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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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第拾歩 トッマテクの朝

「……えへへ♪」


「……君は? 誰?」


ケイゴは、不思議な空間にいた、周りは真っ暗で、自分の姿は見えないが、目の前には眩しいほどに光る、人と思わしき誰かが立っていた。


「……私、…………だよ♪ 」


眩しい人は、女性の声だった。


「……え? よく聞こえないよ……」


「ケイゴって、なんでいつも泣いてるの?」


「……そ、そんなに泣いてないと思うけど……」


……俺そんな泣いてないよな? ん? どうなんだろう……てか誰?


「え〜〜♪ だって私にすぐ頼るもん」


まぶいちゃんは、俺を小馬鹿にした声で言う。


「……頼る? 俺は君を知らないよ?」


……こんなまぶい子知らんぞ? 今まで会ったことない声だし……


「いつも会ってるよ〜♪ また会いに来るね? ケイゴって……私が見えないもん……」


「……え? いつも? 見えないってどう言う……」


「しょうがないよ〜♪ ケイゴは…………じゃないんだもん……でも、これからもよろしくね〜♪」


すると、まぶいちゃんは、スーと消えて行った。









「……ま、待って! 俺君のこと知らない!」


ケイゴは、手を伸ばしながら覚醒した。


「……な、なんだったんだ……今の……」


俺は、周りを見渡す。


「…………そういえば、俺宿に泊まってたんだった……分からん……前も違うけど、夢ちゃんと似た夢だった……」


……夢ちゃんの夢は、最近見てないな……


ケイゴは、ボッサボサの頭でボーとしていた。


「…………」


(……おはよう、ケイゴ……何の夢みてたのかしら……)


盾師匠は、寝間着姿だった。


「……今日……何しよう……」


……何だろう……俺って何すればいいんだ? クエストも終わったし……タプだってしばらくは大丈夫だ……


「…………」


(……貴方は、冒険者なんでしょ? 休んでる暇はないわよ)


「……俺の強さを見るか……最近カード見てないから、スタスオン」


ケイゴは、目を擦りながらカードを取り出し見た。






名前 ケイゴ


職業 脚フェチ ( < 魔導士 > ) ( < 上級魔戦士 > ) ( < 上級頑盾士 > )


レベル 10 ( 99 )


ステータス


体力 8421 ( 999 )


魔力 4590/5100 ( 899/999 )


攻撃力 4721 ( 999 )


魔攻撃力 13621 ( 999 )


物理防御 18999 ( 999 )


魔力防御 14864 ( 999 )


速さ 2300 ( 999 )


運 1201 ( 999 )






「……レベル2も上がってる……前8だったから……もしかして……殴られまくったからかな? 物理防御と体力だけ高くなってね?


そもそも、この数値何なん?」


ケイゴは、眉をひそめる。


「……それに、魔力なんか減ってるし……100減ってる……まだまだあるからいいと思うけど……魔法使ってないよな?俺……」


「…………」


(……それ私だわ……ずっとシークレッルドは使えないからケイゴから借りてるの……でも……


……100しか減ってないのは、おかしい……)


「……まぁいいや……他のページも見たかったんだよね〜」


ケイゴは、カードを下にスクロール!!










おはようございます、ケイゴさん♪


私は今、神達が集う集会……集神に来ています。


隠れて送っちゃってます、暇なので……


今回の内容はですね……あっ! これ言っちゃいけないやつでした……神判にかかっちゃうから……人が寿命を延ばして来たので、循環が効率悪いみたいなんですよね〜それで呼ばれちゃったんですよ〜良いことなんですけどね?


どうですか? 魔王倒せそうですか? 異世界は大変でしょうけど、諦めたらいけませんよ! 私が選んだんですからね♪


魔王は、受け継がれて行く、でも、魔王には1つ呪いがあるんです、それも受け継がれているんです。それは、魔王の住む家から出られないと言う呪いです。これのおかげで、外に出られないので、被害が少ないはずです。


たまにはヒントを与えてあげる、優秀な女神様より♪



「……そんな呪いが魔王に……それよりも……


……情報漏れ漏れだし、大切な集会に何してるんですかーー!! 暇って……優秀なら、ちゃんと聞きましょうよ!! 女神様〜!!」


ケイゴは、カードを強く投げつけるように上に持ち上げて、優しくベットに置いた。


「…………」


(……女神様ってどう言うこと? ケイゴってもしかして……


……可哀想な人?)


