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影の勇者の再冒険 ~~Re-Tale of the Brave~~  作者: ヒマジン
第51章 千年王国クーデター編

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第948話 その後の顛末・2

 クーデターの成功が全世界を駆け巡る少し前。カイト達はがレインガルドへと到着していた。そうして彼はとりあえずシャーナの庇護を己の師である武蔵に求める事にする。


「そうか・・・辛かったのう。良い。儂がここでの安全を保証しよう。これの交渉が終わるまで、この街でゆるりと休むが良い。ここは中立。大大老とやらも手出しは出来まい。まぁ、これの交渉の技術は秀でておる。良いように取り成してくれるじゃろう」

「ありがとうございます」


 事情を聞いた後。武蔵はシャーナに対してその身の安全を保証すると共に、街への滞在の許可を下ろした。というわけでカイトは一時的に彼女らへと己の屋敷を貸す事にすると、マクダウェル領から即座にミースを呼び寄せた。理由は彼女の職業を考えれば、すぐに分かる事だろう。親しい者を失い、喩え承知の上とは言え故国を追われたのだ。フォローは必須だった。


「彼女らのカウンセリングを頼む」

「ええ」


 カイトの依頼を受けて、ミースは即座に国を追われたシャーナ達のカウンセリングを開始する。その一方、カイトは一人武蔵の所へとやってきていた。


「ふむ・・・地下の遺跡に入りたいとな?」

「はい・・・少し、修行のやり直しをしたく」

「ほっ・・・何があったかは聞かぬが・・・よほど堪えたか」


 カイトの申し出を受けて、武蔵は何があったのかのおおよそを理解する。そもそもシャーナの横に過日見た従者が居なかったのだ。おおよそは予想出来ていた事だった。そして、であれば彼は答えを決めた。


「よかろう。儂が直々に見てやろう・・・付いて来い」

「ありがとうございます」


 武蔵が立ち上がったのを受けて、カイトも立ち上がって歩き始める。そうして向かった先は、レインガルド地下にあるレガドの最下層のボス部屋だ。すでにレガドには申し出てボスの機能は停止しており、ただ24時になれば修繕されるだけの部屋となっていた。なので今は彼らの体の良い修練場と化していた。


「さて・・・では久しぶりに試合をしてみるかのう」

「お願いします」


 両者は一度ある程度の距離まで離れると、一礼する。構えはせず、刀は納刀したままだ。


「さて・・・では、まず何時も通り型稽古から行くとするかのう」

「はい」

「では、ゆくぞ」


 武蔵の言葉と同時に、二人は地面を蹴る。まぁ、型稽古と言っても実戦的に行うつもりだ。なので実際には、何をやるかお互いに理解しつつ、という所だろう。


「まずは、地の巻じゃ」


 武蔵の言葉に合わせて、二人が同時に消える。<<縮地(しゅくち)>>を使ったのだ。と、どうやら<<縮地(しゅくち)>>に関して言えばカイトの方が圧倒的に速くなっていたらしい。かなり武蔵の側で激突が起こった。


「む・・・相当な速力になっとったか・・・はぁ!」

「っ」


 大太刀同士でぶつかりあった両者だが、武蔵が裂帛の気合と共に力を込めてカイトを吹き飛ばす。それに、カイトは地面と水平に虚空に足を掛けて姿勢を整えた。そしてその頃には武蔵は迎撃の用意を整えていた。


「征くぞ。<<蒼天一流(そうてんいちりゅう)>>・・・<<剛力招来(ごうりきしょうらい)>>!」


 どんっ、と地響きが起こるぐらいに武蔵が足を地面に突き立てて、しっかりと腰を下ろす。そして更に、彼は大剣を取り出して構えた。すると彼の魔力の高まりに合わせて、大地が鳴動する。


「大地よ、我に力を・・・奥義・地の巻・・・<<温羅の太刀(らうのたち)>>!」


 武蔵が雄叫びと共に、大斬撃を放つ。これが、彼の流派の奥義の一つ。<<温羅の太刀(らうのたち)>>だ。それは持てる全ての力を使う一撃必殺の攻撃で彼の奥義の中では、おそらく最大の威力を誇るだろう攻撃だった。

 温羅とは日本最古の鬼として伝えられており、桃太郎伝説の鬼のモデルとなったとされている鬼だった。彼は怪力無双や空を飛べたなど様々な逸話で知られ、彼は奥義の一つを彼の怪力無双である点に例えて名付けたのであった。それに対して、カイトは武蔵が力を溜めた時点で上へと駆け抜けて、同じく大剣を構えていた。


