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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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26話 俺はもう……

「………」


「職業見るのは当然でしょ?」


 門番ちゃんは当たり前よ、と言う顔で俺に言う


「…お! 人が来たわ、俺はちょっと相手してくるから頼んだ♪」


 門番さんは、門前に来た人の対応に向かった。


「あっ、お願い」


「………」


 おい! ヤベーぞ! 職業って一番見られたくないんですけど! 性癖書いてあるんだぞ!


 それに一番見られたくない相手なんですがぁ? 頼むよ! こう言う時さ、主人公補正来いよ!


「……あの〜……なぜ職業みるんですか?」


 俺はカードを門番ちゃんから見えないよう後ろに隠しながら聞く


「知らないの? はぁ〜…わかったわ、説明してあげる。そのカードは書き換えされてくのよ、レベルとかステータスとか上がればちゃんと表記が書き換えられるの。職業も同じで、最初みんな住民や農民とかが一般的になってるものなんだけど…もし犯罪とか殺人などした場合、その表記が書き換えられる用になってるのよ」


「………」


 えっ? このカードやばくね? 犯罪出来んやん……いや! しねーよ? 本当本当しないしない


「犯罪とか殺人などの罪を犯した場合、元書いてあった職業の隣に犯罪名が描かれるのよ…あっ! もしかして他の所見られるのが嫌だったりする? レベルとかステータスの方…大丈夫よ? 見られたくない場合、この…ミチャイで職業だけを見ることできるから」


 門番ちゃんはポーチから、カードがピタリとハマりそうなケースを出した。蓋側に透明なガラス? が貼ってあり、いかにもそこから見るんだろうと分かる……でもね? 門番ちゃん……俺は……



 …… 職業が一番見られたくないのーー!


 いやね? レベルとかステータスもね? カンストしてるからさ普通見せたくないよ? なんか色々なゴタゴタに巻き込まれそうだし……ここの世界の住人達も、自分の強さとか見られたくないものがあるだろう……けどさ……そうじゃないんだよ


 異性に! それも……その……綺麗な門番ちゃんに! 性癖を知られのは嫌なんだー!!


 男なら誰でも……いや女性だって異性に知られるのは嫌だろ?!


「………」


「ケイゴ?ほら、はやく見せてちょうだい。早く帰りたいでしょ?」


 門番ちゃんは手を俺の前に出す


「………」


「…もしかして…見せられない理由があるの?」


 門番ちゃんは手を引っ込めて、 俺をじっと見る。


 門番ちゃん! そんな目で見ないで……あなたにそんな顔で見られると……くっ!


「……職業を……見ても……いや……なんでもないです……」


「……私は気にしないわ、犯罪をしてなければね?」


 俺は……覚悟を決める!


 門番ちゃんとの関係が終わってしまうことに……


 まず、何も始まってすらいなかったが……


「……どうぞ……」


 俺は後ろに回していたカードをゆっくり門番ちゃんに渡す。


「えぇ、じゃあ見させてもらうわね? レベルとかステータスは見てもいいのかしら?」


「……はい」


 そんなの見られてもいいし……はぁ……


「……」


 門番ちゃんはカードを見る




  名  ケイゴ


  職  脚フェチ


レベル  6(99)


  体  3243(999)


  魔  2609(999)


 攻撃  3564(999)


 防御  4107(999)


 攻魔  2003(999)


 防魔  2128(999)


  速  1291(999)


  運  1053(999)



「……」


「………」


 ……なんだ? このカッコの前の数字……カンストした数字より多いし……レベル6?


 何が何だかわからん……


「…ス、ステータスはあれね…普通なんじゃないかしら…」


 門番ちゃんが一歩下がった……


「運は低すぎると思うのだけど…」


 門番ちゃんは俺をチラチラと見たりを繰り返す……もじもじとしている


「……」


「………」


 ……だよなぁ……そりゃーなるよな……だってさ?


 俺は脚フェチなんだ♪ よろしくって言われてみ? 近づきたいと思う?


 ……ないわー、近づきたくねーわ。


 それも……デブスでカッコ悪いところしか見せねー男となれば尚更のこと嫌だよなぁ……


「……スタスオン……変なの見せてごめんなさい……これ、ありがとうございました……では、さようなら……」


 門番ちゃんにグニョングニョンされていたカードを、スタスオンでしまった俺は深くお辞儀をして振り返り、早歩きでライトセルに入っていく。


「あっ! ごめんなさい! さようなら!…」


「………」


 門番ちゃんに振り返らず、ケイゴは町に消えていった。









「…そのローブと方位マッフは、あなたのおかげで必要なくなったのよ…」


 門番さんが、門番ちゃんの所に来た。


「おい…どうしたんだよ」


「あ…いや、何でもないの…」


 門番ちゃんは震えていた。


「あのクソデブ! 何しやがった!」


「違うの! 別にケイゴは何もしてないわ…本当よ…私がいけないの…」


「……」


「ありがと。また心配かけて…」


「そんなこと無い…あの時は、全部あのやろーが悪いんだ…」


「…ケイゴはそんな人じゃない…の」


「あん時も、同じこと言っていた…」


「……」


「……」


 二人は、ケイゴが歩いて行った方向を見ていた。







「……はぁ〜」


 見られてしまった……俺の……性癖を……


「……もう、前みたいに話す事は出来ないんだ……」


 俺は、門番ちゃんがくれた方位マッフとローブを見る


「……でも……いいじゃん……俺は最初から彼女と何もないのだから……」


 ケイゴはいつもの場所に来た。


「……よっこいしょっと」


 いつもの位置に座る。


「……それに……門番ちゃんは優しい……でもさ? それっておかしいよな……普通あそこまでしてくれるか?」


 ケイゴは前に、川辺で助けてくれた日を思い出す。


「……あんたそこでなにしてるのよ……今でも覚えてる……あなたが俺を助けてくれたこの言葉を……」


 ケイゴはローブを羽織る、ローブは門番ちゃんの言う通り小さかったが、来た途端に丁度いい大きさになった。


「……門番ちゃん、貴方はどうして俺に優しくしてくれるの?」


 俺はローブにくるまり横向きに倒れる。


「……あったかい……なぁ……門番ちゃんが着ていたローブ……いい匂いがする……」


 ケイゴは目を閉じる。


「……貴方にどう思われてるか……わからないけど、俺は恩返しをするって決めたから……避けられようと……必ず……するがぁら〜……俺……弱いげどぉ……いつか……絶対……冒険者になってぇ〜……うぅ……」


 ケイゴは泣く。



 グゥリュリュ〜〜



「……朝から何もぐっでながった……」


「……手料理食べだい……」


 門番ちゃんはもう俺と接してはくれないだろう……さようなら……おやすみ


 ケイゴは疲れていたのもあり、空腹のまま眠った。

理由のない優しさは……信じられないですよね

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