盾士ルタの冒険……ルタの実力……
「……歩くよりやっぱり <| ジュークル |> ですね」
ルタは、ミトクス周辺の森を……ぶっ飛んでいた。
木の幹を蹴り地面につく事なく高速で移動していく。
「……最強の盾士は、ジュークルを極める事から始める……そうでしたね、お爺様……」
ルタは、微笑んだ。
「……孫よ……聞くのだ……」
「……はい! お爺様」
「……ワシがなぜ最強の盾士になれたと思う?」
「……魔族阻止進行戦争の時に、お爺様は、魔族の中でも強い、魔強者の一人……強打のローバルを打ち破ったからです!! その時の勇姿は、凄かったと聞きました!!」
「……ダァッハッハッ♪ そうじゃ♪ あやつとの戦いは、死闘じゃったの〜」
「……あ……また聞きたくなりました……お爺様! 後でまた聞かせてもらっても良いですか?♪」
「……またかの〜孫よ……自分の過去の栄光を語るのはなかなか恥ずかしいんじゃが……」
お爺様は、人差し指で頬をかく。
「……お願いします! お願いします!」
ルタは、こういう時に確実にお爺様を頷かせる事……抱きついて上目遣いを使った。
「……しょ、しょうがないの〜」
最強の盾士は、一瞬で負けた。
「……ありがとうございます♪」
ルタは、微笑む。
「……話が逸れたの……なぜ最強の盾士になれたか、確かに魔強者の一人を倒したのもあるが……盾士には攻撃手段がほとんどないのはわかるじゃろ?」
お爺様は、照れ顔から真剣な顔になるとそう言う。
「はい、盾士は守る事が全てですから、攻撃手段がありません」
「……攻撃手段がない盾士がなぜ魔族でも最強の一人を倒せたか、それは……
ジュークルじゃ……」
「……ジュークル……盾士が最初に覚えるスキルですが……」
ルタは、首を傾げる。
「ジュークルをただの突進として使っている奴は、盾士として3流じゃな」
「……どうしてジュークルなんですか?」
「それはな……盾士は重く、遅いからとにかく弱いんじゃ……例え防御が強かろうといずれ負ける。
じゃが! ジュークルは、盾士の最高の移動手段じゃ、これに気付いた時ワシは、嬉しかったの〜……このスキルの特徴は、高速にぶっ飛んで突進なんじゃが、速さはステータスの速度が早ければ早いほど速度が上がる」
「……速度が早ければ早いほど……」
「……このスキルは……重かろうがなんだろうが、同じ速度……どんなに重い鎧を着てもすっぱだかの時と速さは変わらんのじゃ……ここが、このスキルの一番の特徴じゃ」
「……そ、そんな事って……おかしいですよ! 重くても同じ速度なんておかしいです!」
ルタは、目を見開き驚く。
「……覚えておくんじゃ……スキルには秘めた力があるとな……誰がどうスキルを開発したか知らんが、スキルには……穴がある」
「……穴ですか?」
「……最強の称号を持つ者たちは、だいたいこのスキルのように、穴を見つけてきた者じゃ……ワシはこのジュークルだけで最強になれたんじゃからな……ダァッハッハッ♪ 」
「……お爺様……凄いです♪」
「……そうじゃろ♪ そうじゃろ〜♪ お主には、このジュークルを使いこなしてもらうぞ? そうしなきゃ最強の盾士にはなれんからの……現最強の盾士……ジェッスに勝てんじゃろうからな」
「……ジェッス様は、単独でドラゴンを倒した事で最強になられたお方……私……勝てるのでしょうか……」
ルタは、肩を落としそう言った。
「……孫よ……聞くのだ……」
「……はい……」
「……ワシが最強の盾士と言われる前までは、最強の盾士になるのは、頑丈夫を持っているだけでよかったんじゃ。
お主は、持っていないが……だからなんじゃと言うんじゃ?」
「……お爺様……」
「女性で、初の最強の盾士になるんじゃろ? ジェッスは、ワシが教えた最初の弟子……あやつは、ジュークルを極めてそれで満足してる奴じゃ、お主にはまだまだ時間がある、上を目指すのじゃ……ワシが発見できなかったスキルの友好的な使い方や、盾士の戦い方を探すのじゃ……
……最強に楯突くのじゃ!」
「……はい! お爺様!」
「……ジュークルを極めるだけじゃなく、私の戦い方を見つけていく……最強に楯突くために!」
ルタは、ドロボーの集団を見つけそこに突っ込んでいった。
「……はぁーーーー!!」
ルタは、次々とドロボーを倒して行った。
「……私が見つけた獲物を横取りするなんて……でも、あの子……
……強すぎじゃない!!」
ルタの戦闘を木の陰から誰かが見ていた。
ルタの冒険を書く事でわかった事は……
戦闘を書くの苦手だなと思い……そして……
ケイゴ弱すぎね? あれ? これからやっていけるか心配なんですけど……となった作者です。




