59 霰のように激しく行こう
試合の開始と同時にあいつが何をするのか、私はなんとなく予想がついていた。
きっと、先手必勝の馬鹿みたいな一撃なんだろうなあ、と。
そしてそれがどう来るのかも、予測済みだった。
なので、私との距離を一瞬で詰めたあいつを、私は横目で見ていた。
軌道が分かるなら、その場からズレればいい。
だから即座に回避し、その刃から逃れた。
それだけの話だ。
そしてそこユウキの振り下ろした剣は、想定通りに空振り、石の床へと直撃する。
だが、一体初めの一撃にどれだけのスピードとパワーを乗せていたのか。
考えたくもない。
なにせそれだけで会場を轟かすほどの爆風が起きたのだから。
こえーよ!
最初からガチ過ぎない!?
なんというか会場そのものに容赦ねぇー!
私はその爆風に乗り、ユウキのガラ空きな背後へ切りかかる。
剣に風魔法を纏わせ〈魔力付与〉を発動し、全身をその場で編んだ〈魔闘技〉で強化する。
全身全霊を込めた、ユウキの初手と同じく本気の一撃だ。
勿論それは、即座に振り返ったユウキの剣に止められる。
刹那の金属音が、衝撃が、互いの笑みが、互いに分かっていた。
分かっている。
今のはお互い、本気だけど、全力じゃない。
お互いただの、お遊びの一撃だ。
お互いに避けると分かっての、小手調べにもならない準備運動。
ただの、挨拶だ。
それでも、それだけでも、楽しくって仕方ない。
これを防げるだけの奴と、今からやりあえる。
心底楽しくって楽しくって仕方ない。
そう思ってる猟奇的な自分が、確かにいた。
そんな風に思えるのは、果たして余裕があるのか、それともないのか。
私自身、よく分かっていない。
「らあっ!」
ユウキが剣を大きく振り、私の体を剣ごと吹き飛ばす。
私は腕に痺れを感じながらも剣を握りしめ、そのまま闘技場の壁に激突する──わけはない。
んな痛いの嫌に決まっておろう!
今の反撃でも十分痛かったもん!
なのでこうします!
「──浮いた!?」
「おいっ! あのチビッ子、浮いてんぞ!」
野次馬共の驚きに満ちた声。
ふふん、どーよどーよ、凄いだろう。
私の体は、壁にぶつかることなく、むしろ宙に浮いていた。
勿論、私のスキルにそんなものは無い。
システム内には〈フライ〉という光属性の浮遊魔法もあるが、まあそれに近い。
重量という自然の法則に逆らい、空間を自在に動き回る。
私が昔から使っていた魔術だ。
今回は折角こいつと闘り合うってんだから、正真正銘の、裏チートという名の私の知識と経験を存分に使わせてもらおう。
卑怯とは言わせねぇ!
なにせこうしないとハンデ背負ったゴリラと対等になれないからね!
こいつが人間のくせに強すぎるのが悪い!
ユウキが地面から、より空に近い私を見上げる。
そして何故か、その場で立ち止まったまま思案顔となり、浮いた私をマジマジと見る。
「……レイレイ。それ、魔法じゃないっしょ」
何故バレたし。
「な、なーんのことやら」
私は顔を背けて宙で口笛を吹く。
そのわかりやすい誤魔化し方では、ユウキは引き下がっちゃくれなかった。
「いや、光魔法はカンストさせてっから、なーんかあーしの知ってんのと地味に違うなーと思って。まあただの勘っす」
勘が良すぎませんかねこいつは!?
ぶっちゃけ殆ど同じようなものよ!?
それを何故魔術だと見抜ける!?
勘がいいガキは嫌いだよー。
「まあ、魔法であろうとなかろうとどっちでもいいでしょ。些細な問題じゃん」
「同感、っすよ!」
地面がまた爆ぜた。
そして、そこそこの高さに浮遊している私との距離を、こいつは一蹴りで詰める。
その突然の行動は、私に宙で自由な行動をとる時間すら奪う程の速さであった。
ヤバっ!?
