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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
36/335

36話 独り言は、起きてから言う……

 皆さま……嬉しいことがありましたよ!


 pv2000突破しました〜♪♪♪


 うぇーーい!


 読んでくれて皆さまありがとう!


 ……最近……自分が読んだ時もpv増えることを知りました……だって私だよ?


 はい! という事で、ケイゴの冒険は進んでいく! でもなかなか進まない!……どうぞ!

「本当に方位マッフ使えるな……」


 ケイゴは方位マッフを見ながら言う。


「……これもらってなかったら俺、帰ってこれねーぞ、ライトセルに……」


 ケイゴはパンパンに膨らんだ袋を右肩から左肩に移し言う。


「……門番ちゃん……俺の職業知ってるよなぁ……だからあんな事言ってきたと思うんだけど……あそこまでしてくれるのって……俺のこと好きだったりするのかな……」


「いやぁさ? 彼氏いるのに……そんな事無いとは分かっているんだけどさ……そう思うよ? これもらったし」


 ケイゴはローブと方位マッフに意識を向ける。


「でも……惚れられる要素なくね? ダメ人間が良いとか? なんだろう母性本能? そう言う人いるって聞くし……」


曖昧な知識で都合の良い解釈をする、ケイゴ。


「一途だろうし……レンさんに……門番ちゃんは……」



………



「えへへ♪ すまねーお前はオレのもんだから」


「うん♪ 貴方にしか心の門は開かないわ……」



………



「……門番さん……いや、レンさんはこんなやつじゃ無いと思うよ? でも……はぁ〜……実際、そんな感じだしな……仲良いし……」


 ケイゴは、前に見た二人の会話の風景を曖昧に思い出す。


「………」


 方位マッフを見る……誰にでも優しそうだよな……門番ちゃんは、身内とか特に……


「………」


 ……別のこと考えよう! そうしよう! うーんとねー……


「……泥人形はアッパーする頻度高い感じ。てか、攻撃二、三発くらってやられちゃうからわかんないけど……一発じゃねーし! 今日は俺、結構いけたし! あと少しだったんだって……」


 一人でもう一人居るように話す……独り言が多い……


「……俺ならいけたって? 無理だね! あのロッパーは避けられる気がしねーよ? マジで……だって変な歩法で近づいてきたし、片足上げたままこっちきたんだぞ?! なにあれ!! 怖すぎだし!」


「それに! あのボディーブロー? みぞ殴られて顔を下に向けちゃったんだよ……そしたらもう脚が見えたんだぜ? そして、蹴り上げた脚を綺麗に伸ばしてた……綺麗な脚してたよ……くそ! モンスターのくせに……あの蹴りなんかのゲームでも見たような気がしたけど……よく待ってる人が使う気がした……」


 ケイゴは周りに人がいないのをいいことに独り言を言う。


「……ああいうの、コンボが決まったって言うんだろうな……ロッパーでいいや泥人形は言い辛いし……ロッパーって、倒したやつに水をかけるもんなの? あの瓶って回復薬の瓶だよな……」


「……俺が瓶を弾き飛ばした時、凄く慌ててたように見えた……そんなに大切なもんかねー……瓶に傷入ってたし剣先の跡……一太刀は浴びせられたのか?……瓶だけど」


「……おっ! ライトセルが見えてきた……門前に二人がいる……」


ケイゴはそう呟き、早歩きで会いたい人の元に向かう。


「……生きて帰ってこれた……」










ケイゴが近づいていくとこちらに気づいたようだ。


「お疲れ様。その袋…パンパンね…」


「……お疲れ様です」


 門番ちゃんはケイゴの持つ、草でパンパンになった袋を見ていう。


「……薬草があれば、タプになるかなぁと思って……」


「そうなの…薬草をそんなに見つけられるなんて、凄いじゃない」


 門番ちゃんは、凄く驚いた顔で言う。


「……あ、いや……薬草の見た目わからないから適当に取ってきました……」


「そ、そう…ギルドの人なら見分けられると思うから、きっと大丈夫」


「……ですよね」


 まぁ、それがわかった上でこうしてるんだけど……俺が見分けられるわけないじゃん……


 …….だって俺だぜ?


 ケイゴと門番ちゃんが話していると……


「おつかれ〜…最強さん♪」


 来たよ……門番さん……そう、レンさんが……


「……お疲れ様です」


 ケイゴはさっきよりテンション低めのお疲れ様を言う。


「ぷっ、オメーの顔おもしれ〜〜あはは♪」


 はぁ? いきなり顔おもしれーって……馬鹿にしすぎだろ! お、オメーだってな!


