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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
85/335

静かなギルド……

「…………」


ケイゴは、静かなギルドを歩く。


ケイゴが入ってきた音で、受付嬢達がチラッとこちらを見てまた仕事に戻った。


「…………」


……ちょっと休憩するか……


ケイゴは、いつも座る休憩場所に行き座った。


「…………」


……朝から大変だなぁ……受付嬢は、ただ立っているだけじゃない……簡単な仕事なんてあるわけないよな……


ケイゴは、受付嬢達をボーと見る。


「……俺は…………」


ケイゴは、受付嬢ちゃんを見る。


受付嬢ちゃんは、机の隣にあるパソコンみたいな機械に何か打ち込でいた。


「…………」


……受付嬢ちゃん……


受付嬢ちゃんは、作業しながらなんとなくこちらをチラッと見てる気がしたが……気のせいだろう……


「…………」


……綺麗な人を遠くから眺めるだけで……どうしてこんなに幸せなのだろうか……


……もし……昨日……死んでたら……


「…………」


「……やぁ……おはよう」


「……うぉあ! ……お、おはようございます……えっと……お久しぶりです……」


「……そうだね……久しぶりだね……」


「…………」


ケイゴが、びっくりして振り返った声の人物は……漆黒鎧さんだった。


「……すまんね……びっくりさせてしまって……」


「……あ、いえ……大丈夫です……」


……なら……もうちょい気配を……


「……ふむ……ケイゴ君……少し臭うぞ?」


漆黒鎧さんは、嫌そうな言い方で言う。


「……そ、そうですよね……じゃあ……出ます……」


……そりゃーそうだよな……ゲロ臭いんだから……川で水浴びだな……雨で増水してるかもしれねーけど……


「……何故だ? ここにはシャワーがあるから浴びてくればいいではないか……」


「……そ、その……シャワーを浴びるためのタプが無くて……」


……昨日……全部持ってかれてしまったからな……アイツらに……


「……5銅タプだぞ?」


「……は、はい……」


漆黒鎧さんは、こちらをジッと見る……顔は見えないけどね……


「……ふむ……そうか……


なら、私が奢ろう……」


漆黒鎧さんは、5銅タプを俺に渡す。


「……い、いや……でも……」


なんか俺……シャワー奢られるの2回目なんだけど……初めては受付嬢ちゃんだけどね……


「……私はね……不潔な人が嫌いなんだよ……だから……今すぐシャワーを浴びて綺麗になってこい……話したいこともあるからね……」


漆黒鎧さんは、言い返せないような気配を感じさせながら言う。


「……わ、分かりました……ありがとうございます」


……俺も……この姿でいるの嫌だったし……ここは、お言葉に甘えて行こう。


「……あぁ……そうしてくれると助かる」


俺は、シャワーを浴びにシャワー室に向かった。








「……私が……不潔な人で許せるのは……


一人だけだ……」


漆黒鎧さんは、そう呟いた。








「……ここだな……」


ケイゴは、少し迷ったがシャワー室についた。


「…………」


……受付嬢ちゃんと一緒に入ったんだよな……


「……やはりお前は、こうなるか……」


ケイゴは、下半身のある部分を見てから、前自分が使った場所に入る。


「…………」


ケイゴは、パパッと脱ぎ、マキと言われるところに服と下着を入れた。


「……このローブを……洗ったら……もう……」


……泥やゲロの臭い……門番ちゃんの臭いはもうしない……


「……匂いフェチの方々は……もし……もらった直後のローブで……出来たのだろうか……」


ケイゴは、元気なケイゴを見て言う。


「…………」


ケイゴは、ローブを優しくマキに入れた。


「……大切に使わせてもらいます……」


マキが、光だしたのを見た俺は、シャワーを浴びる。


「……受付嬢ちゃんが教えてくれたんだ……この水晶玉みたいなやつでつくって……」


ジャー


「……右と左どっちだっけ? 髪用と身体用……忘れたわ……まぁどっちでもいいや……」


ケイゴは、左の容器から液を取り出し、頭にかけた。


「……顔が……デコボコだぜ……痛い……染みる……」


ケイゴは、傷口避けるように洗っていく。



ジャー



ケイゴは、泡を洗い流し備え付けのタオルで体を拭く。


「……ふー……スッキリ……髪が長くなってきたな……床屋とかどこにあるんだろうな……」


ケイゴは、服を着て、綺麗になったローブを着るとフードを深く被る。


マキに使ったタオルを入れて、綺麗になったそれをたたみ元の場所に戻した。


ヒゲを剃り、鼻毛を整え、シャワー室を出る。


「…………」


……いい時間だったなぁ……


ケイゴは、漆黒鎧さんのところに向かう。





休憩所に行くと、漆黒鎧さんは座っていた。


受付嬢ちゃんの受付を見ると、受付嬢ちゃんは、いなかった。


「……彼女は、授業中だよ……この前来ていた少女とね……君も受けて来たらどうだ? 今日の授業は、知っているところだからいいんだ……私はね?」


漆黒鎧さんは、椅子に座りながら左手を解体室に指差した。


「…………話したいことがあると言っていましたよね……それから聞きます」


ケイゴは、漆黒鎧さんの対面に座る。


「…………ふむ……ならそうしよう……


……最近……クエストを受けているそうじゃないか……どうだ? 順調にいっているかい?」


「……えっ? クエスト受けたこと……知ってたんですか?」


ギルマスから直で言われたから、知ってるのは、ギルマスと受付嬢ちゃんくらいなはず……


「……あぁ……あそこを見てごらん? クエストはね……早い者勝ちなんだ……


いつ、なんのクエストを受けたのかを張り出して、クエストを受ける人が重ならないようにしているんだ……」


漆黒鎧さんは、指をさして言う。


「……へ〜なるほど……」


……俺字が読めないから……本当になってるのかわかんないっすわ……まぁ……嘘ついているわけないし、そうなんだろうけどね?


「……クエストは終わりそうかい?」


「……まだ……かかりそうです……」


……屋敷だもん……広すぎてやばい……


「……ふ〜む……まだと言うことは……クエストは出来なくはないと言う事だね?」


漆黒鎧さんは、少し機嫌よくそう言う。


「……時間はかかりますが……できなくはないです……」


「……ふむ……そうか……頑張るといい……」


漆黒鎧さんは、立ち上がる。


「……そうだ……昨日は何故来なかったんだ? 心配していたぞ?」


「……そ、それは……用事があって……」


……受付嬢ちゃん……心配してくれてたんだ……約束……破ったのに……






……また……来てくれますか?



……はい……まだ全然、薬ソウネ選別出来ないですし……



……私に任せてください……必ず、見分けられるようにしてあげます♪






「……ふむ……そうか……なら仕方ないな……


……では、私は用が済んだから……またな……ケイゴ君……」


「……あ、はい……また……」


漆黒鎧さんは、トラリスの方に上がって行った。


「……職業変えるの好きなのかな?」


……必ずよってるよな……あの人……


「…………」


ケイゴは、解体室の方を見る。


「……ごめんなさい……約束守れなくて……昨日は……いや……言い訳だよね……」


ケイゴは、休憩所を立つと……


……ギルドの扉を目指す。


「……ごめんなさい……受付嬢ちゃん……」


ケイゴは、そのまま扉を開きギルドを出た。

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