「っ!?」
だが、驚きに息を詰まらせたのはユウキの方。
何せあいつの視界から、私が文字通り消えたのだから。
そのままあいつは宙で回転し、壁に剣を突き立てて会場を見渡し、私の姿を探す。
が、見えてはいないだろう。
実はすぐ下にいるんだけどね。
別に大したことはしていない。
魔術により私の周囲の光を屈折させ、私の姿を見えなくさせた。
そしてあいつに迫られる直前に、浮遊魔術を解除して、重量に従って落下。
地面に着地して、壁に突き刺さるあいつを見上げる、それだけだ。
意味わかんないね。
「そこっ!」
ぎゃー!
普通にこっち来たー!
見えていないはずの私を、何故かユウキは的確に捉え、狙いに来た。
ああクソっ!
〈気配感知〉はごまかせないですよね知ってた!
私は姿を消したまま避ける。
つい先程まで私の立っていた場所が、刹那のうちに爆ぜる。
粉々だわひっどいわ。
「もーレイレイ、そんな不可視の魔法なんて無駄無駄ァっすよ。あーしの嗅覚を舐めちゃいけねぇ。レイレイのいい匂いくらい分かるんすから!」
「変態臭い発言やめい!」
私は姿を表してドン引きを示す。
どうやら〈気配感知〉ではなく〈嗅覚強化〉の方だった模様。
こえーよ。
闘技場で鬼ごっこが始まる。
私は逃げながら魔力弾を放ち、ユウキは余裕で回避するか剣で弾く。
〈魔闘技〉で身体強化して、風邪を纏って逃げているが、それでもジリジリユウキとの距離は近づいて行く。
追いついて魔法を放つことも出来ない。
そして先に痺れを切らしたのはユウキの方であった。
「あーもー、逃げてばっかりは嫌っすよ!」
「っ!?」
刹那、ユウキの姿が揺らいで消える。
かと思うと、私の後ろに回り込んでいた。
反射的に、両手で剣を持って迎え撃つ。
重い! 腕折れる!
「っぐ、うっ!」
「レイレイからうめき声が聞こえるとかサイコーっすねぇー。ほらほらどうっすかー、メスゴリラと罵倒されていたあーしの力はー」
「うっ、さいわ、サイコゴリラ!」
「だからバーサーカーっす!」
「知らんがな!」
互いの剣を弾き、そしてユウキは猟奇的な目で私に無数の剣戟を食らわせてくる。
時に大振りな撫で切りが私を襲い、私がそれを避けると、逸れた剣が石の床が崩し、下の地面が剥き出しになる。
一撃一撃が速いし重い!
やっぱり物理勝負とか無理!
私はまた距離を取るが、知ったこっちゃねえと言わんばかりにユウキが剣を大きく振り下ろす。
顔面スレスレのところで回避し、また下の石の床が割れる。
避けて、割れて、避けて、割れて。
こいつどんだけ会場破壊すんの?
破壊魔かな?
後ろの受付嬢が頭抱えてるよ可哀想。
いくら直せると言っても、これは酷い。
いい加減不毛な攻防はやめるか。
「らあっ!」
「うおっとぉ!」
至近距離での巨大化させた〈ファイアボール〉を放つも、ユウキは身を仰け反らせ咄嗟に避ける。
それで終わると思うな!
「飲み込まれちゃえっ!」
「わっ!?」
ユウキの後方に飛んで行ったと見せかけたその火の玉をさらに巨大化させ、炎の化け物の如くその炎の口を大きく開き、ユウキを飲み込む。
ユウキが炎に飲まれると私は跳んで宙に浮遊し、距離を取る。
「おいっ、ユウキが炎に飲み込まれたぞ!」
「え、えっげつね〜……」
なんとでも言うがよい。
どうせこいつ、この程度じゃ死なないし。
ほんの数秒でもいいからオーブンで焦げとけ!
