恒星間航行船
最近仕事からの帰りが遅いため、更新が深夜ばかり。。。
もう少し早い時間に更新できるように、仕事も頑張ります。
とりあえず4話めの更新ができたので、三日坊主は脱却。
ユーフィという声の主が言うには、何らかの問題が発生して、町の環境が悪化するかもしれないとのことだ。
言っている内容やよく理解できていないけれど、深刻そうなことだけは伝わってきた。
「おじいちゃん、どうしたらいいんだろう?」
「わしに聞かれてもわからんわい。。。ユーフィさん?とやら。わしらは一体どうしたらいいのかのう?」
『この状態が続く場合、外部からのエネルギー供給ができませんので、ユーノスエンジンの起動を推奨いたします。』
「ゆーのすえんじん?」
『はい。リュシテアのメインエンジンを起動することで、外部からのエネルギー供給に頼らず、エネルギーの自給が可能です。ただし、現在は地下ドッグに係留中のため、この状態での長時間のエンジン稼働は推奨されません。』
エンジンとか、地下ドッグとか、リュシテアっていうのは飛行船みたいなものかな?
「リュシテアって何??」
『リュシテアは、現在この土地の地下に係留中の恒星間航行船です。この居住エリア周辺の環境維持、並びにエネルギー供給を行っています。』
「飛行船みたいなもの?」
『そうですね。飛行船よりも高い所を飛びますが、空を飛ぶという点では、間違っていないでしょう。』
「じゃあ、その船のエンジンを起動させれば、エネルギーは大丈夫なんだよね?」
『先ほども申し上げた通り、地下ドッグへ係留中の長時間エンジン稼働は推奨されません。長時間稼働するのであれば、地下ドッグからのパージを進言いたします。』
「ちょっと待ってくれい。そもそも何でそんなもんがこの地下にあるんじゃ?」
『惑星開拓の際、居住区へのエネルギーの供給や環境維持、および将来的な移民のための移動手段として、以前のマスターが設置されました。』
「惑星開拓!?」
『はい。この惑星への移住の際、5隻の恒星間航行船で環境改善を行いました。そのため、この星には5隻の船が存在していたはずです。』
「はず?」
『リュシテア以外の4隻については、これまで通信制限をかけられていたため、状態の確認が取れておりません。先ほど、マスターのご命令により通信制限が解除されたため通信を試みております。。。。。。。。。。4隻のうち、2隻からは応答があったため、現存していることが確認されました。』
「なんだか急に壮大な話になってきたけど、もう少し詳しく、順を追って説明してもらえないかな?」
『承知いたしました。マスター』
その後ユーフィから聞いた話は、おじいちゃんでも初めて聞いたという、大移民の歴史だった。