「奥義・空の巻・・・<<空破大裂斬(くうはだいれつざん)>>! おぉおおおお!」


 大剣を大上段に構えたカイトは、魔力を溜めた状態で上空から一気に急降下する。こちらもまた、武蔵の奥義の中では最大の威力を誇る攻撃の一つだ。とはいえ、それは<<温羅の太刀(らうのたち)>>には劣る。

 とはいえ、その一番の差は発動速度と硬直時間。僅かに出遅れたカイトは発動速度で勝る技を使い、更にそこに落下速度を加える事で威力の低さを補おうというつもりだったのである。


「おぉおおお!」

「ぬぅうん!」


 落下してくるカイトに対して、武蔵は袈裟懸けに切り上げる様にして迎撃を行う。そうして、お互いに大剣に宿した魔力が斬撃となり、対消滅を起こした。


「ぬ!」

「はぁ!」


 対消滅を起こした直後。カイトは地面に着地して、そのまま身を屈めて全身のバネを使用して逆袈裟懸けに大太刀を抜き放つ。それに、武蔵が僅かに口角を上げた。

 両者の違いは技後の硬直時間だ。カイトは落下までの僅かな間を硬直するだけに対して、武蔵は全力を放った反動で切り上げた姿勢という脇腹ががら空きの状態で硬直することになったのである。とはいえ、そのまま為す術がない武蔵ではない。カイトの師だ。この程度では迷わない。


「ほらよっと」


 武蔵は笑いながら、その手に握っていた大剣を手放した。すると当然だが大剣は地面へと落下していく。そうして大剣を盾に彼はカイトの斬撃を防ぐと、そのまま大剣の影で武器を持ち替えた。そんな彼が次に取り出したのは、槍だ。


「次は、風の巻じゃ」

「っ!」


 カイトは武蔵が大剣の裏で槍を取り出したのを察すると、今度は先程武蔵がやったのと同じ様に地面に根を張るイメージでしっかりと腰を据えた。


「<<剛力招来(ごうりきしょうらい)>>」

「奥義・風の巻・・・<<疾風迅雷(しっぷうじんらい)>>!」


 カイトがしっかりと腰を据えると同時に、武蔵が紫電の勢いでカイトへと肉薄して、槍を突き出した。それを、カイトはしっかりと見据えて、穂先を避けて槍の柄をしっかりと両手でひっつかんだ。


「おぉおおおお!」

「ぬぅうううう!」


 二人が一時、槍を介して力の競り合いを行う。が、これは武蔵とて己が不利とわかっているので、即座に体力の消耗を避ける為に力を抜いてカイトに押し負ける事を選択した。


「おぉおおお!」

「やりおる。ここで真正面からの迎撃を選択しおったか」


 カイトに槍ごと持ち上げられて、武蔵が賞賛を送る。単純な剣技ならば負けないと自負しているし負けないが、どうにもこういった全てを含めての戦闘になるとカイトの方が上回っていた。

 こればかりは適正の問題だ。剣技に特化している武蔵に対して、カイトはどれかに秀でていないかわりに全ての切り替えを適切に行える。秀でていないが故に、こだわる必要がないのだ。


「らぁあああ!」

「ふんっ!」


 カイトによって勢い良く放り投げられた武蔵だが、即座に虚空を蹴って停止する。そうして、武蔵は笑いながら明言した。


「迷いがあるとかでは、無いようじゃな」

「ええ。迷いは無いです」

「そりゃ、良かった。帰って来た時のお主は些か目に余る程に落ち込んでおったからのう」


 カイトの返答は何時もの彼と同じ調子だ。そして彼とて師の前でそれを偽るつもりもないし、さらに言えば武蔵程の剣豪相手に切っ先の迷いを悟られないとも思っていない。


「ふむ・・・であれば、大方何かを決めた、というわけじゃな? その覚悟を固めたい。それに尽きよう。儂の所に来るまでにしばし時間があったしのう」

「そんな所です」

「ならば、よかろ。儂は敢えて何も言いはせん。師の胸を借りる気で来い」

「ありがとうございます」


 カイトは武蔵の好意に甘える事にする。聞かれた所で答えられない。ただ、決意を固める為にここで修行をしていただけだ。そうして僅かに会話で間が空いてしまったので、武蔵は虚空に掛けていた足を地面に下ろした。


「うむ・・・っと。では、一度仕切り直しをするとするかのう」

「はい」


 一時的に戦闘は中断してしまった。なので一度両者は仕切り直し、という事で再び距離を離す。そうして、この日は遺跡の強制退出が始まるまで、二人はただひたすら武芸を交え合う事にするのだった。




