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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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ローブの男……

皆さま!読んでいただきありがとうございます!


1万6000pv突破! ありがとう!


はい! という事で、ケイゴの補欠戦記は、ご覧の通り、まだまだ続く予定ですのでよろしくお願いします!

これは、カレスとケイゴが出会う少し前。





「ありがとうございました!」


「今日も美味しかったぜ! また来るよニハちゃん」


「は〜い♪ 」


ウエイトレスちゃんが、常連のおじさんのお会計をして送り出す。


「……ふ〜今日も大変だった〜」


ウエイトレスちゃんは、お店の外にある看板を裏返し店に入ると、カレスの元による。


「カレスさん、お疲れ様です」


ウエイトレスちゃんは、机や椅子を清掃と整頓しているカレスの顔を覗き込む。


「お、おう! お疲れ様ニハちゃん」


カレスは、少し驚いたがすぐに、無表情から笑顔になる。


「はい! 今日も大変でしたね♪ カレスさん」


ウエイトレスちゃんは、嬉しそうだ。


「まぁな……俺がいたから楽だったろ?」


カレスは、掃除を続けながら自信満々に言った。


「……あ、あはは……そ、そうですね」


(……酔って皿を割ったりしたりしなければですけどね……お客様の相手をしてくれるのはいいと思うんですけど……)


ウエイトレスちゃんは、苦笑いで答えた。


「だろ? 頼ってくれていいぜ?


今日早めに帰るから後は任せたよニハちゃん」


カレスは、親指を自分にさしてニカッ!と笑う。


「分かりました、期待しておきますね」


ウエイトレスちゃんは、首を少し傾げ微笑み、残りの作業を終わらせにカレスから離れた。





「店長〜お疲れ様で〜す」


「お疲れ様、ニハ明日は休みだからまた来たりすんなよ♪」


「は〜い、善処します」


「……いや、来るなよ? 俺明日は、家族で旅行なんだからな? マジだからな?」


店長とウエイトレスちゃんは、いつものようにやり取りをしてウエイトレスちゃんは、店を出る。


「店長は奥さんにロルロルだなぁ〜」


ウエイトレスちゃんは、家に向かい寄り道をせず歩く。


「…………」


(……カレスさんは、彼女さんとかいないのかな……いそうだよね、誰とでもすぐ仲良くなるカレスさんをほっとく人なんていないよね……今日も仲良くデート予定してたから早めに帰ったのかな?)


ニハは、ちょっとだけ残念そうな顔になる。


「……私、カレスさんと、どうなりたいんだろう……」


ニハは、カレスとの会話などを思い出し、最後にカレスの見せる笑顔が頭に浮かんだ。


「……もっと………………」


(……カレスさんのことを……知りたい……)


すると……


「…………」


街ヒカルンに照らされた場所にローブの男が立ってこちらを見ていた。


「……え……」


(……こっち見て……)


ローブ男がこちらに走って来た。


「え? 誰! こっち来ないで!」


ニハちゃんは、ローブの男に聞いてすぐに来た道を走り、ローブ男から逃げる。


「…………」


ローブの男は、何も言わずにニハちゃんを捕まえた。


「いや! 誰かーー! 助けッ!んん!…………………」


ニハちゃんは、恐怖に押しつぶされそうになりながら一生懸命に助けを求めるが、ローブの男が布で口と鼻を塞いだ。


ニハちゃんは、暴れていたがすぐに気を失った。


「……残念だったな、助けは来ない……」


ローブの男は、フードの中でニヤッとした。


「……<| ミッカスク |> これで俺は……


……誰にも感知されない……行こうか、ニハちゃん♪」


ローブの男は、ローブを脱いだ……正体は、いつもの優しい笑みとは違う、歪んだ笑みをニハちゃんに向けるカレスだった。


「……このスキルは、人の認識を否定し……俺の存在と触れている物の、気配、音を感知する事が出来なくするスキル……


……俺は、アサシン……ヒヒヒ♪」


カレスは、ニハちゃんをお姫様抱っこすると、歩き出した。


「…………」


すぐ近くを男の人が通り過ぎるが、カレス達を見る事はなく、通り過ぎる。


「……俺はこのスキルを鍛え上げた、レベル8だ……これは、A級の冒険者すら気付けないレベルだ……MTL級も、気づくか気づけないレベル……ギルドマスター以外この町にMTL級は存在しない……普段外に出る事がないから実質……俺を見れる奴は、ゼロだ。ヒヒヒ♪」