火炎属性の〈スモーク〉を使い、浮遊している私の眼下を煙幕で覆う。
これはシステム内のと同じだから、簡単にいける。
《熟練度が一定値に達しました。アクティブスキル「火炎魔法 Lv1」が「火炎魔法 Lv2」になります》
こらS、黙らっしゃい!
こちとら集中してるんじゃあ!
『だから当機ですが当機じゃないですって』
分かってるよ八つ当たりだよ!
煙幕立ち込める中、ユウキを包んだ火の玉が揺らいだ。
かと思うと、その火の玉がぱっくりと切り裂かれ、ユウキの剣が現れる。
そしてユウキが炎の中で立っていた。
魔法を割いたよこいつ!
いや慣れれば割けるけど!
人間がそれやるか!?
桃太郎ならぬ炎太郎!?
駄目だ意味分からん!
「大事な服がちょこっと燃えたじゃないっすか! お返しっす!」
ユウキは私の方へと跳び、炎の中で僅かに熱された鉄の剣の腹で殴りかかろうとする。
いやそれは熱い。
絶対熱い。
超勘弁。
「そうやって馬鹿みたいに猪突猛進するの、やめた方がいいんじゃないっ!」
私がさらに上へと浮遊しながら手を上げると、煙幕の下から土の槍が無数に飛び出してきた。
「なっ!?」
ユウキが驚愕するが、私はそれどころじゃない。
うぐっ、MPごっそり減った!
無理落ちる!
こっそり封印をちょっぴり解除!
周囲の魔素を自動的に魔力に変化する速度をアップ!
《熟練度が一定値に達しました。バフスキル「MP自然回復強化 Lv1」を取得しました》
わあああんー!
ズルしてごめんなさいー!
でもこれ人間状態になってもあった体質なんだから仕方ないじゃない!
むしろ今まで縛りプレイしてた私を褒めて!
『別に誰も責めませんよ』
私が気にするんじゃあああ!
さっきの煙幕は〈アースランス〉を隠すためのもの。
本命は、あいつの馬鹿力で割れて剥き出しになった地面を利用して土槍を放つこと。
が、それだけで終わるか!
ズルしちゃった魔力をフル活用!
全てを切り裂く風魔法!
それに攻撃力アップのための闇魔法付与!
くらいやがれ!
厨二病感満載の闇の撫で風!
「ちょぉっ!? 三属性一度に発動はズルくないっすか!?」
ユウキが空中で空振りした剣を下げて抗議する。
勿論縛りにより〈浮遊〉を発動することも出来ないため、ユウキは自然に従って落下していく。
落ちろ落ちろ!
「お前が言うかい筋肉ゴリラ! とりあえず串刺し芸さらすかズタボロになっとけ!」
宙で無防備に背中を晒すユウキの真下からは無数の土槍、上からは覆い被さるように黒い風。
そして私は浮遊を維持して観戦。
アホゴリラの無様な姿を上から見下してやろうじゃない!
そう傲慢に構えていたら、私の髪がほんの数本、はらりと落ちた。
…………はい?
私は咄嗟に眼下を注意して見る。
私の足元に広がっていた筈の風の一部が切られ、崩れた土槍が元の砂に戻っていた。
どうやら土槍を起用に蹴り、凶器たる風の天井をただの鉄の剣で切り裂き、その斬撃が私にも届いたらしい。
こいつ! 蹴りと剣でどうにかしやがった!
主人公かよ!
お前はどこのチート主人公だ! ええ!?
「ふんっ!」
「ぎゃー!?」
その上、落下しながら剣を投げる。
私に向かって的確に剣をぶん投げてきやがったー!
浮遊してる時にそんな反射神経求めんな!
痛いの無理矢駄!
当たる前に落としてやる!