 ……モテそうな顔しやがって! 馬鹿にさせろし!


「レン君、酷いこと言わないの…」


 門番ちゃんがレンやろーに優しく言う。


「わかった、わかったって…ごめんな♪」


 レンヤローはテヘペロして言う。


「……いいですよ? 全然……」


「ごめんなさいね? レン君には後で厳しく言っとくから…」


「……ありがとうございます」


 ふっ! ふはははは♪ 後で厳しくされとくがいい! 馬鹿め!


 ……でも、門番ちゃんに構ってもらえるのは……いいなぁ……その後、なんやかんやいいながら……仲良く笑いあったりするんだろ?


「………」


「…ケイゴ? 大丈夫? 下向いて…何か落としたの?」


「……いえ……なんでもありません」


 ケイゴは作り笑いを浮かべ、顔を上げる。


「…あっ!」


 門番ちゃんは、いきなり何かに気づいた風に言うと……モジモジし始める


「お、おいどうしたんだよ…急に、びっくりした〜」


 レンやろーは、ビクッとした後そう言う。


「っ!……どうかしたんですか?」


 ケイゴも、ビクッとした後にそう言った。


「…い、いいえ? 何でもないのよ? 」


 門番ちゃんは、少し声が高くなって言う。


「そ、そうか…ならいいんだけど…」


 明らかにモジモジしている門番ちゃんを、怪訝に見ながら言う、レンやろー。


「………」


 な、なんだろう……門番ちゃんが俺をチラチラ見てくる……どうしたんだ?


 ……マジモジなんだけど……


「それでよ〜お前さ? 泥人形倒せたんだろ? 昨日言ってたよな?♪」


「………」


 うっ……聞かれたくないことを……バレたくないなぁ……こいつには絶対に!


「……み、見つからなかった……」


 レンヤローはこっちを見て……ピクピクと肩が揺れ始め……口角が上がる。


「あははは♪ マジかよ! ぷっ! あははは♪ アハハハ♪」


「………」


 ……チクショ〜! 笑うんじゃねーよ! しょうがねーじゃん……ロッパーは誰でも倒せるモンスターなんだぞ……恥ずかしくて言えねーよ!


「ふふっ♪ あっ…ご、ごめんなさい…レン君につられちゃって…」


「……い、いいですよ別に……気にしてませんし……」


 ……門番ちゃんにも笑われちゃったじゃん! このヤロー! つられて笑っちゃう時とかあるから門番ちゃんは許すけど……お前はユルサン!


「あははは♪ 息が苦しい♪ ふーふー…ぷふっ♪ こ、こっち見んな♪……こっちを見んなし♪」


 ケイゴはじっとレンを見る。


 レンヤローは更に笑う……笑い苦しめ!


「ふふっ♪ 仲良いわね? 二人共……羨ましいわ♪ 」


 門番ちゃんが、優しく笑う……仲良くないし……でも……その笑顔が見れて嬉しい……


「……いや? 仲良くねーよ?」


 レンやろーは今まで何もなかったかのように無表情でそう言った……少し頬がピクピクしてる……


「そうは見えなかったわよ?♪」


「こいつと仲良いわけねーじゃん! こんな……ぷふっ♪ 見んじゃねーて言っただろーが♪」


 ケイゴはレンヤローを無表情で見ていた。


 ……ふっ! 雑魚め……


 ちょっと待って? 俺の顔ってそんな……オモロイン?


「…ケイゴ? 今日も見つからなかったのね? 泥人形」


「……そうです……狩場変えたんですけどね……先に人が来ていて……」


 パラ魔ちゃん来てたし……やべ! あの時思い出してめっちゃ耳暑いんだけど……恥ず!


「…そう…明日も頑張ってね?」


 門番ちゃんは優しくそう言う。


「はい」


 門番ちゃんはレンヤローに向き……


「レン君、持ち場に戻ってて? 後は私がしとくから」


「わかった…じゃあ任せた…最強さん? 明日こそ頑張れよ? 泥人形は余裕だからさ? 俺、ちょちょっとやれば倒せるし♪ じゃあな!」


 そう言うとレンヤローは持ち場に戻っていった。


「……」


「………」


 門番ちゃんは、レンが持ち場に戻ったのを見てからこちらを向き話し出す。


「…これで、大丈夫よ…か、カードを見るから出してちょうだい」


 門番ちゃんはモジモジしながら手をこちらに出す……なんだろうか、この気持ち……


「……はい……お、お願いします!」


 [スタスオン]


