武器屋って……どこ?……
「……ふぅ〜お腹いっぱいだぜ……」
……ローブ男さんが店員さんになっていたとは……気に入り過ぎやしないかい?
「……まぁ……すげーうめーけどさ?」
……ニトリスの肉って……何だし……
俺は、ローブ店員さんのお店を出て、武器屋を探していた。
「……しかし……あのウエイトレスちゃんの……脚は……スカート短か過ぎて……ヌフ♪」
ケイゴは、フードの中でニヤける。
「……あれは、狙ってやってるのだろうか……見事に釣られてしまったよ……脚を見ながらの食事は……なんかいいよな……」
……なんて考えてしまう……
……口に出てた……やべ!
俺は、周りを見る……よし……聞かれてねぇ……
「……でも……45銅タプか……キツイな……」
ケイゴは、自分の手にしているタプを見る。
「……20枚……」
1銅タプが20枚しかなかった。
「……杖……買えねーよな……」
ケイゴは、川の所に来ていた。
「……綺麗だな……水魔法とか使ってみたいな……」
ケイゴは、川に手を突っ込む。
「……底が見える……化学製品とかないんだろうから……飲めそう……」
俺はよく、水を飲む……ジュースも好きだけど、水が一番のどを通る感じがして好きなんだ……
ケイゴは、顔を水につけ飲む。
「……ゴクゴク……美味いな……」
ケイゴは、まるで水を飲む豚のようにがぶ飲みした。
「…………俺は……武器屋一つ見つけられないんなんてな……」
……適当に生きてきたツケかなぁ……
ケイゴは、川辺で仰向けになる。
「……負けて……負けて……勝てる気がしねーんだよ……だって……俺は、喧嘩だってロクにした事ないんだぜ?」
俺は喧嘩をあまり好まない……するにはするよ? 昔俺はやんちゃだったって言ったが、小6だったかな……俺はある日、教室で話してる時に、肩にぶつかってきた人がいた……俺からなのかその人からなのか覚えてないが、俺は無性に腹が立ったのを覚えてる……その人に喧嘩を売った……バカだよなぁ……
「……弟としかした事ないから……俺が嫌がることをしようとしてたな……」
俺は昔、弟と喧嘩する時は、お腹を4本の指で突くのがが俺の攻撃だった……喧嘩相手は、まぁグレ始めてる人で、俺はただ太ってるだけなので、力が互角だった……相手は、めんどくさくなったのか……俺の鼻をグーで殴った……それで俺は冷めた……負けたよ……トイレで鼻血が出てビビってたよなぁ……
「……生きてきて……負けてばっかだよなぁ……」
ケイゴは、ロッパーのことを思い出していた。
「……戦ったことのない俺が、いきなり勝てるわけないけど……魔法使えば勝てるかな……」
ロッパーがアッパー繰り出す瞬間を思い出した……
「…………………怖いよぉ……」
ケイゴは、手をおでこに乗せる。
「………何しても……攻撃当たんないんだよ?……それに……凄く……痛いんだよ?……顎が砕けたんじゃないかって……」
ロッパーにアッパーをされた時を思い出す。
「……ゲームとかなら……山のようにデカイモンスターにも立ち向かえたのに……何度食らっても……回復アイテム使って戦えたのに……」
……実際は……何も出来ないんだ……何も……
「……違うの……頼めば良かったのだろうか……」
ケイゴは、女神様の笑顔と……美脚を思い出していた。
「……カンスト99ならいけると思ったんだけどなぁ……」
……冒険者に……なれるの……だろうか……
「……パラ魔ちゃんは、冒険者になり始めって言ってたから……他の人は、本当にすぐなれるんだなぁ……」
……俺は……普通の仕事についた方がいいかな……文字読み書きできない俺ができる仕事って何だろう……
「……もう……わけわかんない……何がいいのか……」
ケイゴは、おでこに乗せていた腕を目の上に乗せた。
「…………」
……人に任せてきたのに……全部……自分で決めて……していかなきゃいけないのかよ……
「…………」
…….ロッパー怖いよ……タプ無いよ……一人は寂しいよ……人見知りなのに……強くなりたいよ……弱すぎるよ……子供にも勝てない……暖かい布団で寝たいよ……死にたく無いよ……生きるのめんどくさいよ……生きたいよ……
「……誰か……俺を……助けてよ……」
川は流れ続ける。
「……ケイゴ……何でまたそこで寝てるのよ……」
……あぁ……
「……暖かくなってきたわよね……もしかして……水浴びしてたとか?……今日はぐちゃぐちゃじゃないから違うわよね♪ ……ふふ♪」
「…………」
「……ごめんなさい……怒らせちゃったかしら……もしかして……本当に寝てるの?」
俺の隣に誰かがしゃがむ気配がした……
「……ケイゴ?……寝てる……今日は、いい天気だものね……でも……こんなところで寝てたら……荷物盗まれちゃうわよ……」
隣にいる人は、その場に座った。
「……もうあれから……5年か……レン君には、いっぱい迷惑かけたなぁ……ケイゴは……あの人とは……違うわよね……」
隣から鎧が小さくカタカタと聞こえてきた。
「…………うぅん」
……これ以上は……聞いちゃいけない気がする……
「……っ! ……ケイゴ……起きた?」
「……えっ! ね、寝てたら門……あなたがいるなんてー」
その人は、凄くびっくりしてこちらを見たので、俺は、顔を上げて出来るだけバレないように言う。
「……そ、そうなの……おはよう……
……よかった……聞かれなくて……」
門番ちゃんは、安堵したように言う。
「……お、おはようございます。」
……ば、バレてなさそうだな……
俺のちょっと離れたところには……
……門番ちゃんが座っていた
ケイゴ……精神的にやばくなってきた……
……どうなるのか……頑張れ!




