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人生、いい時も悪い時もある

~人生、誰だって後悔や絶望するかもしれない~



20XX年4月15日7時19分品川駅山手線いつも通りに電車に乗る、今日は待ちに待っていない高校の入学式。と言ってもここは中高一貫校で、今日はその付属生の入学式で周りは見知った顔しかいないから不安はない。というわけではない。そう学年が変わるイコールクラスのメンバーも変わる。


僕は、そこに不安があったなぜなら僕はいわゆる陰キャなのだ、だから友達は少ない方だ。そうクラス替えで自分の数少ない友達と離れるとクラスでボッチになりかねないゆえに不安だ。

ここでこう思う人もいるだろうクラスが違ったらそのクラスに行けばいいだろうと、しかしそう簡単な話ではないもう一度言おう僕は陰キャだ。

そして、僕がほかのクラスに行くと

「誰だアイツ」

「誰かの彼氏?」

「そんなわけないじゃんだってそこまでイケメンじゃないし」

「ちょ、声でかいよ、聞こえちゃうよ」

などと他からガヤガヤ言われるからほかのクラスにはいけないのだ。

ただし、思った人もいるだろう「そんなことが起きるわけない」と、しかしこれだけは信じてほしい実際に起きたのだから。

と昔の苦い思い出を思い出しているうちに目的地つまり学校に着いた。


さて、ここで僕の運命の瞬間だクラス表が張り出されているところに行くと僕の数少ない友達の一人齋藤高宏がいた。高宏とは中1からの中3まで同じクラスだ。高宏は中学のころサッカー部だったので人脈はそこそこありコミュ力もありなぜそんな陽キャが友達かというと最初は席が隣でそこから話していくにつれ趣味(読書、特にラノベを読むことが)同じというので仲良くなっていたのだ。そんな高宏が僕にむっかて手を振って言った。

「寂しくなるな」

その言葉を聞いてクラス表のほうを見ると案の定高宏とはクラスが違っていた。


「まじかよ…」

その言葉は自然と口から出ていた。それにもう一人友達の伊東翔(中1からの中3同じクラスで翔とはゲーム仲間)も違い僕は絶望した。

おわかりいただけただろうか、僕は新しいクラスでボッチになってしまったのだ。これからどうやっていけばいいんだ…とため息をつきながら新しいクラスに行く。


クラスに着くと黒板には座席表があり自分の名前を見つけてそのとおりに座り先生がくるまで趣味の読書ラノベを始めた。ラノべに集中しているとはいえ周りの声は聞こえ陽キャ男子達の会話が聞こえてきた。

「外部生でかわいい子来ないかなぁ~」

「かわいい子が来たとしてもお前の顔じゃ無理だよw」

「いやいや顔だけで決めてはだめだよ諸君、人はこころが大切なんだよ。こころが」

「こころがよくても顔が崩壊してたらまず話にならないんだよ。そんなんだから彼女できないいんだよ」

「いいよなぁ~、お前は彼女いて」

「まぁな」

とかいう話が聞こえてきた。

まぁ彼女がどうのこうのと言ってたがそこはどうでもいい、問題は外部生だ。なぜか?それは簡単だこの学校が始まって3週間ぐらいに付属生と外部生のなかを深めようという3泊4日の合宿があるのだ、しかも各班の人数は付属3外部3人で人数は6人で各クラスから一人ずつ選ばれる、もうここで僕の心は折れそうになり、さらに付属のメンバーが全員男子の場合外部は女子だけになる。そうわかっていただけられただろうか外部と付属の男女比が一緒になるのだ、さらに3日目の日には外部付属男女ペアで共同作品を作らないといけないのだ、なんて最悪なのだ。ただでさえ見知らぬ男子としゃべるのさえ厳しいのに、女子。女子となんて数えるくらいしかないのにどうやればいいんだよ…

そんなこんな考えているうちに先生が来て入学式は終わり、帰路につくのだった。


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