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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
48/335

この味を君にも……

「…………」


俺はある場所に来ていた……ボロい家の近くだ。


「…………まだ食べずに残しといてよかったぜ……」


ケイゴは、紙の容器に入っている2本の串焼きを見る。


「……お腹すかせてるだろうしな……」


……ああいう子は、だいたい食べさせてもらっていないだろ……死なない程度にしか……わからんけど……


「…………どうやって渡すか……入っていくのはダメだし……う〜む」


ケイゴが、色々考えていると……


「……ただスってくればいいってもんじゃねぇだろ? なんだよ65銅タプって……バカにしてんのか? んぁ? 」


あいつの声だ……65銅タプは、あいつがもってるのか……スリちゃん自身に持たせることって……無理か……くそぉ……


「……ごめんなさい」


「……チッ! こんなんじゃあ……オメーの飯は無しだな……」


「……そんなぁ……」


「……ならもっとスって来い……一人に限定していたらいつかバレて痛い間に合うぞ? ……俺はないがな♪ 」


「……はい……」


「……これで酒とツマミ買って来い……いつものだぞ? わかったな? ……なぜ俺が値段きっかりにお前に渡してるのか……わかるよな?」


「……はい……ちゃんとします……」


ボロい家の中から、スリちゃんが出てきた。


「……やっぱり……食えてないのか……」


ケイゴは、冷めた串焼きを見る。


「……フードを被って……顔を見えなくして……串焼きを食べさせにいくか……なんかかっこいい感じするし……流浪にの串焼きフード……


……ダサいかも……」


ケイゴは、顔バレしないように深くフードを被り、スリちゃんに近づく。


「……おはようございます」


「……えっ!? ……ど、どちら様ですか?」


スリちゃんは、勢いよく振り返ると、俺を見て少し下がりながら言う。


……びっくりさせちゃったか……


俺は、串焼きの入った紙の容器をスリちゃんの目の前に出す。


「…………」


スリちゃんは、紙の容器を見てから、俺の方を見る。


「……串焼き……食べる?」


俺は、出来るだけカッコいい声で言う……カッコつけたい時だってあるよ?


「……何が目的なんですか?」


スリちゃんは、また一歩下がると、俺を怪しい人の様に見る……俺は怪しくないよ?……なぁ?


「……お腹空いてると思って……」


……お腹空いてるからすぐ食べると思ったんだけど……なんで?


「……私……タプありません……」


スリちゃんは、ジャリジャリ言っている袋を隠しながら言う……そん中に入ってるんだよね……でも……取らないよ……てか……取られたの俺の方だけど……


「……タプは要らないから……食べなよ」


俺は、紙の容器をスリちゃんにさらに近づける。


「…………」


スリちゃんは、容器を見て俺を見るを繰り返す。


「……お腹いっぱいだから……食べて欲しいんだけど……ダメかな……」


……なんかめっちゃ怪しまれてるから……え? なら私が食べてあげる♪ 作戦に切り替えや……


「……太ってるのに?」


「…………」


お、おう……作戦が即潰されましたよ……デブでもお腹いっぱいになるんだよ?


「……私急いでるんで……ごめんなさい!」


スリちゃんは、そう言うと、本気ダッシュで走り去って行ってしまった……いい脚だよ……


「…………あいかわらず……速いな……」


俺は、紙の容器を差し出す形で固まっていた。





「……おい! そこの怪しいやつ!」


背後から少年の声がした。


「…………」


……ん? 俺怪しくないし……違う人だろ……次は絶対に食べさせてあげたいなぁ……


「……お前だよ! 串焼き持ったお前だ!」


……へー串焼き持った奴が……ん? 俺か?


俺は、歩き出そうとしていたが後ろを振り返る……こっちガン見やん


「……お前、さっきの子を誘拐しようとしてただろ! 奴隷にしようとしてたんだろ!」


その少年は、俺に指を指し言う……もしかして……そんな風に見えてたの? 俺……マジか……


「……ち、違う! ただ、この串焼きを彼女に食べてもらおうとしていただけです!」


「……それに睡眠薬でも入れてるのか! 卑怯者! 俺が成敗してやる!」


そう言うと、俺にタックルしてきた。


「……ちょ、ちょまって! うっ!」


「……この! 犯罪者はこうだ! おら!」


少年は、俺を倒しマウントを取り、殴ってくる……おいおい! 俺はデブなんだぞ……力つえーよこの子


「……まっ! いで! イタタタ!」


すると…….