 明けて、翌日。カイトは流石に公爵邸に泊まるわけにはいかなかったので、武蔵の家で朝餉をごちそうになっていた。いたわけなのだが、そこには平然とユリィも同席していた。


「いっただっきまーす」

「いや、何故平然とお前が居る」

「んぐ?」


 卵焼きを頬張ったユリィはカイトの言葉に小首を傾げる。と、カイトに対して、武蔵が味噌汁片手に教えてくれた。


「おぉ、おチビなら今朝方唐突に現れおってのう。ミトラと談笑しとったぞ?」

「ああ、朝気付いたら普通にアニエスの顔を覗いてたわよー」

「ずずっ・・・そいうことー」


 宮本夫婦の言葉を引き継いで、ユリィが味噌汁を啜りながら頷いた。彼女の朝ごはんも用意されていた所を見ると、朝食の用意が始まるよりも前に来ていた事は確かなのだろう。


「何しに?」

「交渉の補佐・・・皇城から昨日の夜の時点でウチに交渉への参加の依頼入ったからねー。カイト居るなら私行かないと格好が付かないじゃん。相棒なんだから」

「まぁ、そりゃそうか・・・」


 カイトもユリィから言われて、確かにそれはそうだ、と思ったらしい。ちなみに、この数時間後に冒険部の騒動になる。と、そんな雑談をしながら何時も通りといえば何時も通りな朝食が行われて、カイト達はとりあえずここからは二人で行動する事にする。


「で、結局何時も通り、と」

「なんだよねー」


 武蔵はヤマトと共に朝稽古を行う門弟達の監督。アニラはミトラと共にアニエスを連れて今日は巫女としての活動があるらしい。というわけで、カイトとユリィはお留守番だった。


「そう言えば、カイト。稽古は良いの?」

「昨日結構根詰めたからな」


 カイトは笑う。当たり前だが修行をぶっ続けでやった所で効果は薄い。なのでカイトは夜遅くまで修行をした時には、朝練はしない様にしていた。身体を休めるのもまた稽古。武蔵や旭姫からそう言われていた。


「んー・・・じゃあ、旭姫の所行く?」

「流石にまだ早いな・・・あ、後でシャーナ様の所行くから」

「どして?」

「シャリク殿に頼まれてな。時々訪ねてやってくれって・・・それにまぁ、一応保護を頼まれてるからな。当主としちゃ、顔見せはせにゃならんでしょ」

「あー・・・」


 カイトの言葉は道理だ。なのでユリィも頷いていた。と、そこで彼女が何かを思い出した様にぽむ、と手を叩いた。


「あ、そだ。後千年王国の続報、入ったよ」

「どうなったんだ?」

「とりあえず、シャリクって人が王位に就いたって・・・いうのは必要無いよね?」

「そりゃ、オレはその横に居たからな・・・で?」


 ユリィの言葉は改めて言われるまでもない事なので、カイトは先を促す事にする。


「うん・・・えっと、で、その後王都の混乱が鎮圧された後に、改めて演説を行って、千年王国・・・神聖王国ラエリアの国体を大きく変える事を宣言したよ」

「そうだろうな。今のままだとあまりに王の権力が弱すぎる」

「うん。元々指摘されてた事だったからね・・・で、それに伴って名前も神聖帝国ラエリアへと変えて、帝政国家に変えたって。とはいえ、神聖王国の基盤とかは引き継ぐから、政治体系やらそこらの大規模な変更は見送るってさ。勿論そうなるから、初代帝王になるだけで今までの王族も尊重するって。勿論、悪いことやってた奴らは粛清委員会で粛清するけど、って但し書きが付くけどね」

「そうか・・・」


 シャリクの決断にカイトは微笑み頷いた。これがそもそも考えていた事なのかそれともシャーナの決断を見て変わった事なのかはわからないが、少なくとも悪い決断とは思えなかった。


「でもまぁ、当分は軍政に近い形にはなるんじゃいないかな。なにせあそこは国の政治が政治だったから、ね。議会は当分解散。当分は帝城が中心となって政治を行う事になるかな。一応、目安としては3年後を目処に議会を再開するって」

「だろうな」


 議会と貴族で一番腐敗していたのが元老院と大大老なのであって、他もそれ相応には腐敗している。およそ1500年程の膿だ。出し切るには、それ相応の時間は必要だろう。


「で、今他はどうなっているんだ?」

「うーん・・・とりあえず、王都の方は今犠牲者の確認の真っ最中。でも混乱は殆ど無いって。民衆が蜂起したのが大きくて、兵士達も流石に手を出せなかったって。一部兵士達が彼らの演説に心を動かされて蜂起に賛同した事も大きかったらしいよ」

「そうか・・・ということは、王都は予想より被害は少なかった、という所か」

「うん。で、国内の方だけど北部は元々シャリク帝の影響力が強かったから全面的に賛同を示してて、抵抗勢力はあまり無いね。逆に抵抗が激しいのは、生き延びた元老院と大大老が集まってる南部かな」