カレスは、その自信の現れなのか、道の真ん中を堂々と歩いていく。


「……この日の為に、ニハちゃんの行動を観察し、調べ上げた……殺しの時も、事前にどれだけ相手の行動を知れるかに、成功率が上がる……殺しの鉄則だ……」


カレスは、ドヤッとした顔で自分の住む場所を目指した。





そして……





「……こんばんは……」


ローブを着たデブが、道の端でこちらを見ながら挨拶した。


「…………」


(……なんだ? 俺の後ろにでも、人がいるんだろう……)


カレスはそう決めつけ、ローブデブをチラッと見た後、すぐ前を向き歩く。


「…………こんばんは!」


ローブデブは、カレスの進行方向に移動して、少し近づくとまた挨拶した。


「………………? 誰に話しかけてるんだ?」


(……早く挨拶してやれよ……俺の周りに人は居なさそうだが……)


「…えっ? カレスさんですけど?」


「…………?! あ、ありえない……」


(……お、俺の名前だよな、俺は今、スキルで見えなくなっているはずだ……)


「……?」


ローブデブは、こちらに近づいて来た。


「……俺が見えるはずが……」


(……スキルが解けた? いやあり得ない……今使っている、魔力が減るのを感じているからな……)


「…いや、見えますよ?


……シロフワさん……」


ポンッ!


「……お前、本当に俺が見えるのか?」


(……無詠唱のヒカルンだと?! 俺はMTL級でも、すぐには気づかれないはずだ! あの泣いていたデブに気づかれるほど、甘いスキルではないんだぞ!……コイツまさか……MTL級以上なのか?)


「……ええ、光で、はっきりと」


「……う、ううん……」


ウエイトレスちゃんが、光に顔をしかめて目を覚ましたようだった。


「……やばい……」


(……ニハちゃんが起きちまう……今起きたら俺が襲ったと気づかれる……やばいやばい! チッ! まぁいい……次にまたね、ニハちゃん」


「……えっ? カレスさん?………」


ニハちゃんは、トロンとした目でカレスを見た後、ローブデブを見た。


「……いや〜〜〜!! カレスさん!! んん!」


ニハちゃんは、ローブデブの方を見ると、悲鳴をあげ、カレスの胸辺りの服をギュッ! としながらしがみつき、顔を埋めた。


「……え……」


ローブデブは、うろたえる。


「……大丈夫だから…………悪い、今はお前、消えてくれるか……」


(……ニハさん……そうか……)


カレスは、ウエイトレスちゃんを宥めるように囁き、ローブデブを見るとそう言った。


「……はい……」


ローブデブがうろたえていたが、カレスの言葉を聞きき、大きくカレス達を避けると一回振り返ってから歩いて行った。







「…………うぅ……ローブの人が私を……カレスさんが助けてくれたんですよね……」


「……あぁ……」


(……俺は、君になんてことを……)


「……もう少し……このままでいいですか?」


ニハちゃんは、カレスを抱きしめたまま顔を上げる……涙目だった。


「……俺は、構わない……」


カレスは、頭を優しく撫でてあげると、微笑んだ。


(……すまない……本当に……)


「……ありが………うぅ……えぇ〜〜」


ニハちゃんは、お礼を言おうとしたが、最後まで言い切れず泣き出してしまった。


「…………」


カレスは、顔を歪めて辛そうな顔をした。


「…………」


(……悪い……そのローブの男は……


俺なんだ……)


カレスは、空を見上げた。


(……俺は……2人なんだ……君を襲ったのは、俺のもう1つの人格……助けられた……アイツに……)


カレスは、空を見上げた顔を後ろに向けると……


ヒカルンを胸に抱き、トボトボと歩くローブデブの背中が見えた。

犯罪を見ても、それが本当にそうなのか分からない……未然に防ぐ事ってどうすればいいんだろうか、そう感じて書きました……実際は何も出来ないと思いました……


ロルロルは、ラブラブと言う意味です!

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