ライトセルは……門番がいる
「……チョロ虫は、女性の門番さんの方ね? 私は、レンさんの方に行くから……さよなら」
「……あ、はい……さようなら」
パラ魔ちゃんは、ライトセルが見えるとそう言い、レンさんの方に走って言った……イケメンだもんなぁ……
「……俺は、レンさんの方に行くつもりないしな……アイツめっちゃバカにすんだもん……」
……俺には、カードを見せる門番は決まってるからさ♪
……今日も何とか生きて帰ってきましたよ……
「……ケイゴお帰り……ぐちゃぐちゃじゃない……またなの?」
門番ちゃんは、呆れたように優しく笑う……帰ってこれたんだな……
「……あはは……泥の水溜りにこけちゃってしまいまして……」
「……そう……気をつけてよね?
……今日は、顎に泥が無い……勝てたのかしら……」
「……はい……」
「……そう言えば、ケイゴと一緒にいた……あの子って知り合いなの?」
門番ちゃんは、レンさんと楽しそうに話す、パラ魔ちゃんを指差してそう言った。
「……あ、はい……泥人形を探している時に……」
俺は、パラ魔ちゃんの方を見ながら言う……俺と話してる時は、ずっとイライラしてる感じだったのに……めっちゃレンさんにくっつくように話している……イケメンだとこうも違うのか……
「……あの子……ケイゴを麻痺させた子でしょ? そ、その……オークって勘違いして……」
「……そ、そうですね……」
……今日も、麻痺にされて死にかけたなんて言えないな……
「……麻痺は……本当に……気をつけて? ね?」
門番ちゃんは、そう言った……辛そうに……
「……はい……気をつけます!」
……こりゃ〜言えねーよ……俺を心配してくれるなんて……こんな俺を……
「……じゃあ……か、カードを見せて?」
門番ちゃんは、モジモジしながらそう言う……ヌフゥ♪……この感情は、何なんだー♪
「……ふはぁい! よ、よろしくお願いします!
……スタスオン……どうぞ!」
「……う、うん……」
門番ちゃんは、小さく頷き、俺のカードを受け取る……やぶぁい♪
「……じゃあ……見るわね……」
門番ちゃんは、カードを受け取ると、モジモジしながら俺を少しチラ見したような気がする……すると、俺に背中を向けた……
……恥じらいって……しゅんばらしぃー♪
名前 ケイゴ
職業 脚フェチ ( < 魔導士 > )
レベル 7 ( 99 )
ステータス
体力 3999 ( 999 )
魔力 2637 ( 999 )
攻撃力 3654 ( 999 )
魔攻撃力 2023 ( 999 )
物理防御 4370 ( 999 )
魔力防御 2999 ( 999 )
速さ 1000 ( 900 )
運 1060 ( 999 )
状態異常 泥 速さ低下
「……ケイゴ?」
「……はい?……何でしょうか?」
門番ちゃんは、俺に背を見せながらモジモジしていたが、急に振り返りそう聞いてきた……どうしたんだ?
「……泥人形と……戦ったわよね……」
「い、いや……で、出会って無いですよ?」
……泥人形に負けた上に、パラ魔ちゃんに助けられたなんて言えない……
「……ふ〜ん……そう……」
門番ちゃんは、俺をジッと見つめてくる……ぉぅ……今朝も……そんな目で見られてた……
「……は、本当ですよ?」
俺は、門番ちゃんの目から逃れるように言う。
「……なら……そう言うことにしといてあげるわ……」
門番ちゃんは、そう言うと俺にカードを渡した……ば、バレてないよな?
門番ちゃんと俺が話していると……
「……チョ……ねぇ! え、え〜と……えい!」
「……イタっ! えっ?」
声がすると……背中になにかを突かれた痛みがしたので振り返ると、パラ魔ちゃんがいた。
「……私もう帰るから……盾士にしなさいよ? ……そしたら……さっきのように泥人形には、負けないはずだわ……じゃ!」
「……あ、はい……そうします……」
パラ魔ちゃんは、ムスムスした感じでそう言うと、ライトセルの中に消えていった……そんなに嫌なのね……俺と同じ事が……
「……ケ〜イ〜ゴ〜?」
「……っは!」
俺は……なんとも言えない気配を後ろから感じていた……パラ魔ちゃん……なんちゅ〜ことしてくれてんのよ……
俺は、恐る恐るゆっくりと振り返る……
……あ、こりゃ〜……終わったわ……
「……流石に……これは、言い逃れ出来ないわよ? ……ケイゴ」
そこには……笑っているのに、笑っていない……覇気を発する門番がいた……




