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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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俺って……主人公なんじゃね?……

「ふっ……ふふ」


家の角で気持ち悪い声が響く。


「……成り上がりパターン入りましたわ♪」


ケイゴは、めっちゃニヤける。


「……あれだろ? 俺だけだろ? これ……へへ♪」


……ニヤニヤが止まらねー♪


「……女神様……ありがとうございます」


ケイゴは、カードを両手で挟みながら拝む。


「……俺が成り上がり主人公になれるとは……ディフフ♪」


俺は、小説を読むのが好きだ……あれよ……ファンタジーや異世界系のが一番良くて、その中でも成り上がりの主人公が出る小説が好きなのだ……俺が最初から無双なんて無理だろ?……今実際、ロッパーに負けまくってるし……


「……でも……成り上がった後は、好きくない……」


成り上がるまでが好きで……成り上がった後は、俺とかけ離れてるため……だって俺だぜ?


「……でも……それに俺がなるかもしれない……なら良し!」


……俺は自己中なのさ!


「……魔導士は……杖なしだと弱いんだよな……」


俺は、解体室での受付嬢ちゃんとの話を思い出す。


「……成り上がりしたら……惚れられたりして……」



……私の……受付がオススメです……よ?


「…………」


えへへ♪


ケイゴは、ブスキモさ増した笑みをする。


「……でも……俺だもんなぁ……はぁ……」


ケイゴは、自分の体を見る。


「……イケメンだったらそうなるんだろ?」


……受付嬢ちゃんは、ブレイクがいるし……


「…………」


……門番ちゃんも……レンさんがいる……


「…………」


……成り上がりって……ヒロインいないと……燃えないな……はぁ……


「……よっこいしょっと……」


ケイゴは、その場を立つ。


「……杖が必要だな……冒険に出る前に準備だ……」


俺は、成り上がりしたいけど……恩返し出来れば良いかなぁ……偽善者だよなぁ……


ケイゴは、嬉しさを自ら底辺に持って行き、杖を手に入れに歩き出した。




「……武器屋ってどこだろう……」


ケイゴは、ぶらぶらとライトセルを歩く。


「……この剣って……配布にしては、高そうな剣だよなぁ……」


ケイゴは、歩きながら、自分の剣を見る。


「……最初って大体……銅の剣じゃ無いのか?」


ケイゴの腰についている剣は、銅の剣ではなく。鉄っぽい材質でできていて、持ち手もなかなかの細かい細工がしてありタダで貸すには……


……おかし過ぎるものだった。


「…………」


……使わなくなったら、返せと言われてたよなぁ……確か……


「……まだまだ使わせてもらいますか……てか……まだ使えても無いしなぁ……」


……ロッパーの持っていた瓶に傷つけただけだしなぁ……


「……武器屋って……どこだろう……」


……適当に歩いても見つかるわけないよな……


ケイゴは、結局……迷っていた。


「……小説の主人公達って……何故ああも簡単にいろいろ進めるのだろうか……補正ずり〜」


……そう思わん? え? ……俺だけっすか?


「……誰かに聞くしかないよなぁ……コミュ障なのに……」


……はぁ……スマホあればなぁ……


ケイゴは、いつも右ポケットに入れていたスマホを恋しく思いながら、聞ける人を探す。

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