私は剣を振り下ろし、向かってきた剣をはね返す。
ガキンッ! と、かなり鈍い音が響いた。
おっも!
どんだけスピード乗せてんの!?
落下しながらなのにどんだけ早いの!?
剣を弾いたあと、私は地面に着地する。
そしてユウキをきっと睨み、手をかざした。
「乙女の髪の恨み!」
風と炎の矢が、ユウキに向かって無数に放たれる。
ユウキは即座に拾い上げた剣と身体能力で、上手いこと防いでいく。
「わぁああ! ごめんっすよー! でもあーしの服とウィンウィンじゃないっすかねぇー!」
「知ったことかー!」
「そんなー!」
弾幕ごっこじゃあ!
とことんやってやるよ!
縦横無尽に動き回るユウキに向かって、魔力の限り的確に魔法を放っていくが、ユウキの肉体には未だ当たらず、かするだけ。
しかもその逃げてる本人は、それだけ動き回っているにも関わらず、まだまだ体力に余裕を持っている。
腹立つわー。
「わわわのわっ。ホントに悪かったっすよー」
「じゃあちょこまか動かずに当たれ!」
闇も混ぜて破壊力を上げる。
ついでに煙幕!
視界塞がれてフルボッコされてしまえ!
「わふっ! あーしだって痛いのは嫌っすもーん」
ユウキは軽口を叩きながら、残像を残すように素早く避ける。
時には蛇のようにうねり、時には蜘蛛のように剣と足で宙を舞い、時には馬鹿力で魔法を破壊する。
煙幕の中なのになんで避けられんの!?
回避力高すぎでしょ!
「むー! 攻撃は最大の防御っすよー!」
ユウキは魔法を剣で無理矢理斬り裂き、私の方へと跳び出してくる。
ええっと次は、って……っあ。
魔力の使い過ぎで、目眩が……。
ええい! 光屈折!
そして全力で横に跳ぶ!
「また消えたー! ううー!」
また空振りしたことにモヤモヤするユウキを横に、私は一度距離を取り、息を整える。
っはあ、頭、痛いってーの。
ある程度回復したら、また気配を感知される前に駆け出した。
そして煙幕の中に姿を隠し、ユウキの背後を狙って斬り掛かる。
「そこっ!」
「ちいっ!」
しかし余裕で防がれ、私はまた〈スモーク〉を発動して身を隠す。
しかし、煙幕の中に身を潜めていても、あいつは魔法を切り裂きながら、その斬撃を私に飛ばしてくる。
あーもー!
不意打ち狙うっきゃないのに全然無理なんですけどー!
無理ゲー過ぎてマジでやってらんないよ!
常に回復魔法かけてるから、傷はすぐ塞がるし、体力も魔力を変換すれば戻るから問題ないのだが、素直に魔力の併用が辛い。
グラドの時よか使ってる魔法は雑魚いからマシだけど、それでも脳と魂の負担が半端ない。
でも物理だけじゃ絶対勝ち目ないから無理じゃん!
もうどうしろって!?
私がそう焦りながら打開策を考えていると、突然、攻撃が止んだ。
ん? 何を企んでる?
そして刹那、ユウキが目の前に現れる。
えちょまっ!?
