表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
37/335

ギルドに向かうよ……

「…………スタスオン」


ケイゴは夕日に染まるライトセルの町の中を歩いてる。


ケイゴは、カードをしまう。


「…………」


ケイゴはローブを脱ぎ、ギルドを目指す。


「…………薬草どのくらい入ってるかな……ゼロだったりしたら泣けるよな……」


ケイゴは、左肩に担ぐ草のパンパンに詰まった袋を見る。


「……俺って、運ないんだよなー……課金してたもん当たらなすぎて……ゲーム」


俺は、ガチャ運ない……まぁ……みんなそうだよなぁ……当たる時は当たってたし……


「……受付嬢ちゃんには、近づかないようにしよう……その方が、彼女もいいだろうし……」


「……まぁ……なんだ? 避けられるのは慣れてるし……避ける体力を使ってもらいたくないから……俺から避ける!」


ケイゴは、歩きながらローブを出来る限り、綺麗にたたみ、右腕で抱くように持つ。


「…………」


……ブレイクだっけ? 受付嬢ちゃんと話してた奴……あいついないよな……いやだよ? いたら……受付嬢ちゃんの所に並ぶわけじゃないからいいんだけどさ……


「…………」




……モヤモヤする……いやだよ……この気持ち……なんで俺はあそこで振り返ったんだよ……


ケイゴは、ローブを強く抱きしめギルドを目指す。


「……この匂い……」


ケイゴはギルドに向かう道を進むと、美味しそうな匂いが漂ってきた。


「串焼きのおっさんの店か……でも……混んでるな……」


匂いのする方を見ると屋台が見えたが、今が稼ぎ時なのか、何人かが、並んでいた。


「………邪魔しちゃ悪いしな……ギルド行くか……」


ケイゴは、屋台の逆サイドに行き、バレないように前を通り進んで行く。


「……しかし、ハラヘッタよなぁ……家に帰ったらいつも夕飯があったのに……」


ケイゴは、地球の家の情景を思いうかべる。


「…………」



それから、ボロい教会を曲がり、ギルドに着いた。


「……さて、薬草入っててくれよ?」


ケイゴは、小さくそう呟くと、扉を開けた。




「…………やっぱり、人多いなぁ……」


ギルド内は、賑わっていた。


「…………」


ケイゴは、受付嬢ちゃんの受付を見る。


「…………混んでる……あの時は、少なかったのに……ブレイクがいないからだろうなぁ……あいつ皆んなにあんな感じなら……」


受付嬢ちゃんの受付には、人が並び。忙しそうに動く受付嬢ちゃんの姿が見えた。


「…………空いてるとかないかなぁ……まぁ……ないから……あそこでいいかなぁ……」


ケイゴは……ギルドの隅にある机や椅子の並べられた場所に座る。


ちょっと休憩……疲れちゃった……色々と。


人が結構いる中。4人テーブルに一つだけ、全身鎧を着た人が座る机に対面の前が空席になる位置で座る……まぁ斜め前かな……


「…………」


俺は受付嬢ちゃんを見る……資料を机の下から出す所だった……目が吸い込まれるわ♪


受付されてる、冒険者の男も凝視していた……その後ろの男たちも……あれ目当てか……


受付嬢ちゃんが顔を上げた瞬間に、男達はシンクロして元と同じように戻る。


「…………」


「……君もあの子が好みかい?」


俺が受付嬢ちゃんを見ていたら……斜め前に座る全身鎧が話しかけてきた……声からしてイケメンだな……違う……女?……どっちかわかんない


「……えっと……その……」


なんとも答えづらい質問だよなぁ……マジ好みですけど?……ナニカ?


「……嫌いなのかい?」


「……嫌いではないです……」


嫌いなわけないじゃん! 可愛いし、優しいんだぞ? ……仕事だからだけどなぁ……


「……ふむ」


鎧の人は、手を顎に添え考え込む。


「…………」


「…………」


この空気辛い……話途切れるとなんか悪い気がして……なんか話さなきゃいけないのかな?と、思うんだけど……俺、コミュ障っすわ


「……君は冒険者になれたのかい?」


「……あ、いえ……まだです……」


「……泥人形だろ? 速くなった方が報酬も増えるし、クエストも受けられるはずだが……」


「……そうですね……自分も、速くなりたいとおもってますよ……」


「……頑張るといい……あそこにいる受付嬢は、優しいからね……色々聞くといい……今朝の様に」


「……え? 今朝……」


見られてたのかぁ……


「……たまたまだよ……ブレイクは本当に困っててね……君は気をつけるといいさ……」


全身鎧は、首を振る。


「……あ、はい」


「……私はよくこの席にいるから、暇な時は、話し相手になってくれると嬉しい……最近そう言うことが減ってしまってね……」


「……あ、はい……暇だったら」


全身鎧は、席を立ち、二階に上がって行く。


「……フルアーマーか……あの人強いのかな……」


鎧は、漆黒でガチガチではなく軽さを追求した感じだった……よくわからんけど


「俺も鎧を、きれないかな……タプないから無理だけどさ……」















「……トラリスは人があまり来ないからいい……」


漆黒鎧は、そう呟く。


「………お疲れ様です」


漆黒鎧にトラリス男は気づき、挨拶をした。


「……ああ、おつかれ……少し聞きたいことがあるんだが……」


「……はい? 何でしょうか……」


トラリス男は、漆黒鎧に近づく。


「……こいつは、何の職業なんだ?」


漆黒鎧は、緑色のノートを開き、そこに書かれている名前に指差す。


「…………あ、ああ……この前来られた……脚フェ……間違えました……ケイゴさんですね」


トラリス男は、ちょっとニヤける。


「何笑ってるんだ? 気持ち悪いぞ? ……それで? 職業は何なんだ?」


「……あっ、えっと……言っちゃっていいんでしょうかね……まぁ……言っちゃいますけども……ケイゴさんの職業は……


……脚フェチですね……」


「…………ふざけてるのか?」


漆黒鎧は、剣に手を添える。


「いやいやいやいや! 本当なんです! 本当に職業が脚フェチになってるんですよ! 貴方に冗談なんで言いませんよ! 僕はまだ死にたくないんですから!!」


トラリス男は、漆黒鎧か離れ物の陰に隠れ、顔だけを出しながら言う。


「……ふむ……嘘は言ってなさそうだな……でも……脚フェチだと? そんなふざけた職業なんてないはずだが……これは……注意しておく必要がありそうだ……」


漆黒鎧は、剣から手をどかしてノートを開きながら言う。


「……緑色のノートって事は……ケイゴさんが何かしたんですか?」


「……いや……まだ……な?」


「あ〜〜……あの子が書いたのか……男嫌いですもんねぇ……」


「……ああ、あの子のおかげで休む暇もないよ……」


漆黒鎧は、そうは言うものの緑色のノートを優しく撫でる。


「……そうですか……頑張ってください……


……ギルドマスター」


「……ああ、ありがとう」


そう言うと、漆黒鎧はトラリスの奥側にあるドアを開き入って行く。





「……ケイゴさん……ギルマスに目をつけられてしまったみたいですよ? 僕のせいにしないでくださいよ……


……気をつけないとあなた……大変な事になるから……


頑張ってください!!」


トラリス男は、そう呟いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