曇りの暗い道……
「…………」
いつもの場所と言ったらここでしょ……路上よ……
「……ん? 俺のいつもの場所に誰かいる?」
ケイゴは、いつも寝てる場所を見ると……
……上半身裸のおっさんが体育座りしていた。
「……えっ? どゆこと? ……なぜ上裸?」
……暖かくなって来たと言っても、まだ寒いし……曇ってるから尚更……雨も降りそうだって言うのに……
「…………」
ケイゴは、その上裸のおっさんに近づく。
「……だ、大丈夫ですか?」
……こういうのはあまり近ずかないタチだが……プルプル震えてるし……俺の場所? とは言えないが……気になったからな……
ケイゴが、そのおっさんの近くによると……
「……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……ふふむ……」
「…………えっ………」
……こ、これは……俺の手に負えねーわ……
「…………」
……薬でも……してしまったのだろうか……例え異世界でも……そういうのあるだろうし……可愛そうというか……ドンマイだよなぁ……手を出した時点で終わっちまうんだからさ……
「……風邪引くだろうし……これで勘弁してください……」
俺は、バックから……ビリビリと破けた……レンさんのシャツをおっさんに被せる。
「……捨てるに捨てられなかった奴だけど……多少は役に立ったかも……では……頑張ってください……」
俺は、そのふふむおっさんと別れを告げ離れる。
「……こういうのは何かして上げれればいいけど……俺には分かんないしな……ごめんなさい……」
俺は、気の晴れぬ、なんとも言えない気持ちで、今日の寝床を探す……屋根のある場所……
「……それに……約束したしな……」
ケイゴは、バックから紙を取り出した。
「……受付嬢先生の授業……薬ソウネ選別……身につけなくてわ! それに……字を書くときさ……」
揺れるんだよ!! 後ろからでもわかる!! 俺の目に狂いはない!! ぜってー揺れてる!!
「……勉強の嫌いな俺が……こんなにも焦がれるとは……おそるべし……受付嬢先生……」
ケイゴは、雨の降りそうな曇りで暗くなった人通りのない道を歩く。
「……お? あそこ良さげじゃね? 下見……下見〜」
ケイゴは、家と家の隙間にある屋根のかかった路地を見つけた。
「……ここら辺…………に?」
ケイゴが、路地を覗き見たものは……
「……んん!……んんっ!!」
「……静かにしろ! じゃねーとお前の綺麗な顔が傷だらけになるぞ?」
「……んんん……」
「……顔は流石に可哀想だろうが……せめてスカートとかで隠せる足とかにしとけよ……げへへ♪」
「……そうだぜ♪ せっかくのカワイ子ちゃんなんだし……ぐちゃぐちゃの顔は萎えるだろ?……えへへ♪」
「……んんん!」
そこには、3人の男と……ギルドにいた……
……ギャルっぽい受付嬢だった。