「……あらあら……楽しそうねぇ〜勇者ごっこかしら……」


「……おお……昔はワシも良くしたわい……」


道を歩くおじいちゃんとおばあちゃんが笑顔で通り過ぎていく……た、たすけて……


「……ごっこじゃないです! 誰か! たす、うっ!」


「……黙れ! もうしないように体に教えてやる!」


少年は、どんどんヒートアップしていく……ガチで痛い!


「……何してるの? あんた達……」


声のする方を、少年の攻撃を手で守りながら見ると……買い物してきたのか、荷物をたくさん持った女性と小さい女の子がいた。


「……ミンねぇー! こいつ、悪い奴だから俺が成敗してるんだよ」


「……勇者ごっこ♪ 私もする〜」


小さい女の子が俺に近づくとポカポカと殴ってきた……以外に痛い……けどかわいい……


「……す、すいません……遊んでいただいて……」


ミンねぇーと呼ばれた女の子が、申し訳なさそうに言う……遊ばれてるんですけど?


「……あ、いや……たす、うっ!」


「……遊びじゃないよ! ミンねぇー、こいつ女の子誘拐しようとしてたんだよ!」


「……そう言う設定ですか……仲良くしてやってください……私はもう帰るんで……ほら! 帰るよリリ!」


「……え〜まだやりたい!」


リリと呼ばれた少女は、俺をポカポカしながら言う……イタ気持ちいい……


「……ほら! ではそいつよろしくお願いします……さようなら」


ミンねぇーちゃんは、リリちゃんを引っ張って帰っていった。


「……あっ!まっ、うっ!」


「……ミンねぇー、全然信じてくれなかった……正義はいつも孤独ってことだな!」


少年は、カッコいいと思ってるのか腕を組んだ……今だ!


「うおらーー」


俺は、その子を横に転がすようにどかした。


「しまった!」


少年は、コロコロ転がり起き上がる。


「……俺は、犯罪者じゃない! いきなり攻撃してきた君が……犯罪者じゃないのか!」


少年相手にガチで転がした……手を抜けるほど余裕はなかった……


「…………なに!」


少年は、驚いた顔で見る。


「……あっ! 門番だ!」


俺は、その子の後ろの方に指差す。


「……えっ!」


その子が振り向いた瞬間……逃げる!


「……おい! 誰もいないじゃないか……あっ! 逃げやがった!」


ケイゴは、家の角に隠れてなんとか逃げれたようだ。


「……くそぉ……ガチいてぇ……こどものくせに力強すぎだろ!」


ケイゴは、家の壁を背に預けずるずると下にしゃがんで行き片足だけ曲げ膝に右腕を乗せるようにして座る。


「……子供にも……勝てないなんて……どうしてなんだよ……」


ケイゴは、手を顔の前に持ってくる。


「……スリちゃんにも……怖がられちゃったし……はぁ……」


……俺は……カンスト99なのに……不審者扱いされる……


「……いやさ……俺弱いのわかってるけどさ……子供にも勝てないなんてなぁ……スタスオン」


……門番ちゃんがレベル7とか言ってたけどどうなってんだろう……




名前 ケイゴ


職業 脚フェチ < 魔導士 >


レベル 99


ステータス


体力 999


魔力 999


攻撃力 999


魔攻撃力 999


物理防御 999


魔力防御 999


速さ 999


運 999



……レベル99だけど……え? 前カッコとかあったのになんで無いんだ?


「……ん?……まてよ……おいおい」


職業 脚フェチ < 魔導士 >


……なんか付いてるぞ……魔導士って……


「……トラリス男さん……職業一つまでだって言ってたよな……」


……もしかして……これって……


「……俺の時代来たんじゃね?」


ケイゴは、ニタっと笑った。

幼女誘拐っぽいぞ……ケイゴよ……

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