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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
22/335

22話 俺は無力だ……

「………」


 このまま消えて無くなりたい……


「………」


 ……お腹すいた……門番ちゃんの手料理食べたい


「………」


 消えて無くなりたいと言いながら俺は……生を渇望するんだな……


「………」


 泥人形を回復させなきゃ良かった……


「………」


 一撃で決めるぜ〜と言いながら、一撃で決められる……だって俺だぜ?


「………」


 あの泥人形……ひん死だったよね……なのに……


「………」


 俺がしたように水かけてくるって……相当怒ってたんだな……同じことされるとは思わねーよ……


「………」


 よくある小説なら……勝てたはずなのに……俺には主人公補正が無いんだな……主人公じゃ無いしな……他に勇者いるし


「………」


 ヒロインいないし……まず俺を好きになってくれる人居るわけないけどな……


「………」


 門番ちゃんがヒロインだったら死んでもいいや……


「………」


 彼氏いるけど……ね?


「………」


 虐待されてた子……大丈夫かなぁ? 心配だなぁ……


「………」


 タプ稼ぎたかった……


「………」


 宿の予約してみたかった……


「………」


 イケメンやろうの門番さんに、見返したかったのに……笑われちゃうなぁ〜


「………」



………



 あんたそこでなにしてるのよ……



………



「……え?」



………



 ……ちゃんとします……お願いします



………



「……えぇ?」


「………」


「……門番ちゃん……に……恩返しな…きゃ……虐待から……守らなきゃ……」










「あははは♪」


「……この声は……」


 俺が目を開けると……夢の少女が遠くで遊んでいた


「……こんな時まで、俺は妄想するのか……」


 いつの間にかあの白い世界に来ていた


「レッちゃ〜ん…ミッちゃ〜ん、どこに隠れてるのかなぁ〜?」


 ……かくれんぼかな?


「あっ!♪ レッちゃん♪ みーけ♪」


 レッちゃん見たかったようだな……


「…ミッちゃ〜ん」


 あの子、大人と子供の中間くらいなのに……幼い感じがする……


「ミッちゃんは〜…ここ! いない……」


 ミッちゃんうまく隠れてるようだ……


「見せかけてここ! いたー♪」


 おいおいフェイントだったのかよ……参りました


「後は…ルーちゃんだけ〜♪」


 へー他にも居たんだ……ルーちゃんね


「誰か…」


 ん? どうしたんだろ……


「誰か私を見つけてくれたらいいのに…」









「はっ!!」


 俺は目を覚ました


「……何だったんだ……夢なのか?」


「……彼女は……」


「……俺にはまだやることがあるみたいだな……君は……夢の君を……見つけてあげたい……」


「その為にも……生きなきゃ……妄想癖が、生きる糧になるなんてなぁ……へへ♪」


 俺は立つ



 パンッ! パンッ!



 身体中の泥を払う


「……俺は……弱い」


 ケイゴはぐちゃぐちゃな顔を歪ませニヤける


「……勝てないのは今まで通り……でも……異世界に来たんだ……なら……やれる事をするまでだ……負けて当然……そう……それは……」


「……だって俺だぜ?」


 俺は歩く……来た道も分からないままに……歩く








 ケイゴが歩き出した後、木の陰から誰かが顔を出しケイゴについて行った……


 その手に……空の瓶を持って……

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