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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
68/335

貴族の屋敷に……

pv5000突破!


皆さま読んでいただきありがとうございます!


最近、あまり書かなかった……ゆっくり投稿して行くのでよろしくお願いします。


では、ケイゴの補欠戦記をどうぞ!

「…………」


……ぬふふ♪ スリちゃん食べてくれたぜ♪


ケイゴは、フードの中でニタニタと笑う。


「……流石だぜ……おっさんの串焼き……まさか食べてもらえるとはな……」


……美味しいけど……なんの肉か今だに知らない……


「……聞きづらいよな……最初に聞いとけばよかったぜ……」


……最初は、怖かったもんな……聞けねーよ……


「…………」


……タプが貯まったら……いや……タプじゃなくて……あそこに住む環境をどうにかしてやらないとな……出来るとは思えんけど……


「……スリちゃんと一緒に住む男を……」


……俺が言った所で、ああいうのはやめないだろう……どうすればいいんだぁ……


ケイゴは、バックを掴む手を強く握る。


「……誰か彼女を救ってやってくれないかなぁ……俺じゃ……何もしてやれない……」


ケイゴは、歩速が自然とゆっくりになる。


「…………」


……タプをまともに稼げないし……こういう時にどう行動すればいいのか分からない……警察に言えばいいの? ……でも警察は無さそうだ……スリちゃんを守れるほどの力が……知識がない……


「……だから……初のクエストは稼ぎまくる……スリちゃんにスらせるタプの額が上がれば……きっと大丈夫……」


俺は、そう思う事で自分に言い聞かせる。


「門番ちゃんの恩返しタプも貯まる……イケる!」


……出来る限り頑張るか!







「…………」


……ここが貴族の屋敷?


「……随分と古そうな屋敷……」


クエストの場所に着いたと思ったが……こりゃ〜誰も住んでないだろ……


ケイゴが見ている建物は、建ててから何十年かわからないくらいの大きな屋敷だった。


「こんにちは……あなたがクエストを受けた冒険者さん?」


「……えっ? ……あ、はい……」


屋敷を門の前で見ていたら、後ろから声がしたので振り返ると……美女がいた、歳は……40?……いや……30くらいかなぁ? 髪はブロンドヘアーで綺麗なドレスを着ていた。


「……今日はよろしくお願いします。私は、ローゼと言います。クエストの紙にも書いていたようにもう住んで居ないのですが……綺麗にして頂きたいのです」


「……あ、はい……」


……おう……読めないから知らなかったぜ……住んでない屋敷掃除するとは思ってなかったよ……花の嫁さんそんな事言ってなかったし……


「……では……気をつけて掃除してください……あと……庭は掃除しなくて良いので……」


「……庭? ……ですか?」


庭を見てみると……住んでないとは思えないほど綺麗に手入れされていた。


「……はい……その……冒険者の皆さんが……屋敷の中を掃除しないで、庭ばかり綺麗にして行くので……」


ローゼさんは、困ったような笑顔でそう言う。


「……そうなんですかぁ……」


……庭ばかり掃除するって……どう言う事だよ……屋敷を掃除するのがクエストの内容じゃないのか?


「……これを……」


「……えっ? こ、これって……」


ローゼさんは、俺に袋を渡した。


「……8純銅タプです……先に払っておきます……もし……掃除をするのが困難だった場合は、私に言わないで……そのまま帰って頂いて構いません。」


ローゼさんは、俺の目を見て言った……その目は……俺はよく向けられる目だ……よくわかんないけど……なんとなくだがローゼさんの目は……


……諦めたような……そんな目をしていた……


「……分かりました……」


……理由は、わかんないけど……8純銅タプ分は掃除してみせる……今までの冒険者が何故庭ばかり掃除してたのか……ローゼさんの言う、掃除が困難な場合とは何なのか気になるけど……ローゼさんの目を見たら……


「……よろしくお願いします」


「……はい」


俺は、ローゼさんに背中を向け屋敷の方に歩き出す……この初クエストは……成功させてやる!


ガチャ……ガチャガチャ……


「…………ローゼさん……」


「……あ、すいません……今開けますね?」


門に鍵がかかっていた……ローゼさんに笑われた……恥ずいんですけど……


「……じゃ、行きます」


「……よ、よろしくお願いします」


ケイゴは、今度こそ屋敷の方に向かって行った。








「……今度の冒険者は、あまり期待できそうにないですね……庭がまた綺麗になってしまうわ……はぁ……」


ローゼさんは、何度目かもわからない、ため息をケイゴの後ろ姿を見ながら吐くのだった。


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