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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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2話 始まりの始まり

「ここは……どこ?」


 俺は、いつの間にか知らない空間に来ていた。


 確か俺はいつものように、左手でスッキリしたあと自分家で眠ったはず……


 すると…


「あの〜」


 と、どこからか女性の声がした。


「はい! ……って、どこにいるんですか?」


 声はするのに、どこにもいない


「あれ〜見えないですか? 私、前にいるんですが…じゃあ、これならどうですか?」


 いきなり目の前に、美女がいた!


「え?! あっ! 見えました……って、なぜなにもないところから!?」


 美女が……


「フフフ♪ びっくりさせてしまいましか? ケイゴさんはまだ死んでまもないので、目が慣れてないからかもしれません」


「あはは……そうでしたか、死んでまもないから仕方ありませんよね〜」


 いや〜かわいいな……この人、言っている事と見た目もなんかお茶目なところとかさっ、ぐっとくるよ♪


「………」


「……ん? 死んだ? 誰がです?」


「え?♪ ケイゴさんですよ?」


「……っえっっえーー!? 俺って死んだんですか? だって俺、今あなたと話してるし、元気ですよ!」


「それは、ここが生と死の狭間の空間…わかりやすく言えば、川ですよ♪」


「さんず? 確か……そんな、でも……じゃあ自分が死んだ理由は、なんなんでしょうか?」


「肺炎ですね。呼吸がつらかったはずなのに、ずっと放置した結果…ここに来てしまったんです。」


「えっ? あれ肺炎? 風邪かと思ってたのに……」


「ケイゴさんは、あまり病気にかからなかったですもんね♪ 病院にちゃんと行っていれば、死ななかったと思いますよ?」


 はぁ〜俺死んだんだ……まだ読みたい小説あったのになぁ……もう読めないのかよ……


 でも待てよ? この美女が言ってることが、本当かどうか、わからんぞ? そうだよ…そうだ! 嘘言ってる可能性が、まだあるじゃん!!


「ケイゴさん…足フェチですよね? 昨日のお楽しみしていた、本のタイトルを言いましょうか?♪」


 ガチだーこれガチやーって事は……


「私は女神ですよ」


  女神実際してたんね! だから、こんな綺麗なのか〜そうかそうか


「………」


 ふーこれは、夢か? 夢オチか? ん? そうなんだろ?


 あぁ〜あー早く起きねーかな〜俺!


「すぐ信じるのは普通、無理なものですが、信じてください…話が進まないのでお願いします」


 そう、これは夢だから……今は楽しもうぜ!


「で……俺は、なぜここに呼ばれたんですか? 女神様」


「それで今はいいでしょう…それはですね、あなたには異世界に行ってもらいたいんです。」


「異世界って……小説とかに出る、あの異世界ですか!?」


「そうですよ? あの異世界に」


 お、ああ、うおーまじか! 夢にまでみた異世界……


 って、これ夢や……


「そうですか、でも、なぜ異世界に?」


「その異世界では、魔王がいまして…その魔王を倒していただきたいのです」


 テンプレですね、俺、勇者か……この俺が、デブでブスの俺がか……でも、勇者って……カッコいいよなーもしかしたらモテるかも知れんなぁ♪


 彼女いない歴……年齢20年とうとう卒業生となれるやもしれん!


「あっ、でもケイゴさんは勇者じゃないですよ?」


「えっ? 勇者でしょ? 魔王を倒すのって!」


「まぁそうなんですけど、その世界にはもう勇者いるんですよ」


「勇者いるの!? ならなんで俺が? 俺……いらないじゃないですか!」


「勇者が必ずしも勝てるとは限りません。勇者は、強いですよ? その世界に1つしかない聖剣を使えますし、その体は頑丈で負けるほうが難しいくらい。ですが…魔王も強いんです。その世界の魔王は受け継がれていくんです。」


「受け継がれる?」


「はい、魔王は自分が取得したスキルや魔法を、次の世代に受け継ぐ」


 おいおい! なんだそのチート! 世代を重ねるごとに魔王は強くなっていくってことかよ!


「そういうことです」


 それって勝てなくない?

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