするのは何処かに置いておく。
こんな物を貰っておいてこのままだんまりなんてのは笹原義仁の中の条理というか、誇りというかとにかく大切な物がぶち壊れるような物だ。
だが、まあ、とりあえず、この際値段はどうでもいい。
久しぶりに幼なじみに数年分の衝動買いをすれば良いのだ。
思えば至極当然でとても簡単な事だ。
銀行に寄って『ある程度』、金を下ろす。しかし、この時の俺の『ある程度』はどれほど抑止されているのかは知る由も無い。
それから通帳を置くのに一旦家に帰り、まともそうな物が売ってそうな都市部まで駅から電車で三十分。
時刻は6時を廻っていた。
勢いで飛び出したは良いが何を買うかは定まらないが現実問題。
アレコレ考えるのに立ち往生も辛い。冷え込んだ空気を肺に通しながら表通りを歩く。以外とカップルは少なく一人で歩く人が多い。以外と多いというだけでカップルがいない訳では無い。
しかし皆、何かしらのプレゼントを買っている事は明らかだ。道行く人は小さな箱を持っている場合が多い。或は馬鹿デカイぬいぐるみか。
やはり無難にアクセサリーが良いのだろうか。
それじゃあ、指輪は論外だろうし。
俺が彼氏なら話は別だがそんな有り得ない仮定を立ててもどうしようも無い。
かといって珠里がネックレスは付けてるのを見た事がないし、耳にピアス穴は空いてない。
なら腕に付ける物、ブレスレット。・・・で良いのか。
まあ、他にそれらしい候補も上がらない。思えば以前はミサンガとかああいう物が好きな方だったかもしれない。最近では付けてるのを見ないが。
そうと決まれば、善は急げだ。
適当な店に入って目当ての物を捜す。ブランドとか流行りとかに善し悪しはあるのか解らないが多分、あるんだろう。
どっちにしろ俺はその手の物に詳しくない。考えても解らない事だ。
さっさと思考を放棄する。
暖房が効いた風を感じると目の前にはギラギラした金物が溢れている。
「本日はどういったご入り用ですか?」
丁寧な口調の店員が応対する。
高価な物を買い慣れていない、ましてや女子にプレゼントなど多分初めてだから仕方ないといえば仕方ない。
俺は緊張していた。
「プレゼントですか?」
「ええ、まあ。」
思わず濁してしまう。店員さんの方も察したのか、それ以上詮索するつもりは無いようだった。
「では、失礼ですが予算の方は・・・。」
「あー・・・三十万以内なら。」
俺の身なりは明らかに学生で大金を持っているようには見えないので店員さんは爽やかに愛想笑いをしている。
笑顔が、引き攣り上手くいっていないのは御愛嬌。
とはいえ、こっちは値段の相場が解らないのだからどう立ち回って良いかなど解るわけは無いのだ。
これもまた仕方ない事だ。自分は高価な物を買い慣れてるのだと下手に取り繕う必要性も感じられない。
「彼女さんにですか?」
念のため、と言わんばかりの態度で聞きづらそうにこちらを伺う。
「いや、そういう訳じゃないです」
「じゃあ、あんまり高くない方が・・・」
「でも、大切な人です」
それから店員さんはうぅっ、と唸り声を上げ始めそれからぶつくさと誰にも聞こえないような呟きをつく。
一見不気味過ぎるこの店員が呪文を唱えてるようにすら見えるこの状況は思ったよりも居心地が悪く周囲の視線も痛い。
なかなか、辛いが今、何も言わずにここから立ち去る事も難しそうだ。
空気が淀み始め、その光景が30分位継続してから事態は急変する。
「あ゛あ゛ーもう、解りました!若い方がそんなにお金持っているのは絶対可笑しいですけど、絶対良いの選んであげます!私は、夢有る方の味方ですから!!そこで待ってて下さい!」
叫びたいことを一気に吐き出し視線を集める。そしてそのまま店の奥に消える。
取り残された俺にはどうする事も出来ない。
更に暫くしてから帰ってきた店員は箱を持ってこちらに来る。どうやら『良いの』が見つかったらしい。
「いくらですか?」
「え、あー。・・・二十九万八千円です。」
手早く、現金を取り出し支払う。いつまでも刺すような視線に堪えられる訳が無い。
「はい、確かに。二千円と領収書です。また、お越しください。ありがとうございました」
絶対来ない。てか来れない。
口には出さないものの嫌悪感を剥き出しに帰る。
その際、ふと領収書を眺める。
そこには『四十五万八千円』とあり、端には頑張って下さいっ、と丸い文字で書いてある。
「暇になったらまた、行ってみるか。」
帰り際の冷たい空気にただいましながら誰に言う訳でも無く喋ってみた。
そしたら、案の定恥ずかしかった。
俺は焦って帰路を急ぎながら携帯の電話帳のカ行を開く。
木更津珠里。
ちょっとまって深呼吸。
そして、その欄のコールボタンを意を決して押した。
「あ、俺だけど。・・・なあ、・・・明後日。・・・お前ん家行ってもいいか?」
搾り出すように声を出した。




