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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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28話 ギルドに行こう……

 う〜む、小説は難しい!

書きたい事をうまく書き表せ無くて辛いです……

「………」


 俺はタレのついた口元を手の甲で拭う……ローブは汚したくないからな……


「この教会を曲がるって……ああー、あそこだよ! 俺は覚えていたぜ! ふっ! 甘いな♪」


 前に来た記憶を頼りに進む……覚えていた事に調子に乗ってしまう……


 ボロい教会を通りギルドに着き、扉を開けた。


「……この時間帯は人少ないんだなだ……やっぱり……」


 ギルド内は冒険者はほとんどおらず、受付嬢ちゃんたちが自分の仕事などをしていた。


「……忙しそうだな……事務処理って」


 ギルドに入った俺は、すぐに受付嬢ちゃんの所に行こうとしていたが、事務処理なのか機械に何か書き込んでいる姿を見て少し待つ事にした……


 泥人形倒せなくて恥ずかしいからってわけじゃないからな?……ホントだよ?


「………」


 隅にある机や椅子が密集してる所に座る。


「………」


 受付嬢ちゃんが機械に打ち込んでいる時、髪を耳にかけていた……


 あの仕草なんでこう綺麗なのだろうか……


「………」


 受付嬢ちゃんは打ち込み作業が終わったようだ……少し満足げな顔してる様なしてない様な


「……今ならいいかな?」


 俺は受付嬢ちゃんの受付にいく


「……おはようございます」


「あっ! おはようございます…」


 受付嬢ちゃんは挨拶すると俺の顔をじっと見ていた……そ、そんな見られると……コミュ障……


「……あの〜どうかしましたか?」


 俺は顔を背けながら言う。


「あっ…いえ、なんでもありません」


「………」


 何だろうか、受付嬢ちゃんが顔をチラチラと見るような……気のせいだろうけどさ……


「泥人形を討伐された報告ですか?」


「……いえ……見つからなかったんですよ……」


 こう言えば負けた事にはならんだろう……


「え?…見つからなかったんですか?」


 受付嬢ちゃんは目を見開き言う。


「あっ、はいずっと探してたんですが……見つからなかったです……」


「……」


 受付嬢ちゃんは驚いた顔をしている……え? もしかしてバレた?


「……そ、そうですか…見つからなかったならしょうがないですよね…」


 ふ〜バレてない様だ……


「今日こそ倒そうと思ってまして……」


「そうですか…頑張ってください…そのぉ〜ケイゴさんは、魔法って使えるんですか?」


「……いえ? 使えません……それが、どうかしたんですか?」


「……最初に説明したと思うんですが、泥人形は氷魔法に弱いです。もし使えたら使ったほうがいいかなと思って…でも使えないんですね」


 そういえば言ってた様な気がする……記憶力が無いから忘れちゃうんだよな


「あの〜…狩場とかはどこでなされてるんですか?」


 どうだっけ?……いや何も考えず行ってたな……そこら中に歩き回れば出てくると思ってたし……そう言うもんだろ? モンスター探しなんて


「決めてないです……」


「なら…ここなんてどうでしょうか?」


 受付嬢ちゃんは机の下から地図を出してある場所を指す……


 山の谷間を狩場にしたくなりました♪


「ここなら泥人形が沢山いるはずですよ?」


「……ここなら沢山……ですかぁ……」


 沢山って……あの泥人形が? 俺を一発KOするあの? 何それ怖! 死ぬやん……


「……あっ! 他にも人が居ると思うので、その……たとえ危なくなっても助けてくれると思いますよ?」


 俺の顔をチラチラと見ながら言う……何となくだが胸に近いところ見てる様な気がする……


「……そ、そうですよね……たとえ危なくなっても助けてもらえる可能性があるならそこにしようかな……」


「…場所は分かりますか?」


「……分かりません……」


「えっと…ライトセルの正門から出ていただいたら北東の方に向かっていくと行けるのですが…」


 ……分かるわけないじゃん。北東にまっすぐ進めませんよ俺……絶対に


 俺は方位マッフを出した。


「……この方位マッフ使っていけたりしますか?」


 なぜ出したかと言うと……ライトセルを指すから北東向きにやればいいかなって思っただけだ……


「方位マッフ持ってたんですか…なら簡単です。少し貸してもらってもいいですか?」


「あっ、はい……どうぞ」


 方位マッフを受付嬢ちゃんに渡す。


「……」


 受付嬢ちゃんは方位マッフに何やら魔法をかけている……カッコいい


「……これで場所指定は出来ました…これを持ってライトセルを出ていただければ、場所をこの矢印が示す方向を目指してください」


 おいおい! 方位マッフって凄いな! ナビみたいなこと出来るのかよ! 魔法使いたいなー


「……そんなこと出来たんですね……方位マッフ」


「……え? 知らなかったんですか? 方位マッフ買うときに説明を受けたと思うんですが……」


「これは……貰ったんです……」


 門番ちゃん……はぁ……


「そうだったんですか…なら簡単に説明しますね? 方位マッフは大体がその買った場所…つまり、ここの場合はライトセルの町を指す様になっています。他の町ではその町を指すように設定されて作られます。」


