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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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星が……

「…………」


ケイゴは、自分の地に向かっていた。


「…………」


フードを深く被り、ポケットに手を突っ込み下を向いてゆっくりと……


「…………」


シロフワさんが、ケイゴの頭の近くをゆっくり回っていた。


「…………」


ケイゴの姿を見た人達は、何度かケイゴを見る……と言うより、シロフワさんの回転に合わせて顔を動かしていた。


「…………」


掃除が終わった後、招き猫で呼んだ黒執事からタプを受け取り、タプをバックに全部、ザツに突っ込んだので、ガシャガシャとバックが音を立てていた。


「……チッ!」


ケイゴは、舌打ちをした。


「……はぁ……」


直ぐに溜息を吐き、バックを下ろしてタプを入れ直して、また背負った後歩き出す。


しかし……


ガシャ……ガシャ……と、まだ音がする。


「……もういいや……」


その後、ケイゴはその音を無視して、いつもの地に着いた。






ガシャッ!


ケイゴは、雑にバックを置くと壁に寄りかかって座った。


「…………疲れたぁ……」


ケイゴは、座禅で、空を見上げながら呟く。


「……星って、この異世界にもちゃんとあって……とても綺麗なんだよな……」


ケイゴの周辺は、あまり明るくは無いので、星が綺麗に見れた。


「……星が欲しい……なんてな?」


ケイゴは、面白くも無いのに、ニヤッとした。


「……俺……初めてだからさ……言えないはずなんだよ……あんな事……」


ケイゴは、ずっと空を見ている。


「……だってそうだろ? 俺は、人と関わる事が苦手で嫌なんだから……どうせ、俺といたって楽しいなんて思えないだろ? 話しかけても曖昧な返事しかしないし……アニメや漫画の話だって、俺は……ほとんどすぐ忘れちゃうんだぜ? 思い出せたり、知っていた事でも、話すの苦手だから言えないし……」


「……こんな俺が……パーティ組もうなんて……本当……おこがましいよ……」


ケイゴの目が潤む。


「……俺は男だ……でも……デブスなんだ……弱いし、すぐ泣くし……頭わりーし……


俺じゃダメなんだよ……イケメンじゃなきゃ……そうだろ? 絶対そうだろ……ね? 盾師匠……」


ケイゴの目から涙が流れた。


「……なんでイケメンがあそこにいないんだ……彼女を救ってよ! なんでいないんだよ……こういう時、救い出すのはカッコいい人だろ? 俺じゃ無理だから……」


ケイゴは、下を向く。


「……俺……だからいけないんだろ?


……俺……初めてだったんだよ? 告白……別に好きって意味のやつじゃ無いけど……確かに嫌いじゃ無いけど……それでも……


……女性を誘うの……」


ケイゴは、袖で涙を拭う。


「……はぁ……告白なんて一生する事ないと思ってたんだけどね?」


ケイゴは、顔を上げ、悲しげに笑む。


「…………明日、会う時どうしよう……明日は行かないでいいかなぁ……気まずくなっちゃったし……よくアニメとかでも、告白失敗した後の感じ見てたし……きっと同じなんだろう……」


ケイゴは、昔見た、アニメのそのシーンを思い出していた。


「……パーティに誘えなかったから、俺は、彼女を見捨てるのかよ……なんて、ひでぇ〜奴なんだよ……」




弱い事は、悪いことではないわ……何故なら、勝てないかも知れないと思えるという事は……負けそうになった時、逃げる選択肢を選べるから……



……逃げる……選択肢……



……守るか……逃げるかをね?





「……守るか……逃げる……


……俺は……逃げたい……だって、守りたいから、パーティに誘ったのに……断られたんだよ?」


ケイゴは、眉間にしわを寄せる。





……私は、最強の盾士を目指していた……ずっと昔に……ケイゴ、貴方はどんな盾士になりたい?



……大切な人達を守れる盾士に……それだけです




「…………」


ケイゴは、頭をぐしゃぐしゃと、かく。


「……くそ! どうしたらいいんだよ……そりゃ〜言ったよ? 守りたいって……でも……ぬぁぁぁ〜!! もうどうしたらいいんだよ……」


ケイゴは、頭を壁に軽くぶつける。


すると……















「……俺らにタプを渡せばいいんだよ♪」


「……えっ?……………そん……な……」


ケイゴは、声のした方を向くとそこには……


デブ、ガタイ男そして……ナイフ男が、笑ってそう言っていた。

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