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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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何故……俺に……

「…………」


「……ふむ……どうしたんだ?」


花の嫁さんは、胸の前に腕を組みこちらを見ている。


「……あ、いや……なんでもないです……」


……受付嬢ちゃんから話を聞いた後だから……怖いぜ……怒らせるとヤバイらしいからなぁ……


「……そんな警戒しなくても良いぞ? その感じだと私の話を聞かされたようだな」


「……えっ!」


……おいおい! 心でも読めるのかよ! 怖!


「……ふ〜む……その感じだと当たったようだな……対面した時と私を見る目が変わっていたからな」


「……す、すいません」


「……別に良いさ……戦闘の花嫁……確かに嫌いだが……私には合っているのかもしれんなぁ……」


「…………」


……もしかして……結婚したいとか?


「……私は……強い奴と戦いたい……


……戦闘に恋している……そう私は思っている」


花の嫁さんは、綺麗な顔を歪ませて、ニタァと笑う……ヒィ〜そんな顔でこっち見ないで……


「……それに……弱い奴と結婚などしたくないからな……もしするなら……私より強い奴であるのは当然の条件だ……まぁ……する気は無いがなぁ……」


花の嫁さんは、なんとなくだが、辛そうにそう言った。


「……そ、そうですね〜」


……どう……返事すれば正しいんだよ……俺は弱いんで〜とか? とにかく去って行くまで話を合わせる! それだけだ……


「……それに私のどこが良いのやら……女性など他に沢山いるというのに……」


「…………」


……脚っすね! その短パンを短くしたの最高っすよ! マジで! 太すぎず、細すぎずで……そのすらっとしたウエストも良いんじゃないでしょうか! 胸は……まぁ……俺は行けますわ〜……きっと戦闘技術に栄養が吸われてしまったのではないでしょうか……そして私は、ポニーテールマジ好みなんすよね……なんでしょうかね……顔も凄く綺麗で……目が少し鋭い感じなんですけど……それ含めて良い! 匂いも……ギルドの匂いしかしないや……近づかないとわかんないや……


「……ケイゴ君?」


「……あっ! はい! なんでしょうか……」


「……私の話はもういい……君の話を聞かせてくれないか?」


「……自分の話ですか?」


「……あぁ……何故……君は、冒険者にならないんだ?」


「…………」


……ならないんじゃ無い! なれないんだ! 俺だって……俺だって! 早くなりたいけど……ロッパーが……強すぎる!


「……ふむ……そうか……」


花の嫁さんは、顎に手を持っていく。


「……警戒するのは当然だな……君が何故冒険者にならないのかは知らないが……まぁいい……なら……新しくできた職業やスキルなどを君は知っているか?」


「………っ!」


……えっ! 何故そんなこと聞いてくるの……もしかして……この人にまで俺の職業知っているか……


「……ふむ……なに、私は滅多にないスキルを持っているんだよ……新しく来たものには、必ず聞いていてね……」


「……あ、そうだったんですか」


……ふぃ〜なんだ……知っているわけじゃないのか……


「……えっと……私は魔導士です……杖を今持ってないですけど……」


「……ふむ……なら良いんだ……色々聞いてすまなかったな」


花の嫁さんは、微笑む。


「……あ、いや……大丈夫です……」


「……そこで君に、やってもらいたいクエストがあってね……これなんだが……」


花の嫁さんは、紙を俺に渡す……クエストって冒険者にならないと出来ないんじゃなかったっけ?


「……私はギルマスだ……クエストは受けれるようにしてある……内容を確認してもらえるか?」


花の嫁さんは、キメ顔でそう言う。


「……字が読めないんですが……」


……ほんと、字が読めないのどうにかならんかね……


「……ふむ……そのクエストは、貴族の屋敷を掃除するクエストだ……簡単だろ?」


「…………」


……貴族の屋敷を掃除ね……簡単だろうけど……広かったらそうでもないと思うんだけど……


「……報酬もなかなかだと思うぞ?」


花の嫁さんは、紙のある部分を指す。


「…………いち、じゅう、ひゃく……800?」


「1時間、800銅タプ……」


「……えっ!? 時給800銅タプですか!?」


……マジかよ! それって凄すぎね? そんなにもらっていいの? 掃除だよ? ……でもなんで俺に頼むんだ?


「……ふ〜む……やってくれるかい?」


「……やります……やらせてください!」


……掃除がどれだけ時間かかるか知らないけど、800銅タプは貰えるはず……やるしかないだろ!


「……じゃあ、よろしく頼むよ……」


花の嫁さんは、席を立ちギルドの二階に上がって行った。


「……はい!」


……断ったら何されるかわかんないし……


……後ろ姿……エロい……


「………受付嬢ちゃんが戻ってる……よし! このクエスト受けるか」


ケイゴは、受付嬢ちゃんの受付に向かった。








「……君が、そのクエストをクリアすることが出来るか……楽しみだよ……


……何人もの冒険者が諦めた……幽霊掃除をね」


花の嫁さんは、そう呟いた。

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