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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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暗い朝……

「…………屋敷掃除の前に………よるか……」


俺は、ほとんど人通りのない道を歩いていく。


「…………」


……雨がすっかり止んだなぁ……地面がべちゃべちゃだけど……雲ひとつない朝だ……あっ……ちゃっかりあったわ……少し……


「…………」


……夢……昨日見た夢……もし俺がカンスト99で、実際に強かったら……ああなったのかなぁ……助けたぐらいで好きになるわけないよなぁ……デブスじゃなくイケメンだったら話は別だが……はぁ……


「…………」


……おっ? 鳥だ……雀みたいな可愛い奴……俺も空飛びたいなぁ……飛べない俺は……地面を這うよ……泥水をすすってさ……喉乾いたなぁ……本当に泥水すする? いや……流石にやめとくか……


「…………いい匂い……こんな日にも、早くやってるんだなぁ……」


ケイゴが、見た先は串焼き屋。


「…………」


ケイゴは、深くフードを被り、屋台の反対の道を進んでいく。


「……今の姿は……見せたくない……」


俺は……敗北者……おっさんには心配されたくない……


「…………」


ケイゴは、横目で屋台を見た。


串焼き屋のおっさんは、手際よく串焼きを作り焼いていた。


「……腹減った……昨日……出しちゃったもんな……」


ケイゴは、まだ臭うゲロを嫌な気分で嗅ぐ。


「……よし……抜けた……」


ケイゴは、串焼き屋の屋台を抜ける。


「…………」


……タプ稼いだら食いに来るか……


ケイゴは、ポケットに手を突っ込み歩く。


「……ん? ハンカチ? ……まぁいいか……」


ボロい教会……マヨウ少女と、そのお姉ちゃんの住む場所……マヨウか……最初俺は……そいつを倒す補欠としてこの異世界に来たんだよなぁ……グレた男達にこのざまで、マヨウなんて……


……勇者がいるからいいさ……補欠は補欠で、やることがある……ベンチを温めてあげることだ! 任せたぞ! 勇者!


すると、教会から出てきたふたりの女の子


「……ミンねぇちゃん……昨日のおねぇちゃん元気なかったね……」


「……うん……確かに……私たちに分からないように振舞ってたけど……お姉さん……どうしたんだろうね……」


「……おねぇちゃんが元気出るように……


……美味しいご飯作ってぇ〜ミンねぇちゃん〜」


「……う、うん……そうね! 今日は腕に魔力を乗せて作るからね♪ リリも手伝ってくれる?」


「……うん♪」



……リリちゃん……俺のために作ってくれね?


……はっ!……いかんいかん……ロリコンになるところだったわ……


「……なってたわ……」


ケイゴは、ふたりを見ながら自然とニヤける。


「……ミンねぇちゃんの方も……しっかりとしたいいお姉ちゃんって感じで……そのお姉さんと言われた方は、きっと幸せ者だな……


……この幸せオーラ……回復する感あるわ♪」


ケイゴは、さっきまでの気持ちが嘘のように……


ふたりの女の子のスカートから覗く脚を見ていた。


「…………」


……ふ……やはり綺麗な脚を見ると幸せだわ……あまり見すぎると理性が保てなくなりそうになるが……


「……まぁ……誓ったし、大丈夫だけどね?」


ケイゴは、教会を曲がりギルドについて、扉を開けて入った。


「…………」


ケイゴの顔は、無表情だった。

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