「………」


 町限定のアイテムなんだなぁ……


「変更したい場合。やり方がありますが、出来ますよ」


 へー、じゃあその場所以外に行ったとき買い替えたりしなくていいってことか……変更できればだが


「後は他にも色々ありますが、今して見せた。場所を指定することもできます……解除方法は、裏返しにすればまたライトセルを指しますので」


「……ありがとうございます……助かりました」


「では、お返ししますね?…はい、どうぞ…」


 受付嬢ちゃんが方位マッフを渡す。


 俺は受け取ろうとするが、受付嬢ちゃんの手が触れそうになるので当たらないよう取ろうとした結果……



 ゴトッ! コロコロ……コロ



 落としてしまい、方位マッフは裏返しになった……手を触れられたく無いと思って……


「あっ……」


「……」


 気まずい空気が流れる……


「……すみません!」


「……いえ、大丈夫ですから…もう一度しますね?」


「………」


 ……受付嬢ちゃんごめんなさい! 本当に! ワザとじゃ〜……怒らせちゃったかな……でも……俺の手に触れたく無いと思ったから……


 俺は申し訳なさそうな顔をして受付嬢ちゃんが方位マッフを操作してる所を見る。


「…はい、終わりました…どうぞ」


 受付嬢ちゃんは今度は机の上に置き。俺の方に、ススス〜と押した。


「……ありがとうございます」


 俺は慎重に方位マッフを取る……これ、裏返しにしないで持ってけるかな……


「裏返しにしても、解除されないようにしときましたので大丈夫です……」


「……え?」


「……さっきは説明するためにしてなかっただけだったので…流石に裏返しにせず持ち歩くことは出来ませんから」


「……そうだったんですか……」


 俺はその場で方位マッフをゆっくり裏返しにした……どうなったのかわかんない


「……今してもわかんないですよ? いまさっきお伝えした通りですが、ライトセル出てから変わるんです…」


 受付嬢ちゃんはなんとなくだがイラついているのかもしれない口調で言った……ごめんなさい! 覚えてなくて!


「……すみません」


「…いえ、わかっていただけて良かったです。

解除方法は裏返しにしたまま五回、裏のボタンを押すだけです……今は押さないでくださいね?」


 ケイゴは裏返しにした状態で、透明なのでわからなかったが、裏側は押し込めるように溝が丸くなってたので押そうとしていた。


「あっそうでした……」


「ケイゴさんは…魔法使えないんですよね?」


「そうですけど……」


 話が変わった……魔法ってどう使うんだ?


「泥人形とはどう戦った、いえ……戦うつもりだったんですか?」


「………」


 今、戦ったって言ってなかった? いや勘違いか……バレたかかと思ってヒヤヒヤしたぜ……でも言われてみれば……どう戦えば良かったのだろうか?


 俺は殴り合いをしようとしてた……それは俺がカンストしてるから殴っても倒せると思ってたから。


 剣を使う?……当たれば倒せるかもしれねーな


「……この剣ですね」


「…ケイゴさんは剣士にしたんですか?」


「……いえ?」


「……職業決めずに戦いに行ったんですか?」


 なんか受付嬢ちゃん……怒ってる?


「あなたは冒険者がどれだけ危険か分かってないんですね」


「……わ、わかっているつもりですが……」


 受付嬢ちゃんは何故か笑顔だ……可愛いけど、可愛くないんですけど?……わけわかんねっ


「職業は今なんですか? 見せてください」


 受付嬢ちゃんは手をこちらに出しながら、笑顔で言う。


「……いや……その……ですね?……」


 このプレッシャーやばい……すぐ出さなきゃってなる……でも……見せるわけにいかねー!


 門番ちゃん……見たときの反応を見たら……無理


「そうですか…では、職業をちゃんと選んでから試験を受けてください……ね?」


 ふ〜見られずに済んだぜ……でも最後の「ね?」が……怖かった


「……はい! 選ばせていただきます!」


「分かればいいんです……」


 受付嬢ちゃんのプレッシャーが無くなったような気がした。


「……どう選べばいいんでしょうか?」


「それは…二階にある…トラリスに行ってください」


「……トラリスですか?」


 俺は二階に上がる階段を見る。


「はい、トラリスでは職業を変える事ができます。……今すぐに行ってください」


「はい! してきます!」


 俺は受付嬢ちゃんに返事をして二階に上がる。













「……はぁ〜」


「お疲れ様〜」


 隣の受付の子が話しかける


「……うん」


「あそこまでお節介しなくてもいいのに〜優しいわね」


「……だって〜」


「まぁ、そこがあんたの良いところなんだけどさ〜…そういう対応するから……ねぇ〜?」


 隣の受付嬢は緑のノートを指差す。


「あんたは男嫌いなのに…死なれるのやだもんね〜♪ あなたのノートはほとんどが男で埋め尽くされてるじゃない」


「…受付は給料が良いから……でも男性は怖いんだもん」


「何が、だもんよ。あんたの事情は知ってるけどさ〜? ギルマスだって暇じゃないのよ?」


「……それは悪いとは思ってるけど…」


「あのデブはどうなのよ…結構話せてたんじゃない? 普段よりもさ」


「そんな事ない…と思うけど…なんだろう……あまり怖くないかもしれない」


「まぁ…子供みたいよね? 何も知らないし、あんたのとこも子供多いじゃない……孤児たちが」


「…うん、みんないい子たちよ?」


 受付嬢ちゃんは優しい笑みを浮かべる。


「…はぁ〜いつもその顔でいれば簡単に良い男釣れそうなのに…ブレイクを釣っちゃうとわね?」


「……」


 受付嬢ちゃんは笑みから嫌そうな顔になる。


「私も協力するから♪ 何かあったら言いなさいよ?」


「……ありがとう」


「当然よ♪」


 隣の受付嬢は仕事に戻る。


 受付嬢ちゃんは二階を見る。


「ケイゴさんの顎の泥って……泥人形から付けられた、あとだった……」


 嫌な気持ちを忘れるために違う事を思い出す。


「あれで隠せたつもりなのかなぁ?……ふふ♪」


 受付嬢ちゃんは微笑む。

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