盾師匠は、ケイゴに可哀想な人を見る目で見た。


「……魔王か……そういえば俺、魔王倒そうとしてたんだよな……忘れてた……」


「…………」


(……えぇ……そんな事普通忘れる? ケイゴが魔王を倒そうと考えてたなんて……今のケイゴじゃ、魔王に会う前に死んじゃう……魔強者だっているのよ?」


「……まっ! 勇者が倒してくれるっしょ♪


……俺は、ロッパーを倒す事がまず目標だからな……俺弱すぎて笑えてくるんだけど……」


「………っ!」


盾師匠は、拳を握りしめた。


「……よし、俺はまず冒険者になる努力をしよう……それからだ」


ケイゴは立ち上がるとトイレに入った。


「……魔王に挑もうとしてたのね……


……ならその目標を目指してもらうから」


盾師匠は、ニタっと笑った。







「……えへへ♪」


「……ど、どうしたの?」


「……♪♪♪」


俺は、食事が出るとの事なので、下に降りて来たら幼女が俺の前に立ち塞がり……


手を上げて笑っていた。


「……何をしているのかな?」


……本当になんだよ……なんか質問したわけでもないのに手を上げちゃってるよこの子……訳分からん


「……マネ〜♪」


「真似……誰の?」


「おじさん!」


幼女は、俺を手を上げたまま指を指した。


「…………」


……俺手を上げてないよな? なんで俺の真似なんだ? 俺も手をあげるのか? しなきゃいけないのか? 手が可愛いなこの子……ちっちぇ〜ぷにぷにしたい……


「……前してたよ! 私見たもん! だからマネしてるの〜」


「そ、そうですか……じゃあ、自分は、君の真似をするよ」


ケイゴは、しゃがんでその子のように手を上げた。


「……真似しちゃ、やー! ヒーがマネするんだもん! おじさんは、マネしちゃダメだよ!」


幼女は、怒った顔をすると俺を殴り始める……痛っ! 柔ら可愛い……


「分かったから、ごめんなさい! 許してください」


やばいわ〜♪ ヒーちゃん可愛いわ〜♪


「……おじさん、ヒーのマネしたから嫌い! 嫌い! 嫌い!」


幼女の連打が止まない……う、おおう……可愛いけど流石に痛いのだが……嫌われちゃった♪ デュフ♪


「……こ、こら! お客様に何してるのヒーちゃん!」


ヒーちゃんのお母さんが、俺からヒーちゃんを遠ざける……もうちょっとヒーちゃんに殴られたかった……ロ、ロリコンじゃねーし! 遊びたかっただけだし!


「すいません、ほら、ヒヨル謝りなさい!」


「ヤ!」


ヒーちゃんは、プイッと顔をそらす。


「……あ、いや大丈夫ですよ自分は」


「そ、そうですか、本当にうちの娘がすみませんでした」


奥さんは、頭をヒーちゃんの頭を手で無理やり下げさせ自分も下げた。


「……ヒー悪くないもん、悪くないもん!!」


「待ちなさい! ヒヨル!」


ヒーちゃんは、何処かに駆けて行ってしまった。


「…………」


……ちょっとからかっただけなのに……こんなおおごとに……幼女恐るべし……


「普段は、あんな事しないんですが……朝食が出来ておりますので、どうぞ」


奥さんは、俺に振り返ると食堂まで案内してくれた。


「……別に自分は構いませんよ、遊んでもらってたんです」


ケイゴは、紳士ぶる。


「ありがとうございます」


奥さんは、そう言うと、仕事に戻って行った。


「…………」


……だって、俺に普通に触れてくれるのは……幼い子たちだけだからな……嬉しいんだよ……それだけでさ……


ケイゴはその後、パンとスープと何かの肉の朝食を食べてトッマテクを出た。





「ヒー悪くないもん……」


お父さんの足に抱きついた幼女はそう呟いた。

女の子や男の子って、あまり見た目とか気にしないで接してくれるので、嬉しい……ロリコンが消えない訳だ……

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