ユウキの顔を見るまもなく、咄嗟に剣で防いだが、腰が入っていなかったせいで、幼い身体は簡単に吹き飛ばされてしまった。
「あぐっ!」
壁にぶちあたり、肺が潰れたような錯覚に陥る。
く、るし……。
即座に回復魔法を自身にかけて、悲鳴を上げている手と腕を回復して、また剣を構える。
……やっばい、まともに食らった。
HP、今のだけで半分以上減った。
その上、魔力もあんまり残ってない。
これは、拙い。
私が息を整える中、砂埃の向こうからユウキがゆっくりと近付いてくる。
逃げる隙も無く、張り詰めた空気を抱えて、ただただ化け物が近付いてくる。
しかしその顔には、どうしようも無いほどの退屈が表れていた。
「────はーあ、ぬるい」
刹那、ユウキが一歩で距離を詰めた。
ユウキは己の剣を振り下ろし、私の手から剣を叩き落とす。
ガシャンッと、剣が地面に落ちる。
私は今の衝撃による手の痺れをもう片方の手で押さえて、ユウキを見上げることしか出来なかった。
そしてユウキはため息を吐く。
「なあレイレイ。レイレイの本気って、そんなもんなんすか? いくら弱体化してるからって、本当にそんなもんなんすか?」
失望と、僅かな苛立ちの目。
私には、何故こいつが怒っているのか分からなかった。
私は、本気を出していたはずだ。
この体の状態で出せる、本気を。
しかし、ユウキにとっては違うらしい。
全くもって、違うみたいだ。
「はあ。ぬるいぬるい。どうやら、あーしの思いが伝わってなかったみたいなんで、今一度ハッキリ言うっす」
ユウキは、私の首に剣の腹を当てて、獰猛な笑みを近付けた。
「殺す気でこいよ。あたしはレイレイのガチが見てぇんだ。血が踊り、理性を忘れ、狂気に身を投じた乱闘をさ、してえんだよ。だから、本気で来なよ」
期待するように、楽しそうに、呑み込むように。
「実はレイレイって、弱いんじゃないんすか? 弱体化なんて言い訳をしなきゃいけないくらいに、本当は弱いんじゃないんすか?」
こいつは、笑って、嗤って、哂って、挑発する。
その笑みに、その挑発に、私の中の何かが弾けた。
────そうやって弱いから、君は一番大切な人に、あんな顔をさせるんだ。
「っ?」
突如、ユウキの頬から血が流れた。
恐らく誰にも、傷を付けた瞬間は見えていなかっただろう。
私にも、ユウキにも。
ただただ、いつの間にか剣を再び持ち、振り上げた私がいるという、結果が見えるだけ。
ユウキは、紅い線の付いた頬に触れた。
そしてその血を指でなぞり、自ら口に含む。
「……ははっ」
そして楽しそうに笑って、私を覗き込んだ。
「ほら、やれば出来るじゃないっすか」
こいつの目に映る、私の顔は、一体どんな顔をしていたか。
そしてその顔は、一体誰に向けられたものだったか。
私は、刹那に、何を思ったのか。
とりあえず今は、そんなことは全部忘れて、自分の心の奥底に燻らせていた何かを、全部全部吐き出すことにした。
私はユウキの鼻先に、剣先を向ける。
「……私に殺意を思い出させたんだ。殺されたって、文句言わないでよね」
自分の耳で聞いて、酷く暗い声だと思った。
ぐるぐると、ぐちゃぐちゃと、黒い感情を思い出す。
……昔は、こんなに黒くなかった。
ただ敵を怒ればそれで良かったから。
でも、今は、今の私は。
……きっと、弱い自分自身に対して、どうしようもないほどに、怒りを向けている。
いや、今だけじゃない。
あの時からずっと、この怒りは心そこにあった。
浮かび上がらせていなかっただけで、確かにそこにあった。
だから今、弱いって言われて、こんなにも自分自身にに怒りを向けているんだ。
「いいっすよ。レイレイに闘いで殺されるなら本望っす。だから、全力でやろうじゃん?」
ユウキは、そんな私を、正面から受け止め肯定する。
ああ、きっと、乗せられた。
でも、まあいいや。
たまにはこの怒りを吐き出さないと、自分自身を壊してしまいそうになる。
だから、今は、流されるままに、この怒りをぶつけよう。
たまには、自分らしくないことをしたっていいでしょ?
そうして、本当の全力の闘いが始まった。
********
『今回は休憩』
S『あのゴリラやらかしてくれやがりました』
レグ『何をだ?』
アヴィー『何が?』
S『それは次回に続く』
激おこプンプン丸。