「奴らは今どうしてる?」

「南部のラエリア第三の都市『ラクリッツ』に集結して、兵を集めてるらしいね」


 カイトは千年王国改め神聖帝国ラエリアの地図を頭に思い描く。大体帝都ラエリアは大陸の中心に位置している。ここから北へ行った所に、シャリクの元いたヴェルフ基地があったわけだ。彼の基地は北部の中心的な基地で、北部軍の総司令部の役割も担っていた。

 とはいえ、ここらは北部の積雪地域が多く、経済的に有名な所はあまりない。強いて有名な所で言えば管轄内に冒険者達の総本山である冒険者ユニオン協会の本部があるぐらいだろう。なので有名な冒険者が比較的多いぐらいだ。勿論、バルフレアらも常にはそこで暮らしている。

 一方、南部は比較的穀倉地帯が多く、経済的にも豊かな地域は多い。今回挙げられた『ラクリッツ』もその一つだ。南部方面軍の総司令部が併設されている街で、豊か故に腐敗もかなり食い込んでいると言える。大大老や元老院が逃げ込むにはベストな選択だろう。とはいえ、それだけでは足りないはずだ。


「で、奴らは誰を神輿にするつもりだ?」

「一応、シャリク帝の即位をシャーナ元女王へのクーデターと追放であるとして無効として、シャマナって王女を担ぎ上げる事にしたみたいだね」

「シャマナか・・・聞いたな」


 確かシャーナの後継者として見込まれていた相手だったはずだ。気弱な少女だ、と叙勲式までの間の雑談でシャーナが語っていた事をカイトは思い出した。案の定、彼女を担ぎ上げたのだろう。そうして、カイトの言葉に頷いてユリィは更に続けた。


「ふーん・・・あ、それで東西は今は様子見、かな。と言うか揉めてるっていうのが正直な所っぽい」

「西部は・・・穀倉地帯と放牧地が多いエリアか。腐敗は比較的薄かったか」

「うん。特に西部はユニオンの本部も近いしね」

「バルフレアの奴も腐敗とかとは無縁だしなー」

「しかも補佐はあのレヴィだしねー」


 二人はそりゃ無理だろう、と笑い合う。一応ユニオンの本部は管轄としてはシャリクが治めていた北部にあるわけであるが、かなり西部に近い位置に位置しているのである。

 そういった関係で西部の北側もかなりバルフレア達の反腐敗活動――と言う名のムカつくのでぶっ飛ばす活動――の影響が出ており、千年王国にしてはかなり腐敗が無い政治体系になっていた。そう言う意味で言えば、西部はかなりシャリクと政治的には相性が良い。


「で、逆にそうなると東部は結構大揉めか」

「うん。多分一番治安が悪化してるのここかな。山岳地帯と鉱山が多いから軍事的には重要だけど・・・それ故腐敗しまくりだからね。多分、シャリク帝が軍を進めて鎮圧、南部の残党派が妨害が流れになると思う」

「ということは・・・当分は北部と南部で睨み合いやって、東部と西部の動き次第、か」

「後は、バルフレア達次第だね」

「だろうな」


 カイトはユリィの意見に同意する。バルフレアというか彼と彼の率いるユニオンはそれだけで強大な戦力だ。どちらに与するか次第で、戦局は一気に傾く。

 とはいえ、これは予想がし易い。彼らは歴史的にも相性的にも方針はシャリクと似ている。手を結ぶのは容易だろう。後は何時彼らが動くか、だけだ。こちらは様々なギルドがある関係でまだしばらくは動かないというか、動けない。調整が必要だ。と、そうして彼らの話題が出たからか、カイトがふと気付いた。


「あー・・・となると、下手したらバルフレアかレヴィから呼び出しあっかなー」

「あー・・・双子大陸から挟撃仕掛けてくれ、はあり得るかもねー」

「無視る?」

「無視ろ」

「おーし、けってー」

「けってー」


 二人は軽い調子でもし呼び出しがあった場合の対処を決める。基本的に彼とバルフレアは対等だ。無視しても大丈夫である。まぁ、勿論冒険部がある以上彼もカイトとユリィは駆り出さないだろう。単に一応言っただけだ。

 と、そんなふうに一度軽い調子になれば、後は巫山戯合うのがこの二人だ。この後二人は少しの間じゃれ合って、適度にシャーナの所に顔を出して交渉に参加して、彼女ら亡命してきた者達と共にマクスウェルへと帰還することになるのだった。

 お読み頂きありがとうございました。次回でクーデター編はラストです。

 次回予告:第949話『その後の顛末・3』

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[気になる点] カイトは笑う。当たり前だが修行をぶっ続けでやった所で効果は薄い。なのでカイトは夜遅くまで修行をした時には、朝練はしない様にしていた。身体を休めるのもまた稽古。武蔵や旭日からそう言われて…
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