 なんか今から……門番ちゃんにいけないことをしてしまうような……この気持ち……


 ……ドキュドキュする♪


 ケイゴは、なんとも言えない気持ちを押さえ込みながらもカードを門番ちゃんに渡す。


「…見させてもらうわね?」


 門番ちゃんは、顔を少し赤らめながら……モジモジする


「……どうぞ」


 ……めっちゃ門番ちゃんがかわええんだけど! 鎧着てるからモジモジする時、カチャカチャ音する



  名  ケイゴ


  職  脚フェチ(<魔導士>)


レベル  7(99)


  体  3502(999)


  魔  2637(999)


 攻撃  3654(999)


 防御  2023(999)


 攻魔  4370(999)


 防魔  2239(999)


  速  1309(999)


  運  1060(999)



「…レベル上がってるわね、確か…6じゃなかったかしら?」


「……え? 6ですか?」


「…私よりあなたの方がわかるでしょ?」


 門番ちゃんは、モジモジしながら呆れてる。


「……もしかして……前見た、カッコって見えないのか?」


「…え? カッコって何かしら?」


「あっ、いえ……なんでもないです……」


「…そ、そうなの…」


 ……門番ちゃんには……俺がレベル7って言っていた……カッコの前に、7と書いてあるってことは……


 ……カッコの中は見えないようになってるってことだ……


「やっぱり…速さと運が低すぎるわ…」


「そうですかね……」


「…レベル上がって行けば大丈夫よ…きっと…ねぇ? ケイゴ…」


「……はい?」


 門番ちゃんは、真剣な顔をして話し始める……


「…無理はしないでね? その…私、最初は戦闘をする時、怖かったわ…ケイゴは…まだしてないのだろうけど…門番をしてるとね?……色々な冒険者と顔見知りになれるの、私はそれが嬉しいの…」


 門番ちゃんは、嬉しそうに微笑み言う……


「………」


 門番ちゃん……


「…でも…ね?…それが辛くもあるの…顔見知りになればなるほどに…ケイゴ…だから…無理はしないで? ね?」


 門番ちゃんは、辛そうに言う。


「……はい! 毛が抜ける思いで頑張りますから!!」


 ケイゴは、出来る限りの笑顔で答える。


「ふふっ♪ 毛が抜ける思いって、よくわからないわよ♪」


 門番ちゃんは、辛そうな顔から笑顔になる……


 ……やっぱり笑顔が一番いいな♪ 女性ってさ!


「……ライトセルに必ず戻ってきますよ……だって……自分は……恩を返したい人がいるんですから♪」


「…恩を返したい人?」


「はい! とても優しい人なんです!」


「そ、そうなの…恩を返せたらいいわね? その人に」


「……はい……だから……大丈夫です」


「…ごめんなさいね、引き止めちゃって…もう帰りたいでしょ? はい、これ…」


「……ありがとうございます」


 門番ちゃんは、カードを俺に渡す。


「じゃあ、またね?」


「……はい、ではさようなら」


 ケイゴは、そう言うと門の中に入って行った。













「……」


 門番ちゃんはケイゴの後ろ姿を目で追う。


「…どうしたんだよ」


 レンが、門番ちゃんに近づき聞いた。


「ケイゴ…大丈夫かしら…」


「…アイツに、気をかけすぎじゃないか? まぁ…気持ちはわかるけど…だって…バカだもんな…あれで隠せたつもりかよ♪ 顎に泥付いてたもん…嘘ついてんのバレバレだし♪」


 レンは頭で手を組み、笑う


「……」


 門番ちゃんは、ケイゴが去って行った方を見る。


「…優しすぎなんだよ…そのせいで、分からないかもしれないけど…太ったああ言う奴は、みんな危険なんだよ…あの時分かっただろ?」


「…でも…」


「…なぜ門番をするようになったのか…忘れたのかよ…もう…辛い思いをして欲しくないんだ…」


 レンは辛そうに門番ちゃんに訴えるように言う。


「…ごめんなさい…気をつけるわ」


「もし何かあったら…俺が守るよ」


「…あの時も…助けてくれたわ…」


 門番ちゃんは、レンの手を取り握る……優しく。


 レンもその手を握り返す。


 夕日が二人の影を作る……影が重なる




「……お幸せに……」


 町の中から、草でパンパンになった袋を左肩に持つローブのデブがその瞬間を見ていた。

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