掃除……開始!
「…………」
……掃除用具がなくて一回出たが、逃げたわけでは無いからな! 怖いからって一旦出たわけじゃ無いからな!
「……さぁ……掃除の時間だ……」
俺は、カッコいいと思う声で言う。
屋敷の扉を開いて入った。
「……へぇ〜逃げたわけじゃ無いんだぁ〜……もっと脅かしてあげる♪」
誰かが、ケイゴを階段の上から見ていた。
「…………」
やっぱ……暗すぎだろぉ……ふっ……だがしかし! 俺には、いるぜ! 天を指す光が!
ケイゴは、右腕を天井に向けて人差し指だけを立てて、キメ顔……いや、キモ顔で声を発した。
「……行くぜ相棒! [ ヒカルン ]!!」
ケイゴの人差し指の前くらいに白いフワフワが出てきた。
「……魔法だ……俺にも使えるんだぜ? シロフワさん……いつの間に消えてたんですか……消し方わかんないから助かりますけどさぁ……言ってもわかんないか……行きましょう!」
俺は、歩き出す……しかし、シロフワさんは付いてこなかった……どうしたんだよ……
「……シロフワさん? 付いて来てくださいお願いします!」
俺は、最初悔しかったお願いが、全くそんなことがなくただただ、友達にお願いする感じで言えていた……友達は、あんましいないけどね……
シロフワさんは、微動だにしない。
「……何故だ……さっきまでは、ちゃんと動いてくれたのに……うーむ……分からん……」
……どうしようこんな事に時間かけるの勿体ないのに……
「……何か問題があるんですか? 自分の言う事聞けないとか……俺が出した魔法なのに……はぁ……なら……さっき二つ出すことも出来たし……こう……少し離れてから……」
ケイゴは、最初出したシロフワさんから離れて立つ。
「……ここで……[ ヒカルン ]」
白いフワフワが、ポンと頭から出てきた。
「……何故そこから……指差してたところから出るんじゃないん? まぁいいや……こうやってだんだん出して横にずれてけば……って……顔の前で止まんないでよ! 前見えん!」
俺の頭から出たシロフワさんが、俺の顔の目の前にホバリングしてしまい前が見えない……顔をずらしてもシロフワ……上見てもシロフワ……下見てもシロフワ……鬱陶しい! なんだよもう! ……ん? 待てよ? シロフワさん動いてる?
「……シロフワさん……ちょっと、俺の周り回ってくれますか?」
シロフワさんは、俺の頭の周りをフワフワと回る。
「……も、もしかして……さっきのシロフワさん!? 言うこと聞いてくれるぞ!」
シロフワさんは、まるで……俺はここにいると言うかのように、頭の上にチョコンと乗っかる。
「……じゃあ……あっちの白いフワフワは、シロフワさんであってシロフワさんじゃない! そう言うことか……もしかして……シロフワさんは、2回目に出す白いフワフワが、シロフワさんてことか!」
シロフワさんは、輝きが増したような気がする。
「……1回目に出てもらいませんかね……すごく辛かったんですが……じゃあ相棒! 先導してください!」
シロフワさんは、頭から離れると、さっきの道をフワフワと飛んで行く。
「……シロフワさんは二回目がシロフワさん……よし」
ケイゴは、今度こそ歩き出した。
「……なんであいつは毎回ヒカルンを二回使うのか……てか消していきなさいよ全く! なんで私が消さなきゃいけないのよ……」
誰かが、偽シロフワを撫でると偽シロフワが消えた。
「……それにしても……ヒカルンは例え初級の光魔法だとしても魔力は消費するのに……バカなんじゃないかしら……」
誰かが、ケイゴの後を呆れた顔で追う。
「……でさぁ……俺ね? こんな見た目だからさぁ……いつも避けられてさぁ……嫌になっちゃうよなぁ〜……シロフワさん」
俺は、客室と思われる部屋で掃除を再開させていた。
「……てかこれすごくね? ゴミがどんどんなくなるぞ……」
ケイゴが使っている掃除用具の中で一番大きなやつで、見た目は掃除機で機能も掃除機そのものだった。
「……コンセントとかいらないし持つにも軽いから自由に使える……エネルギーは魔力だろうな……俺の手から何か抜け出るような気がするからさ……」
……めっちゃ楽しいんだけど……掃除なのに……もうホコリとかはこの掃除機ポイ奴で終わったし。
「……シロフワさん! 明るさもうちょいあげてもらっていいっすか? ……そこで! ちょうどいいっすわ……流石シロフワさんだぁ〜♪」
俺は、別に命令してもないが、お願いすると上手い具合に勝手にシロフワさんがしてくれるので掃除がサクサク進む。
「……なかなか綺麗になったぜ♪ これも全てシロフワさんのおかげだよ……次は、適当に拭いてくか……雑巾みたいなのあるかなぁ……」
ケイゴは、掃除用具の中をあさる。
「……これかな? 雑巾新品じゃん……使いづらいなぁ……やるからにはボロ雑巾にするまでやるけどさ……」
……新しいと遠慮してしまう……これも金のため……いや……タプのためだ!
「……今日中には、あと二部屋くらいは綺麗にしなきゃ……何十部屋あるかわかんないしなぁ……」
俺は、雑巾を持ち立ち上がる。
「……ここは、雑巾を濡らすために水を探さなきゃいけないが……どうしてかわかるかい? シロフワくん……俺には魔法がある……水魔法だよ……」
ケイゴは、シロフワさんに話しかけておきながらすぐ答えた。
「……水魔法使いたいが魔法名がわかんないのだ……ロッパーと戦った時も、魔法が唱えられず負けたしな」
「……スタスオン」
ケイゴは、ソファーに座りカードを出した。
名前 ケイゴ
職業 脚フェチ ( < 魔導士 > ) ( < 上級魔戦士 > )
レベル 7 ( 99 )
ステータス
体力 3999 ( 999 )
魔力 2999 ( 999 )
攻撃力 3654 ( 999 )
魔攻撃力 12023 ( 999 )
物理防御 4370 ( 999 )
魔力防御 2999 ( 999 )
速さ 1309( 999 )
運 1060 ( 999 )
「…………」
魔法名は大体ステータスに乗ってたりするかなと見たら……また増えてるよ……職業
「……上級魔戦士……なんだか凄くかっこいいんだが……どんな職業なんだろう」
俺は、上級魔戦士をタップした……書かれた文字タップすると説明が出るんだよ……分かりやすくていいよな。
上級魔戦士
魔導士と戦士の混合職業。魔法と戦いに関しての知識が多くなることにより魔戦士になれる。上級魔戦士は、数々の経験により自然と魔戦士が上級に上がる。
魔攻撃力と戦い時 ステータス大アップ
「……魔法と戦いの知識全くないんですが……」
……でもやばくね? 俺はなぜこれを手に入れているのか……分からん……てか強すぎだろこの職業……職業が強いというより持ってる人が元々強くなきゃいけない職業って所が。
「……なんか俺にスキルあるのかもしれん……職業を増やせるスキルが……」
……やはり主人公補正が働いてるかも♪
「……ふふふ♪ まだ捨てたもんじゃねーな♪ 俺の異世界転移……強くなるために己を知れということだな……」
……スキル欄とか無いのかなぁ……次のページとかさ……
ケイゴは、カードの下の方にスライドする。
「前は……女神様のメッセージがあったんだよなぁ……あれ以来見てないから……」
何となく気になったので、メッセージを送りました。そろそろ仲間たちとレベル上げをしている頃でしょうか? 切磋琢磨して魔王を倒しちゃってください♪ 勇者とも手を組めば確実に勝てるかも?
そうそう♪ ケイゴさんに言ってなかったんですが、職業は、1人一つまでなので気を付けてくださいね? せっかくレベル99にしたのに1に戻すのは意味ありませんからね。なので専用職業にして変えられないようにしといて上げたんですから感謝してくださいね? では、また会う日まで頑張ってください!
今、ケイゴさんの好きなアニメの二期が始まりました。
優しい女神様より
「…………」
………ちょ……ちょっと……俺はまだパーティも勇者にも会えてないし……でも……そんなことはどうでもいい!!
「…………女神様……女神様……
………………アニメが気になって仕方ないんですが! どうしてくれるんですかぁーー!!」
……現実世界に未練が残ってしまった……
だって優しい女神様だぜ?




